耄碌妄想日記 No.94 | 楓坂四駒堂

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宝石赤

 

坂四駒堂」

曜版でおます。

 

♪春よ~ まだ見ぬ春

迷い立ち止まるとき~

夢を~くれし 君の

眼差しが肩を抱く~

 

※詞・松任谷由実

 

弥生三月です…。

新たな旅立ちの季節

時に迷えば

立ち止まってみる

急がず、もう一度足元を見据え…

 

ともあれ

春は名のみ…

 

季節の変わり目

どうぞみなさん、体調にはお気をつけて…

 

手代・彦六 拝

赤薔薇

 

ああ!忘れそう!

曜版のクイズの答

「福原遥」「松岡茉優」「新川優愛」

この3人のお嬢さんの共通点…

おっちゃんと同じ

左利きです!

ああ!しょーもな!

ドクロ

 

 

 

では「ちゃん」と「ちゃん」の

揃い踏み

ああ、「かおりちゃん」

あんまり出てきませんが…

叫び

 

 

起承転結に

なってまへんがな!

ドクロ

 

ともかく、来月に続く…

忘れちゃ嫌よ!

キスマーク

 

 

 

 

「黄金の日々」

~ドラマ黄金時代の女神たち

 

最終章 

桃井かおり 

その21

 

サスペンス篇Ⅰ

 

 「日テレ」「火曜サスペンス劇場」「桃井かおり」作品を取り上げてみます。

 

 1980年代から2000年代の午後9時からのプライムタイム。

 先駆けだった「テレ朝」「土曜ワイド劇場(1977~2017)

 そして「日テレ」「火曜サスペンス劇場(1981~2005)

 この二つの2時間サスペンスドラマ枠がありましたよね。

 

 今回は「火曜サスペンス劇場」について…

 

 「日テレ」のサスペンスドラマ枠…

 この「火サス」のおそらく元になったであろう「火曜日の女」シリーズというのがありました。

 1969~1973年頃…午後9時あるいは10時くらいからのこちらは1時間枠でした。

 やがて放送日が変わり、1973年からは「土曜日の女」シリーズとなる訳ですが…。

 

 ええー…また少し「桃井かおり」を放置してしまいますが 叫び

 この「火曜日の女」シリーズについて…

 

 多くは国内外のサスペンス小説を素材にした作品

 海外の推理小説にハマった頃でもあったので、欠かさず観てました。

 ひとつの作品が6話ほどで完結するスタイルだったと思います。

 

 「犬神家の一族(横溝正史)の最初のドラマ化はこの枠で…。

 「佐々木守」の脚本は原作とは大きく設定を変えているため、「金田一耕助」は登場しなかった筈です。

 

 心配なんで少し調べてみましたが、ヒロインは原作で言えば「野々宮珠代」

 ここでは「酒井和歌子」ドキドキが演じています。

 ちなみに2006年の映画(東宝)…「金田一」は「石坂浩二」

 「市川崑」監督の遺作となった作品ですが、「野々宮珠代」「松嶋菜々子」ドキドキでしたね。

 「火曜日の女」シリーズ「横溝正史」原作「佐々木守」脚本では他に「悪魔の手毬唄(主演范文雀)」「三つ首塔(主演島田陽子)」があります…。

 二人とも、亡くなってしまいましたね汗…半世紀前のドラマです…。

 

 これら作品に限らず、「火曜日の女」と銘打っている通り、当時の人気実力女優が次々に主演を務めました。

 「加賀まりこ」「星由里子」「十朱幸代」「松原智恵子」「市原悦子」「京マチ子」「三田佳子」「香山美子」等々といった顔ぶれ。

 

 ここで余談になってしまいますが…

 「脚本家・佐々木守について…。

 

 60年代のドラマ創成期から、私が最も好きだったラブラブ脚本家の一人…。

 伝説の刑事ドラマ「七人の刑事(1961~・TBS)

 

 その作品群の中で、演出「和田勉」と組んだ…ヒット曲をモチーフにした作品

 1965年「草野大悟」主演「時には母のない子のように」

 1967年「寺田農」「吉田日出子」主演の「ふたりだけの銀座」

 何て言うか…私にドラマのおもしろさを教えてくれた作品でした。ラブラブ

 

 そして「佐々木守」と言えば「脱・ドラマ」ビックリマーク

 これも伝説の「お荷物小荷物(1970~)…「ABC(朝日放送)」制作で「TBS」系放送というねじれ時代。

 アバンギャルドで過激なドラマ…生放送あり。

 「河原崎長一郎」「浜田光夫」「林隆三」「渡辺篤史」「佐々木剛」の5人兄弟と絡む

 「運送店」のお手伝い「田の中菊(中山千夏)がヒロイン。

 ともかく破天荒におもしろくて…。目がハート

 

