ご訪問
ありがとうございます。
当ブログの4コマラインナップです。
どうぞみつくろって…
「三方ヶ原の戦い」ということで
ネタバレ必至だわね!
ご想像通りの下ネタでした。
ああ~
お食事中のみなさん
大変申し訳ございません。
次回日曜版
4コマは美しく…?
「マイフェアレディ」
気分を取り直して
桃井さんちのかおりちゃんです。
~ドラマ黄金時代の女神たち
最終章
桃井かおり
その3
脳裏の片隅にセーラー服・長スカート姿のスケバン「桃井かおり」がいるのですが…
前回の「それぞれの秋」の話。
これは妄想、記憶違いということでしょうか?
初々しくもあったのですが、私史上、最もかわいらしい「桃井かおり」でした。
1973年、この「それぞれの秋」とほぼ同時期
「たったひとりの反乱(NHK)」
「丸谷才一」のベストセラー小説のドラマ化作品。
元官僚の主人公「木村功」の再婚相手となる若いモデルが「桃井かおり」。
奔放な、如何にも「桃井かおり」らしい「桃井かおり」
ここから主人公の身の回りに巻き起こる様々な反乱。
この評判の小説をシナリオ化したのが「早坂暁」。
彼とのこの出会いが、その後の「風の昭和日記 はなへんろ」の「静子」に繋がる訳ですが、その話はいずれ改めて…。
「早坂暁」作品への出演は同じ年1973年
金曜時代劇「天下堂々(NHK)」にも…
前に触れた「天下御免」の続編的な風刺時代劇。
時代は「享保」から「天保」…
権力者は「田沼意次」から「水野忠邦・鳥居耀蔵」へ。
この時の主役トリオは前作から一新。
「山口崇」「林隆三」「津坂匡章(秋野大作)」から「篠田三郎」「石橋正次」「柴俊夫」へ。
主人公は前作の「平賀源内」ではなく、架空の人物。
しかし、放送当時の世相、オイルショックによる狂乱物価、トイレットペーパー騒動など、パロディ仕様は相変わらず…ややトーンは変わりましたが…
「桃井かおり」は三人に絡む町娘役だったと思います。
前作の紅さん(中野良子)とはもちろん風味が違いましたが…
やはり「桃井かおり」らしさは全開…
「お桃」の「桃割れ」、似合ってまして…
あまりに印象に残っている出演ドラマが多く
さて、どれを?と悩む訳ですが…
いずれも明確な記憶がある訳でなし…。
映画「青春の蹉跌」の後、ドラマ「傷だらけの天使」のゲスト出演で「萩原健一」との再びの共演を経て、いよいよ「前略おふくろ様」の「恐怖の海ちゃん」へ。
「おにいちゃんー!」と「サブちゃん」を振り回し、困惑させ続けます。
その破壊力たるや…でもたまらなく魅力的…。
「演じるとは、毒を吐くこと。」
…とは、彼女自身の言葉ですが
みんな、その毒にやられてしまいました…心地のいい毒でした。
そして再びの「山田太一」。
これも昭和のドラマ史上に残る名作シリーズ。
NHK土曜ドラマ「男たちの旅路」
「男たちの…」というのが、今思えば気にはなるのですが…
ガードマンという職業を通して見たあの時代の社会。
ともかく「桃井かおり」はレギュラーで紅一点のガードマン。。
役名「島津悦子」…自殺未遂の過去あり…。
「戦争」「戦後」「矛盾」「腐敗」「不公平・不平等」「世代間のギャップ」…
どストレートな社会派ドラマを、極上のエンターテイメントに仕上げた「山田太一」の力量。
主演は「鶴田浩二」…
「世の中、右も左も真っ暗闇…」という戦中派。
そして、共演は。現在、やや偏屈親父になりかけている「杉下右京」の「水谷豊」。
こうした個性派俳優を相手の「桃井かおり」。
自身が一番の個性派なんですけどね。
ま、他にも「柴俊夫」、永遠の青春男「森田健作」もいましたが…
う~ん…まあいいか‥‥。
このドラマにおける自らのポジション・役回りを正確に把握し、それでも女優「桃井かおり」を表現する、したたかな演技力…。
そうは見えそうになくて、実は切ないほど律儀な「桃井かおり」がいます。
それまで見せなかった「桃井かおり」のもうひとつの顔。
彷徨ながらも、抗いながら、傷つきながらも、懸命にこの時代を生きようと…
取り敢えず、前にぶつかっていく…
そんなひとりの女性の生き様を、鮮やかに演じていました。
結構、難しい役柄だったと思います。
1話、1話の中身が圧倒的濃い上に…
たしか…記憶がすこぶる怪しいのですが…
ドラマ最終局面、いろいろぶつかってきた「吉岡司令補(鶴田浩二)」へのほのかな恋心を抱いたまま、不治の病で亡くなってしまう役だったと思います。
もう一度…死ぬ前にちゃ~んと観なおしておかねば…
そう思わせるドラマのひとつ…。
全13作、すべてあるのかな?NHK
感慨にふけりつつ次週へ
「岩谷時子」編Ⅳ
「梓みちよ」が亡くなって…もう3年近く…
急逝って感じでした…享年76才。
今の時代、少し早過ぎますよね…。
「大原麗子」…「飯島愛」…
一世を風靡したこともある女性の孤独死って切な過ぎます。
1963年のファーストアルバム「Michiyo Azusa」
これ、多分持ってました…。
♪ヘイポーラや♪渚のデートが入ってます。
すべてカバーポップス。
♪ヘイポーラの訳詞は「みナみカズみ」…「安井かずみ」ですね。
♪ラストダンスは私に
記憶に間違いがなければ「岩谷時子」訳詞のものではなかったと思います。
よく考えたら怖い歌ですよねえ…
♪ラストダンスは私に
片隅でじっと目を凝らして、彼の一挙手一投足を見つめている女性…
その瞳にはメラメラと嫉妬の炎が!
