耄碌妄想日記 日曜版 №13 | 楓坂四駒堂

楓坂四駒堂

4コマ漫画&諸々駄文晒してます。

ご訪問

ありがとうございます

しつこく4コマラインアップでおます。

 

 

 

 

次回4コマ

「何のこれしき!戦国篇」

三方ヶ原の戦い

家康遁走の予定です。

 

 

 

 

第2章

豊饒の海へ

 

Chapter1 おとなの漫画

その2

 

 少し時系列を無視しますが…

 前回、お話しした二つの漫画週刊誌本

 

 このうち、今は亡き「週刊漫画サンデーについて少々。

 私が毎週のように目を通したのは60年代後半から…。

 

 「漫画讀本」という予備知識はありましたが、およそ「少年サンデー」「少年マガジン」あるいは「ビッグコミック」「ガロ」「COM」ではお目にかかれない漫画家たちの作品と出逢います。

 

 総合雑誌、小説雑誌、総合週刊誌などで活躍していた作家たち。

 

 まず「杉浦幸雄(1911~2004)

 明るく健康なエロティシズムを描き出した、代表作「アトミックのおぼん」

 これは「漫画サンデー」の前には「漫画讀本」にも掲載していた人気作。

 しかし「アトミック爆弾のおぼん」って?

 

 「鉄腕アトム」「アトム」と語源は同じ、

 要するに原子力…原子爆弾みたいなパワーのある女スリ「おぼん」がヒロイン。

 何となく、時代を感じますよね…。照れ

 でもこの作品、映画にもドラマにもなってた筈です。

 

 この「アトミックのおぼん」終了後も、その後の「週刊漫画サンデー」では

 1983年より亡くなる2004年の前年まで

 「面影の女」で昭和の女性を描き続けました…。ドキドキ

 享年92才…連載を持った、現役最高齢の漫画家でした。

 

 その「杉浦幸雄」が中心メンバーのひとりだったのが

 「漫画集団」

 戦前の「新漫画派集団」を、戦後、改組した漫画家集団。

 まあ、互助的、懇親会的な集まりだったんだろうと思います。

 

 「杉浦」の他

 「秋好馨」…ドラマにも映画カチンコにもなった「轟先生」

 「荻原賢司」「忍術武士道」手裏剣など時代物のナンセンスが得意な人でした。

 

 「加藤芳郎」…代表作「まっぴら君」は「毎日新聞夕刊」の顔でした。

 タレントとしてテレビなどへの露出も多い、ちょび髭がトレードマークの人気者でした。

 

 おぼえてますか?おとうさん!

 彼が男性チームのキャプテンを務めた「連想ゲーム(1969~1991・NHK)」

 そして司会をした「ウィークエンダー(1975~1984・日テレ)」などを。

 

 ああ「連想ゲーム」

 一昨年、コロナで亡くなった「岡江久美子」

 「大和田獏」との結婚のきっかけはこの番組での共演でしたね。

 

 シンプルでしたが、言葉遊びのクイズ番組としては抜群の完成度。

 「こけし事件」メラメラとかありましたけど…今更、やめときましょうね。叫び

 

 ともかく「加藤芳郎」

 マルチな才能と言うか…絵もとびっきりうまかった…

 ま、ここにあげる大家とよばれた漫画家たちは、すべて画力は抜群ビックリマークでした。

 おそらく今の漫画家たちの水準を遥かに超えていた印象があります。

 

 もう少し、記憶を頼りに並べてみます。

 「近藤日出造」似顔絵の名手。「日本漫画家協会」初代理事長。

 前述の「加藤芳郎」も彼の弟子。

 ちなみにこの「近藤日出造」の弟子をならべると…

 

 「西川辰美」…そもそもは元祖漫画家「北澤楽天(1876~1955)」の弟子。

 「読売新聞」連載の4コマ「おトラさん」はドラマにも映画にも…

 若くして亡くなったという記憶があります…ほんと、絵がうまい!クラッカー

 

 「谷内六郎」…彼の表紙絵は1956年創刊以来の「週刊新潮」の顔でした。

 政治信条的には少し首をひねるのですが、彼も「近藤日出造」の弟子という記録があります。

 この人も50代で亡くなっています。

 

 ちなみにこの「谷内六郎」の後を引き継いで、「週刊新潮」の表紙を描き続けているのが「成瀬政博」…「横尾忠則」の実弟の筈?