 そして…同じ年「週刊少年サンデー」で始まった野球漫画「男どアホウ甲子園」

 このストーリー作りに協力したのが、ドラマ「柔道一直線」の脚本を担当していた「佐々木守」

 野球狂「水島新司」と野球に疎い「佐々木守」

 この異色のコンビによる5年間の連載‥。

 この作品こそが「水島新司」の野球漫画の第一人者としての基盤を築いたのですから「縁」っておもしろいです。

 

 「火曜日の女」シリーズ

 今も忘れられない傑作があります…。

 主演は私が恋焦がれていた「加藤治子」ドキドキドキドキ

 実はこれも「佐々木守」オリジナル脚本。

 1972年「あの子が死んだ朝」…全6話。

 

 マリファナ絡みで、暴力団に追われた不良グループの6人の少年たち(内、ひとりは少女)。

 そのひとり(水谷豊)の家に逃げ込み、たてこもります。

 父親(高橋昌也)は出張で留守…家には母親(加藤治子)ひとり…

 この逃走劇の巻き添えで新聞配達の少年が死亡。ドクロ

 そのため警察も動き出し…。

 殺したのは我が子かも…不安がよぎる母親…

 しかし、この状況は如何ともしがたく…あせる

 

 「水谷豊」…二十歳くらい?

 「萩原健一」との、あの「傷だらけの天使」の2年くらい前です。

 

 絶体絶命の緊迫感の中、この閉塞感に耐えかねてひとりの少年が逃げ出し、暴力団に殺されます…

 若き日の「火野正平」…23くらいかな。

 

 うまいんですよね…「佐々木守」ってこういう作品も…。

 

 「加藤治子」、40半ばくらいだと思います。

 もう何でもいいです…いくつでも…素敵です。ラブラブ

 このドラマで夫役だった「高橋昌也」とはこの当時、まだ実の夫婦…。

 

 どうでもいい話ですが、離婚したのはこの直後くらい…

 離婚するかな!「加藤治子」と!…まったくぅ!叫び

 

 このドラマも何とかもう一度、観たいんですけどね…

 

 そして…その約10年後、「火曜サスペンス劇場」がスタートします。

 

 何だか「佐々木守」の巻…みたいになりましたが…

 「桃井かおり」登場まであと少し…

 

 以下次週!ですよ、おとうさん!汗うさぎ

 

 

 

 

 

 70年代の漫画雑誌から本日引っ張り出してきたのは…

 「平凡パンチ」1976年の増刊号。

 

 えー…劇画・漫画ブーム…つまり劇画・漫画雑誌の出版ブーム。本

 いずれ紹介しますが、通常「漫画雑誌」を刊行していないような出版社…

 あるいは新聞社までもが、こうした週刊誌の増刊という形で「漫画雑誌」を出版していた頃です。

 

 つまり、時代の波…漫画・劇画は出せば売れるという時代…なら作らねば…

 そりゃ、この漫画誌出版バブル…乗り遅れる訳には行かない…と、こういう訳です。

 

 今は亡き「平凡パンチ」

 少し長くなりますが、触れておきますね。

 

 版元は「平凡出版」…現在の「マガジンハウス」

 1964年創刊1964年と言えば東京オリンピック、そして「ガロ」が創刊した年。

 ファッション・情報・風俗・グラビアなど若い男性をターゲットにした週刊誌。

 

 これに対抗して1966年に登場したのが「集英社」「週刊プレイボーイ」

 

 多少の色合いの違いはあるものの、基本はぶっちゃけセクシーグラビアが売りの男性雑誌…ドキドキ

 この2誌のライバル関係は1988年「平凡パンチ」休刊まで続きます。

 

 当時私ら高校生…内外の美女たちのセクシーショット、ヌードグラビアの洗礼を受けながら大人になっていった訳ですね‥。

 とは言え、両誌とも人気作家による連載漫画もあり…ま、漫画もヌードも楽しめるラブラブ、まさに一粒で二度おいしい雑誌でしたね…う~ん。目がハート

 こっそり学校に持ってくれば、たちまち勇者でした。

 

 「プレイボーイ」の方だったかな…

 「風吹ジュン」のセクシーグラビア、デイヴィット・ハミルトン」とかのやつ、よう見ましたで、おっちゃんも…。クラッカー

 

 更に余談になりますが、この「平凡出版(現・マガジンハウス)」「集英社」の宿命とも言える対決。

 

