耄碌妄想日記 No.74 | 楓坂四駒堂

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「三方ヶ原の戦い」ということで

ネタバレ必至だわね!

うんち

ご想像通りの下ネタでした。

ああ~叫び

お食事中のみなさん

大変申し訳ございません。汗

次回日曜版

4コマは美しく…?

「マイフェアレディ」

 

 

気分を取り直して

桃井さんちのかおりちゃんです。

 

 

 

「黄金の日々」

ドラマ黄金時代の女神たち

 

最終章 

桃井かおり 

その3

 

 脳裏の片隅にセーラー服・長スカート姿のスケバン「桃井かおり」がいるのですが…

 前回の「それぞれの秋」の話。

 これは妄想、記憶違いということでしょうか?叫び

 

 初々しくもあったのですが、私史上、最もかわいらしい「桃井かおり」でした。

 

 1973年、この「それぞれの秋」とほぼ同時期

 「たったひとりの反乱(NHK)

 

 「丸谷才一」のベストセラー小説のドラマ化作品。

 元官僚の主人公「木村功」の再婚相手となる若いモデルが「桃井かおり」

 奔放な、如何にも「桃井かおり」らしい「桃井かおり」

 ここから主人公の身の回りに巻き起こる様々な反乱。

 

 この評判の小説をシナリオ化したのが「早坂暁」

 彼とのこの出会いが、その後の「風の昭和日記 はなへんろ」の「静子」に繋がる訳ですが、その話はいずれ改めて…。

 

 「早坂暁」作品への出演は同じ年1973年

 金曜時代劇「天下堂々(NHK)」にも…

 

 前に触れた「天下御免」の続編的な風刺時代劇。

 時代は「享保」から「天保」…

 権力者は「田沼意次」から「水野忠邦・鳥居耀蔵」へ。

 

 この時の主役トリオは前作から一新。

  「山口崇」「林隆三」「津坂匡章(秋野大作)」から「篠田三郎」「石橋正次」「柴俊夫」へ。

 主人公は前作の「平賀源内」ではなく、架空の人物。

 

 しかし、放送当時の世相、オイルショックによる狂乱物価、トイレットペーパー騒動など、パロディ仕様は相変わらず…ややトーンは変わりましたが…

 

 「桃井かおり」は三人に絡む町娘役だったと思います。

 前作の紅さん(中野良子)とはもちろん風味が違いましたが…

 やはり「桃井かおり」らしさは全開…

 「お桃」の「桃割れ」、似合ってまして…ドキドキ

 

 

 あまりに印象に残っている出演ドラマが多く

 さて、どれを?と悩む訳ですが…

 いずれも明確な記憶がある訳でなし…。叫び

 

 映画「青春の蹉跌」の後、ドラマ「傷だらけの天使」のゲスト出演で「萩原健一」との再びの共演を経て、いよいよ「前略おふくろ様」の「恐怖の海ちゃん」へ。

 

 「おにいちゃんー!」「サブちゃん」を振り回し、困惑させ続けます。

 その破壊力たるや…でもたまらなく魅力的…。

 

 「演じるとは、毒を吐くこと。」

 …とは、彼女自身の言葉ですが

 みんな、その毒にやられてしまいました…心地のいい毒でした。照れ

 

 

 そして再びの「山田太一」

 

 これも昭和のドラマ史上に残る名作シリーズ。

 

 NHK土曜ドラマ「男たちの旅路」

 

 「男たちの…」というのが、今思えば気にはなるのですが…

 ガードマンという職業を通して見たあの時代の社会。

 

 ともかく「桃井かおり」はレギュラーで紅一点のガードマン。。

 役名「島津悦子」…自殺未遂の過去あり…。

 

 「戦争」「戦後」「矛盾」「腐敗」「不公平・不平等」「世代間のギャップ」

 どストレートな社会派ドラマを、極上のエンターテイメントに仕上げた「山田太一」の力量。

 

 主演は「鶴田浩二」

 「世の中、右も左も真っ暗闇…」という戦中派。

 そして、共演は。現在、やや偏屈親父になりかけている「杉下右京」の「水谷豊」

 