 

 キリがないのですが「漫画集団」、乗りかかった船で…何じゃ?そりゃ!叫び

 もう少し続けます。

 

 「横山隆一」「毎日新聞」の看板4コマ「フクちゃん」

 そのルーツは戦前の「朝日新聞」掲載作品からのスピンオフ。

 連載は1971年まで続きました。

 

 「横山隆一」「手塚治虫」「吉田竜夫」に先駆けてアニメーション制作会社を設立しており(1956年)、戦後テレビアニメの先駆者でもありました。

 「おんぶおばけ」、短編ですが映画館で観てます(1955年)

 

 「横山泰三」…「横山隆一」の実弟。

 前回、紹介した米のアーティストであり漫画家の「ソール・スタインバーグ」

 彼の影響を受けた日本の漫画家はかなり多いのですが、「横山泰三」もその一人。

 4コマの「プーサン(1950~1953・毎日新聞)」も有名でしたが

 カートゥーン「社会戯評(朝日新聞)」など切れ味するどい風刺漫画の名手でした。

 

 もちろん、とてもすべてを網羅した訳ではありませんが、もう一人

 「清水崑」1953年から「週刊朝日」で始まった「かっぱ天国」

 誰もが知ってたあの清酒「黄桜」のトレードマーク。

 

 ちなみに「カルビー」♪やめられない止まらない~の「かっぱえびせん」

 そのルーツも…「清水崑」

 

 さて「漫画集団」、その次となると

 「小島功」…何ていういろっぽい美人画。

 先の「黄桜」「清水崑」の後を受けて、あの美しい「かっぱ」を描いたのは彼。

 

 ちなみにちなみですが、彼の姪が「さくらん(イブニング)」の漫画家「安野モヨコ」

 旦那さんはご存じ「庵野秀明」です。

 

 その他、次の世代「サトウサンペイ」「馬場のぼる」「園山俊二」「福地泡介」「東海林さだお」「佐藤六朗」「鈴木義司」「富永一朗」「砂川しげひさ」「おおば比呂司」「岩本久則」「はらたいら」「しとうきねお」「多田ヒロシ」「古川タク」「針すなお」「前川かずお」「二階堂正宏」等々

 わあ!疲れたわ

 一発変換、少ないし…多分、随分漏れてますけどね…多分

 一応、順不同。

 

 で、ここに「手塚治虫」を筆頭に「ちばてつや」「石ノ森章太郎」「赤塚不二夫」「藤子不二雄」「松本零士」「永島慎二」「上村一夫」「滝田ゆう」ら少年漫画・ストーリー漫画の作家たちも加わります。

 

 いい加減にせいよ!ドクロ…と言うくらい並べてしまいましたが…

 あまり実のないデータの羅列でしたね。

 

 で、いったい、何が言いたいか?DASH!と言えば…

 やれやれ…笑ううさぎ

 

 「漫画讀本」「漫画サンデー」の創刊にあたり、

 この「漫画集団」が全面的にバックアップしたということです。

 

 相変わらずの要領の悪さで申し訳ありませんが…

 次回、今は亡き「週刊漫画サンデー」の心に残るいくつかの漫画作品を。

 

 顔、洗って仕切り直します。叫び

 

 はい!

 

 

 

 

 

「ちむどんどん」しました?

 

その1 ネガティブ編 ドクロ

 

 今やこれは、やはり特殊なドラマ枠

 「朝ドラ」の難しさを改めて感じた作品…。

 取り敢えず、最終回まで観倒しましたが…。叫び

 

 最後まで楽しくご覧になった方には、不快あせるに思われるであろうことを

 まず、少しだけ…かな?…書いてしまいます。爆弾

 

 「朝ドラ」特有?…最終週近くの(伏線でも何でもない)大回収…

 

 「ちゅらさん(2001)」の「ガレッジセール」「川ちゃん」は早々と登場、「恵里(国仲涼子)の兄、「恵尚」の「ゴリ」は出ないんだと思っていたら、気の毒なタクシー運転手で最後の最後に登場!