 遡れば「月刊平凡(1945~1987)」vs「月刊明星(1952~)の時代から…

 ※後には「週刊平凡」vs「週刊明星」

 更に「an・an」vs「non・no

 たいがい、先行した「平凡出版」が負けてしまいます…う~ん。叫び

 

 「月刊平凡」はいわゆる「芸能雑誌」ですね。

 表紙やグラビアはスターの人気のバロメータ。

 

 「平凡」だったか「明星」だったか…

 「吉永小百合」のグラビア…純白のワンピースの水着姿キラキラキラキラ

 あの女神のお姿がいまだに瞼の裏にちらついて…ラブ

 取ってきゃよかったなあ…あ~あ。

 

 中学生の頃、どちらをという訳でもなく、時々買ってました。

 お目当ては両誌についていた別冊付録…「歌本」音譜ですね。

 

 小さくてやたら厚い歌本…。

 「明星」の方はたしか「YOUNG SONG」音譜とか言ってました。

 

 当初、ギターコードなどほとんどありませんでしたが、これで随分、歌を憶えました。

 歌詞を読みこむということを、この頃からやってましたね。

 

 さて…「平凡パンチ」に戻ります。

 

 当時の連載漫画…ギャグ漫画が多かったような…

 

 憶えてますか?おとうさん!

 黒鉄ヒロシ「ぽこちん共和国」とか

 はらたいら「ギッコンバッコン物語」…両先生、開き直ってます!

 

 すいません…記憶がなかなか蘇りませんが…ぐすん

 モンキー・パンチ「逆イソップ物語」

 ジョージ秋山「日本列島蝦蟇蛙」とか…

 笠太郎「喧嘩道」はいつ頃だったのか…?

 

 これは、もう少し前だった気がしますが、「上村一夫」「週プレ」「修羅雪姫(小池一夫)をやる以前、盟友「阿久悠」と組んだ「ジョンとヨーコ」など…見開き2ページかせいぜい4ページ?のショートショート…。

 

 さて…漫画・劇画ブームに乗っての、この増刊号…

 お判りでしょうが…こうした時期ですから人気大物作家は各社で奪い合い…

 漫画雑誌を常時出版していない「平凡出版」ですから、なかなかラインアップを組むのも苦労したと思います。

 

 そういう訳で、この布陣…ややマニアックな感じがしないでもありません。

 もちろん気鋭の人気作家たちですが…

 ちょっと列挙してみますね…

 

 巻頭が人気の「上村一夫」「本朝立志伝 葛西舟がゆく(原作・北村章二)」

 江戸のユニークな人物伝ですね…。

 

 この増刊…一応、季刊誌で連載作品もありました。

 「長谷川法世」…「バベルの遺言」

 ※「博多っ子純情(週刊漫画アクション・双葉社)」が始まった頃ですね。

 

 「ほんまりう」…「わが町(原作・滝沢解

 明大漫研出身…「かわぐちかいじ」の1年後輩。

 

 ※「滝沢解」は70年代の人気原作者

 「女犯坊(ふくしま正美・漫画エロトピア)」

 「姫(川崎美枝子・週刊漫画アクション)」

 「唐獅子警察(かわぐちかいじ・週刊漫画TIMES」等々

 エキセントリックでユニークな作風でした。

 

 そう言えば「あだち充」

 「ああ!青春の甲子園(少女コミック)」「ナイン(少年サンデー増刊)よりも以前…

 あまりに異色な野球漫画「牙戦(週刊少年サンデー)…これも彼の原作でしたね。

 

 この増刊号の連載陣、他には…

 「ちばてつや」のアシスタントの経験もある「政岡としや「浪速悪童伝」

 「政岡としや」

 好きでしたラブラブ…あの熱のこもったペンタッチが生み出す魅力的なキャラ。

 「悪たれ」「狂葬剣記」「叛逆伝説」…そして「ダボシャツの天」

 

 読み切り作品として「臣新蔵」「みやわき心太郎」「福山庸治」「斎藤融」など

 ここらはひじょうに渋い選択…

 

 ギャグは人気の「黒鉄ヒロシ」「谷岡ヤスジ」「吾妻ひでお」

 

 ところで、この表紙のちょっと不気味な?少女の似顔絵…叫び

 「岩崎宏美」なんですが…「及川正道」のイラストです。

 「及川正道」「平凡パンチ」では常連…他はあの「ぴあ」の表紙で有名でしたね。

 

 

 こうした雑誌がいくつも生まれては、やがて消えていった…

 そんな時代でした。クローバー