 こうした個性派俳優を相手の「桃井かおり」

 自身が一番の個性派なんですけどね。王冠1

 

 ま、他にも「柴俊夫」、永遠の青春男「森田健作」もいましたが…

 う~ん…まあいいか‥‥。爆弾

 

 このドラマにおける自らのポジション・役回りを正確に把握し、それでも女優「桃井かおり」を表現する、したたかな演技力…。

 

 そうは見えそうになくて、実は切ないほど律儀な「桃井かおり」がいます。

 それまで見せなかった「桃井かおり」のもうひとつの顔。

 

 彷徨ながらも、抗いながら、傷つきながらも、懸命にこの時代を生きようと…

 取り敢えず、前にぶつかっていく…

 そんなひとりの女性の生き様を、鮮やかに演じていました。

 

 結構、難しい役柄だったと思います。

 1話、1話の中身が圧倒的濃い上に…

 たしか…記憶がすこぶる怪しいのですが…

 ドラマ最終局面、いろいろぶつかってきた「吉岡司令補(鶴田浩二)へのほのかな恋心恋の矢を抱いたまま、不治の病で亡くなってしまう役だったと思います。

 

 もう一度…死ぬ前にちゃ~んと観なおしておかねば…

 そう思わせるドラマのひとつ…。

 全13作、すべてあるのかな?NHK メガネ

 

 

 感慨にふけりつつ次週へ

 

 

 

 

 

「岩谷時子」編Ⅳ

 

 「梓みちよ」が亡くなって…もう3年近く…

 急逝って感じでした…享年76才

 今の時代、少し早過ぎますよね…。

 

 「大原麗子」「飯島愛」

 一世を風靡したこともある女性の孤独死って切な過ぎます。泣くうさぎ

 

 1963年のファーストアルバム「Michiyo Azusa」

 これ、多分持ってました…。

 ♪ヘイポーラ♪渚のデートが入ってます。

 すべてカバーポップス。

 ♪ヘイポーラの訳詞は「みナみカズみ」「安井かずみ」ですね。

 ♪ラストダンスは私に

 記憶に間違いがなければ「岩谷時子」訳詞のものではなかったと思います。

 

 よく考えたら怖い歌ですよねえ…ドクロ

 ♪ラストダンスは私にキスマーク

 

 片隅でじっと目を凝らして、彼の一挙手一投足を見つめている女性…

 その瞳にはメラメラと嫉妬の炎が!メラメラ

 あれでラストダンスの相手が別の女性だったら、どうなるのやら!!叫び

 

 

 「梓みちよ」

 私、中学生…うれし恥ずかし青春前期…

 ファンでした恋の矢…初めて好きになったアイドル歌手

 どんだけ気が多いんだか?という話ですが…まあね照れ

 

 「梓みちよ」、「桃井かおり」「風吹ジュン」と同じ

 どちらか言えば「タヌキ顔」

 我が「吉永小百合」「うさぎ顔」なんですけどね…。

 

 わが青春のカチカチ山ビックリマーク

 あ~あ…何じゃ?それ!爆弾

 

 その年1963年♪こんにちは赤ちゃんで大ブレーク。クラッカー

 ほんの少しハスキーがかった、「梓みちよ」の声質。

 ほんと好きでした…。ドキドキ

 

 このB面の♪いつもの小道で(永六輔+中村八大)好きでした!

 ええー…

 唄わんでよし!ドクロ

 

 私があまり「好き!好き!」ってあほのように口走るので

 クラスのある女の子が、見るに見かねて?口封じのために「梓みちよ」のブロマイド、持ってきてくれました。

 

 あれ、ずいぶん長く持ってたけどなあ…。

 高校の時も通学定期のパスに入れてました。

 

 その1966年です…

 「梓みちよ」が連続ドラマに主演、主題歌も唄います。

 ドラマのタイトルは「お嫁さん(フジ)」

 

 このドラマはシリーズ化され、結局第7シリーズまで、実に4年近く約200回続く人気シリーズに…

 「梓みちよ」は初代の「お嫁さん」ということですね。

 

 ドラマの中身はタイトル通り、若いお嫁さんの嫁ぎ先での奮闘記。

 核家族の時代ではありません…同居は当たり前

 何しろ女偏に「家」ですからね…。

 

 ま、そういう古き良き時代と言っていいやら悪いのやら…

 ともかく嫁ぎ先、実家…その家族を中心としたほのぼのとした人間模様。

 現実は「ほのぼの」ばかりじゃなかったでしょうけど…ね?