 ま、それはいいです…問題なし!

 

 かつて「良子(川口春奈)にフラれた「喜納製糖」のボンボン「金吾(渡辺大知)が、傷心のまま?ハワイへ渡航…

 で、バナナ農園大成功…そんなバナナ!ドクロ

 あ~あ、カビ生えてて、既に腐りきったギャグを…

 

 ともかく、現地の金髪娘と結ばれたエピソードなんて、最終週にどうしても、どーしてもいるんかい…?

 

 

 そして最終話…いきなりの令和

 

 ところで末っ子「歌子(上白石萌歌)の幼少期を演じた「布施愛織」

 かわいおしたなあドキドキ…特に一番小さかったからね…

 この齢の子が、ひらすら一生懸命走る姿は爺ィをおいおい泣かせます…。汗

 

 この「布施愛織」ちゃんはもちろん、稲垣来泉(暢子)」「土屋希乃(良子)」「浅川大治(賢秀)」の4人兄弟が、それぞれの「孫」として再登場ビックリマーク

 

 いいんですけどね…笑ううさぎ

 どうにもこうした、意味のない顔見世的「後日談」で締められると…

 よりドラマは軽~くなり…叫び

 軽いのがお好きな方もお見えでしょうけどね…。

 所詮、「朝ドラ」でっさかい!

 

 でもきっちりしたエンディングで、終わって欲しかったと思いました。

 

 どうでもいい話…

 ならするなよ!とは思いつつ…

 

 撮影を見学にきていた、「黒島結菜」の実の祖父母。

 エキストラ出演で、想い出作りはいい話ですけど…

 そういう情報は、本来、おもてに出しちゃダメだと思う。

 

 「朝ドラ」ならでは…なんでしょうけど

 これもドラマ作りの緩さが際立ってしまいます。

 

 物語中盤でも、創り手の悪戦苦闘ぶりが随所に見られ…

 いろいろあり過ぎて、いちいち取り上げませんが…う~ん。

 

 わかりやすいのをひとつだけ…

 

 「暢子」の兄の「賢秀(竜星涼)

 ダメ兄貴ぶりを追求するあまり

 無理やり「車寅次郎」に寄せにいったりして…。

 「寅さん」には類まれな「哀愁」がありましたから…。

 

 「柴又駅」でもないのに「暢子」が別れ際、「賢秀」にお金を握らせるとこなんかネ…。

 パロディにもなってないっス。ドクロ

 

 途中、正直、もういいかいなァ笑ううさぎ…と思うことも…。

 

 もっとも、このところの「朝ドラ」ですが、かなりの割合でこうした中だるみ状態に陥る訳ですが…

 これが半年の長丁場…しつこいですが「朝ドラ」の難しさ

 

 ま、取り上げる以上、アラ捜し的な物言いはすまい!

 思ってはいたのですがね…

 

 そんなん、つまらなければ、黙って観なきゃいい訳で…ね?

 

 でも、おっちゃん、いきなり言うてもうたで!叫び

 

 

 さて、ドラマの命、脚本の「羽原大介」

 映画では「シネカノン」制作「井筒和幸」監督との「ゲロッパ!(2003)」「パッチギ(2005)」

 「李相日」監督との「フラガール(2006)」

 どれも好きな映画でした。恋の矢

 

 ドラマでは「雲田はるこ」原作…今は亡き「ITAN(講談社)」の連載漫画のドラマ化…

 「昭和元禄落語心中(2018・NHK)

 

 原作をかなりアレンジしてありましたが

 「八雲」の「岡田将生」、「助六」の「山崎育三郎」、「小夏」…「成海璃子」

 全10話、一気に観ました…おもしろかったです。クラッカー

 

 そう言えば「にいにい」の「竜星涼」も出てましたっけ?

