耄碌妄想日記 日曜版 №14 | 楓坂四駒堂

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文字数多くて

すいません…

説明過多で

笑えんわね…。

 

 

 

第2章

豊饒の海へ

 

Chapter1

おとなの漫画

その3

 

 「週刊漫画ゴラク(日本文芸社)」の表記は70年代初頭からですが、創刊時(1964年)は隔週で「漫画娯楽読本」…如何にも昭和。照れ

 この後、一時「漫画ゴラクdokuhon」の表記時代も…。

 

 「松本零士」の初めての青年誌連載「セクサロイド」はこの雑誌。

 後の松本ワールドのあの妖艶な美女たちドキドキのルーツはこのアンドロイド「ユキ」

 

 お話ししたように、「週刊漫画TIMES」「週刊漫画サンデー」そしてこの「週刊漫画ゴラク」の三つ巴の時代が長く続くのですが…

 必然的に3誌それぞれの色合いが、次第に濃くなっていきます。

 意識的な棲み分けですね。

 

 あっ!

 この時代のもうひとつの「週刊漫画雑誌」

 忘れている訳ではありませんが、60年代創刊の「週刊漫画アクション(双葉社)」

 漫画雑誌と言うより、「コミック誌」という趣。

 この時代、先行の3誌とは少し肌合いが違っていたと思います。

 この青年誌の雄もいずれ改めて…。

 

 

 さて「週刊漫画サンデー」

 版元は「実業之(の)日本社」

 そもそもは経済誌が専門の筈。

 誰か…経営陣・編集スタッフに「漫画」が大好きな人がいたんでしょうね…。

 

 しかも、他の2誌に比べると誌面作りが意欲的

 きっちり安定感のあるベテランの作品を並べつつ

 次々斬新な企画を取り上げていったという印象があります。

 読みたい漫画で誌面を埋める。

 そんなイメージすらありました。

 

 ある意味「ガロ」や「COM」に近い感覚?

 

 さて…どの作品を取り上げるべきか…そこでまず

 「アクション」で想い出したのですが…例えば表紙。

 

 一時期「漫画サンデー」と言えば、

 表紙は「小島功」の美人画

 たまらなく色っぽいけど、たまらなく品が良い…ご存じですよね?

 当時はほんと、イケてる表紙でした。

 

 余談ですが…表紙の話

 一時期の「漫画アクション」の表紙と言えば

 「モンキーパンチ」

 

 1967年創刊の青年誌「ヤングコミック(少年画報社)」

 一時期「上村一夫」

 

 1968年創刊の「プレイコミック(秋田書店)」

 一時期「石森(石ノ森)章太郎」」が「顔」でしたね。

 

 そして「ビッグコミック(小学館)」は長らく「日暮修一」

 

 表紙は雑誌の「顔」

 初めての読者が手に取る、ひとつのキッカケ…

 表紙が魅力的だとつい、購買意欲が湧くものです。照れ

 

 そこでもう1誌思い出すのが

 「漫画エロトピア(1973~・KKベストセラーズ)」

 「横山明」の表紙。

 美しく、超リアルなヌードイラスト。ドキドキ

 手にするのに、抵抗、少なかったです…一見、美術雑誌みたいでね。

 

 このハイレベルな表紙の魅力によって、他の官能劇画誌を寄せ付けない人気を呼んだりしました…。

 私、今でもこの表紙だけ切り取ってファイリングしてあります。

 どういう爺ィなんでしょう?ドクロ

 

 なかなか話が進みませんが「週刊漫画サンデー」

 今は亡き…と言うことで、やや時系列を無視して、印象深い掲載漫画を取り上げていきます。

 

 まず1973年連載開始、

 「谷岡ヤスジ」「アギャキャーマン」

 その前作が「週刊少年マガジン」「ヤスジのメッタメタガキ道講座(1971~72)」

 メッタメタな過激な描写で大ブレーク爆弾

 

 当時の「マガジン」「キッカイくん(永井豪)」「親バカ天国(秋竜山)」「ホモホモ7(みなもと太郎)」「アシュラ(ジョージ秋山)」「ワル(影丸譲也+真樹日左夫)」「ナガレ(真崎・守)」「光る風(山上たつひこ)」等…青年誌的な作品が多く掲載されていた時期ですが…

 

 「ムジ鳥」が鳴き叫び、鼻血は飛び交いつつ、連載は1年余り。

 もっと長かった印象があるのですが、それほど強烈なインパクトがあったということでしょうね。

 

 青年誌志向と言っても「マガジン」は基本「少年誌」

 

 「谷岡ヤスジ」が次に舞台に選んだのが、「週刊漫画サンデー」

 破壊的なエログロナンセンス

 強烈なキャラクター

 なぜか人語を話す犬(バター犬)・牛(タロ)・馬(アオ)等も見事にアナーキー。

 メッタメタではあるのですが、何故か下品さはなく、嫌悪感は湧きませんでした。

 過激な描写ではあっても、どこか知的な何か…

 例えば彼流のヒューマニズムが潜んでいそうで…。

 