 

 「梓みちよ」の相手役、つまり夫役は「関口宏」

 司会業に専念する以前は俳優、こういう役柄、多かったです。

 

 この第1シリーズのみが「日活」の制作だったんで、「梓みちよ」の実の妹役で「伊藤るり子」が出てました…って、ご存じないですよね?…

 

 「舟木一夫」日活映画「東京は恋する(1965)」ドラマ「雨の中に消えて(1966・日テレ)」「伊藤るり子」

 やっぱり、タヌキ顔のとびきりかわいい女優さんでした。ドキドキ

 って言っても、もうご記憶の方、ほとんどいないですよねぇ…。笑ううさぎ

 

 しかし「雨の中に消えて」…

 「石坂洋次郎」の原作なんですけど、何でしょう?このリリカルなタイトル。

 

 地方から上京してきた若い女性たちの青春群像劇。

 2017年のNHK朝ドラ「ひよっこ(岡田恵和・脚本)」のルーツみたいな作品ですね。

 

 そう言えば「ひよっこ」、ヒロイン「有村架純」の祖父役が「古谷一行」でした…。汗

 

 

 そんなことより「岩谷時子」

 この「梓みちよ」主演ドラマの主題歌♪お嫁さんの作詞を担当します。

 

 明るい曲調で、お嫁さん讃歌と言うかお嫁さん応援歌。

 期待されたのはおそらくそういう曲。

 

 唄うのはもちろん、「梓みちよ」です。

 メランコリーでもなく、胡坐かいてお酒も飲んでない頃の「梓みちよ」です。

 

 作曲は♪ふりむかないでの名コンビ「宮川泰」

 

 幼い時からずっと憧れてた お嫁さん

 時には泣いたりもするけれど

 ♪あなたの幅の広い背中に 私の夢あずけて

 この屋根の下で 暮らしていくわ…

 という健気な決意表明。

 

 もはや「令和」の世ではあり得ない女性の生き方かも…

 そういう時代だったと言えば身も蓋もない訳ですが…。

 

 当時、既に自立した女性であった「岩谷時子」の中にも

 夫に従い、家風に染まるだけのお嫁さんであってほしくない

 そんな想いがあったのかどうかわかりませんが…。

 

 一家団欒、お茶の間を明るくするホームドラマです。

 下手にこじゃれた言葉で飾っても…ね。

 

 ♪その名か~わいい お嫁さん~

 

 でも、この「お嫁さん」という生き方にちゃんと意志を持たせたい。

 そう思ったのかどうか…?

 

 「岩谷時子」はこの曲のサビで彼女にどんな言葉をささやかせたのか?

 

 何の衒い(てらい)もひねりもなく単純明快…

 そんなんわっかとるがな!とは思いつつ…

 こんなふうに、ストレートで甘く刺さる言葉は

 なぜか青春前期の初心な高校生には新鮮でした。

 

 この曲が長く愛された…その普遍的かつ必殺のキラーワード恋の矢

 

♪あなたが好きだから

 お嫁に来たのよ~

 

 ね?一見、これのどこが?と思うような

 ごくごくありきたりで凡庸なフレーズに見えますよね。

 

 しかし、連続ドラマの「主題歌」であることを考えると

 この何でもない凄さ…キラキラ

 これも書けそうで書けないヤツなのかも…。

 

 そうですね…今思えば

 当時、かなり「梓みちよ」に対する想い入れドキドキが強い形で聴いた曲です。

 正直、当初、他の誰かが唄っていたら、ここまで長く心に残ってないかも…。

 ※第2シーズン以降、「東山明美」など他のお嫁さんたちも唄ってます。

 

 そんな「梓みちよ」♪お嫁さんでした…。

 

 

 以下次週!