 

 その少し前が「武井咲」版の「黒革の手帖(2017・テレ朝)」

 

 こういうのを「朝ドラ」に求めるのは所詮、無理な話なんですが…。

 

 ご存知の通り、「羽原大介」、朝ドラ執筆は「マッサン(2014)」につぐ2回目。

 

 ウィスキー繫盛記の次は、沖縄料理繁盛記…てな単純なものではなし…

 

 明らかに違うのは…

 「マッサン」は「ニッカウヰスキー」創業者「竹鶴政孝」という実在した人物が主人公。

 物語はほぼ事実に基づいている筈。

 

 今回、この「羽原大介」に科せられた、想像できる縛り…。

 

 沖縄本土復帰50年の節目の年であること…つまり「沖縄」が舞台。

 

 当然、敗戦間際の悲劇も踏まえてのことですね。

 本島北部の「やんばる(山原)」に暮らす、ごくごく普通の家族の物語。

 普通と言ってもその「沖縄」です。

 親の世代、つまり父と母はその地獄を経験しています。

 特に母(仲間由紀恵)が語る、そのエピソード…。

 

 その触れ方はあのボリュームが妥当なんでしょうね…「朝ドラ」としては。

 

 言わずもがなのことを敢えて言いますが

 沖縄県民の多くは、おそらく沖縄の悲劇はこの「令和」も存在しているという認識。

 つまり、県民を2分するような、いくつかの問題を抱えたまま…。

 

 「和彦(宮沢水魚)がジャーナリストとして拘る沖縄は、決して「文化」だけではなく、本来はそうした課題もあった筈。

 

 「沖縄」を舞台にしたドラマのジレンマですね。

 

 特に今回、配慮せざるを得なかったのは、基地問題が焦点となる「沖縄知事選」の日程

 このドラマの放送中でした。

 まあ、不偏不党の「NHK」メガネですからね。

 そうした配慮は仕方がない…と。

 

 無理を承知で言えば、どこか不自然さは否めない

 …とそういうことです。

 故に「羽原大介」、悪戦苦闘だったと思います。

 

 

 NHKの秘蔵っ子のひとり、

 沖縄出身「黒島結菜」のオーデションなしでのヒロイン抜擢。

 

 誤解されては困るのですが…叫び

 

 私は主演作「時をかける少女(2016・日テレ)」「アシガール(NHK)」「ハルカの.光(2021・NHK)」はもちろん、「アオイホノオ(2014・テレ東)」「ごめんね青春(2014・宮藤官九郎・TBS)」

 それこそ「マッサン」「スカーレット(2020・NHK)」「花燃ゆ(2015・NHK)」などなど、ずっーと注目してきた好きなドキドキ女優さんです。

 

 それだけにこのドラマ出演…少し残念だった気がしてしまいます。

 気の毒という言い方が適当かも…

 一応「復帰50周年記念ドラマ」創りました…それで終わったような…

 

 明るく、素直で元気ないいコ…

 そうじゃない「黒島結菜」は、ぜひ次の機会に…

 

 ほんと、ネガティブなことは書くまいと思ったのですが…つい。叫び

 

 えー…せっかく取り上げたんで…

 いいとこ探します!

 

 探せばいくらもありますって!

 

 当然、多くの俳優さんが出演しました。

 このドラマの中でキラリと光った何人か…

 

 例えば…

 このブログを始めた…昨年、「耄碌妄想日記 №01」の拙文コラム「女優遍歴」で最初に取り上げた女優さんを覚えている方は、当然いないでしょうね…あはは・・・泣くうさぎ

 読んでもおらんわい!

 

 実は「佐津川愛美」でした。

 相変わらずのキュートな「佐津川愛美」ドキドキ

 …いくつになっても色褪せず…

 もう私、これだけで満足でしたが…。

 

 次週、更にできうる限りポジティブに、出演した俳優さんの中から

 気になった男優・女優さん、何人かを取り上げてみます。

 

 以下次週!