あれでラストダンスの相手が別の女性だったら、どうなるのやら!!
「梓みちよ」
私、中学生…うれし恥ずかし青春前期…
ファンでした…初めて好きになったアイドル歌手?
どんだけ気が多いんだか?という話ですが…まあね
「梓みちよ」、「桃井かおり」「風吹ジュン」と同じ…
どちらか言えば「タヌキ顔」。
我が「吉永小百合」は「うさぎ顔」なんですけどね…。
わが青春のカチカチ山
あ~あ…何じゃ?それ!
その年1963年♪こんにちは赤ちゃんで大ブレーク。
ほんの少しハスキーがかった、「梓みちよ」の声質。
ほんと好きでした…。
このB面の♪いつもの小道で(永六輔+中村八大)好きでした!
ええー…
唄わんでよし!
私があまり「好き!好き!」ってあほのように口走るので
クラスのある女の子が、見るに見かねて?口封じのために「梓みちよ」のブロマイド、持ってきてくれました。
あれ、ずいぶん長く持ってたけどなあ…。
高校の時も通学定期のパスに入れてました。
その1966年です…
「梓みちよ」が連続ドラマに主演、主題歌も唄います。
ドラマのタイトルは「お嫁さん(フジ)」。
このドラマはシリーズ化され、結局第7シリーズまで、実に4年近く約200回続く人気シリーズに…
「梓みちよ」は初代の「お嫁さん」ということですね。
ドラマの中身はタイトル通り、若いお嫁さんの嫁ぎ先での奮闘記。
核家族の時代ではありません…同居は当たり前
何しろ女偏に「家」ですからね…。
ま、そういう古き良き時代と言っていいやら悪いのやら…
ともかく嫁ぎ先、実家…その家族を中心としたほのぼのとした人間模様。
現実は「ほのぼの」ばかりじゃなかったでしょうけど…ね?
「梓みちよ」の相手役、つまり夫役は「関口宏」。
司会業に専念する以前は俳優、こういう役柄、多かったです。
この第1シリーズのみが「日活」の制作だったんで、「梓みちよ」の実の妹役で「伊藤るり子」が出てました…って、ご存じないですよね?…
「舟木一夫」の日活映画「東京は恋する(1965)」やドラマ「雨の中に消えて(1966・日テレ)」の「伊藤るり子」。
やっぱり、タヌキ顔のとびきりかわいい女優さんでした。
って言っても、もうご記憶の方、ほとんどいないですよねぇ…。
しかし「雨の中に消えて」…
「石坂洋次郎」の原作なんですけど、何でしょう?このリリカルなタイトル。
地方から上京してきた若い女性たちの青春群像劇。
2017年のNHK朝ドラ「ひよっこ(岡田恵和・脚本)」のルーツみたいな作品ですね。
そう言えば「ひよっこ」、ヒロイン「有村架純」の祖父役が「古谷一行」でした…。
そんなことより「岩谷時子」。
この「梓みちよ」主演ドラマの主題歌♪お嫁さんの作詞を担当します。
明るい曲調で、お嫁さん讃歌と言うかお嫁さん応援歌。
期待されたのはおそらくそういう曲。
唄うのはもちろん、「梓みちよ」です。
メランコリーでもなく、胡坐かいてお酒も飲んでない頃の「梓みちよ」です。
作曲は♪ふりむかないでの名コンビ「宮川泰」。
幼い時からずっと憧れてた お嫁さん
時には泣いたりもするけれど
♪あなたの幅の広い背中に 私の夢あずけて
この屋根の下で 暮らしていくわ…
という健気な決意表明。
もはや「令和」の世ではあり得ない女性の生き方かも…
そういう時代だったと言えば身も蓋もない訳ですが…。
当時、既に自立した女性であった「岩谷時子」の中にも
夫に従い、家風に染まるだけのお嫁さんであってほしくない
そんな想いがあったのかどうかわかりませんが…。
一家団欒、お茶の間を明るくするホームドラマです。
下手にこじゃれた言葉で飾っても…ね。
♪その名か~わいい お嫁さん~
でも、この「お嫁さん」という生き方にちゃんと意志を持たせたい。
そう思ったのかどうか…?
「岩谷時子」はこの曲のサビで彼女にどんな言葉をささやかせたのか?
何の衒い(てらい)もひねりもなく単純明快…
そんなんわっかとるがな!とは思いつつ…
こんなふうに、ストレートで甘く刺さる言葉は
なぜか青春前期の初心な高校生には新鮮でした。
この曲が長く愛された…その普遍的かつ必殺のキラーワード。
♪あなたが好きだから
お嫁に来たのよ~
ね?一見、これのどこが?と思うような
ごくごくありきたりで凡庸なフレーズに見えますよね。
しかし、連続ドラマの「主題歌」であることを考えると
この何でもない凄さ…。
これも書けそうで書けないヤツなのかも…。
そうですね…今思えば
当時、かなり「梓みちよ」に対する想い入れが強い形で聴いた曲です。
正直、当初、他の誰かが唄っていたら、ここまで長く心に残ってないかも…。
※第2シーズン以降、「東山明美」など他のお嫁さんたちも唄ってます。
そんな「梓みちよ」の♪お嫁さんでした…。
以下次週!