 1999年、恐怖の大王が降りてくる年に、彼はわずか56才で亡くなります。

 ですからこの「アギャキャーマン」は間違いなく代表作。

 15年程連載は続いた筈です。

 これを描かせた「週刊漫画サンデー」の心意気。

 やはり「漫画」がひたすら熱いメラメラ季節だったんですね…。

 

 一方ではこの時期、20世紀初頭の「中国」と「日本」を描いた史劇

 「一輝まんだら」「手塚治虫」が連載(1974~75)

 

 その少し前の革命家シリーズ

 「水木しげる」の「劇画ヒットラー(1971)」

 「藤子不二雄A」の「劇画 毛沢東伝(1971)」

 

 このあたりが「漫画サンデー」の意欲的な誌面作りの象徴でしたね。

 

 ここでの連載からその類まれなる才能を羽ばたかせていった漫画家たちも…。

 

 多分、「赤兵衛(ビッグコミック)」よりも先

「ひみこーッ」「黒鉄ヒロシ」

 

 「Oh★ジャリーズ」「秋竜山」を知ったのは、この「漫画サンデー」でした。

 

 「黒鉄ヒロシ」「裏切り狸」と呼ばれた頃をご存じですか?

 「クイズダービー」「大橋巨泉」が、その回答ぶりに命名。

 

 その後釜で、人気が沸騰したのが「はらたいら」

 不思議な巡りあわせ…。

 

 次週、もう少し「週刊漫画サンデー」を…。

 

 

 さて「ちむどんどん」ですが…

 ネガティブ一色で終わるのも気が引けるので

 予定を変更して、もう少し取り上げてみます。

 昔の「映画・映画館」の話、少し後回しにします。

 

 

 

「ちむどんどん」しました?

 

 その2 絶賛?編 クラッカー

 

 少し気になって注目してた俳優さんを…

 

 他意はありませんが、敢えて「黒島結菜」4兄弟には触れません。

 

 ベテラン?の女優陣も軽く…

 「原田美枝子」「鈴木保奈美」

 与えられた役回りを卒なくこなす安定感。

 

 「カンチー!」のあのカン高かった「鈴木保奈美」の声が、齢相応に落ち着いて…

 期するものあっての女優復帰だったことがよ~くわかります。

 

 「仲間由紀恵」についても一言だけ…

 そろそろ43才…殊更言わんかて…。笑ううさぎ

 ともかく、もう十分、母親役もいける訳ですが

 今回は、ほんと自然体で母親になりきっていた気がします。

 

 役者なら当たり前なのですが…

 例えば「相棒」での、お馴染み、東大出の警察官僚「社美彌子」の雰囲気など微塵も感じさせませんでした。

 衣装の下に何か付けてたんでしょうか、あのふっくらした体形

 顔もふっくらした感じに見えたんだけどなあ…。

 体重調整、したんでしょうか?

 只、ありのままだったりして…叫び

 

 

 さてさて…先にマニアックな話題を

 故郷「山原」の共同売店の

 店主「前田善一」役の「山路和弘」

 そして、その店員「まもるちゃん」

 「松原正隆」

 「まもるちゃん」…最初は店員なんだかどうだかって感じ。

 ちょっと変わった近所のおじさんかな?…と。

 台詞は最後の一言だけ。

 いつも読んでた文庫本「吾輩は猫である」でしたね。

 

 さて、クイズですビックリマーク

 この「山路和弘」「松原正隆」の共通点は?

 ご存じの方がどのくらいいるのでしょう…?

 

 結構、映画の守備範囲が広くないとね…。カチンコ

 

 言っときますが、お二人とも…

 例えば「NHK大河」にはそれぞれ複数回の出演があるベテランの脇役。

 

 さあ!答えは「ピンク映画」ドキドキ

 専門の映画館でしかやりません。

 こっそり入ってこっそり観る、マニア向けの映画です。

 ここに行けば我が国の、性表現の限界がわかります…う~んメガネ

 

 世代が多少違いますので、当然、出演時期は違いますが…

 

 「山路和弘」1980年代初め「高橋伴明」「ピンク映画」を数多くとっていた時代、その常連でした。

 

 まったくもって、どうでもいい情報

 「高橋伴明」とは私、同年同月同日生まれ。ビックリマーク

 同じ年に早稲田第2文学部を受験してます。

 で、何だか「高橋惠子」が他人に思えません…そんな馬鹿な!ドクロ

 

 「松原正隆」の方は2000年頃

 ちょっとこれもタイトルはこっ恥ずかしいんで省きますが

 いくつかの「国映」作品に出てました。カチンコ

 「国映」って言っても、興味のない人にはわかりませんよね。

 

 おっちゃん、ちょくちょく観よりましたで。照れ

 「お好きですか?」

 「人並みにぼちぼちでんがな…」…う~ん

 て言うよりも…

 カッコつければ、区別して映画は観ません。DASH!

 

 こうした「ピンク映画」の出演男優は若い劇団員も多く

 アルバイト、あるいは修行感覚で出ていた人も多かったと思います。

 

 ま、上の方はともかく、映画作りの現場はそれ相応に熱くメラメラ

 時折、「ピンク映画」と侮れない作品と出逢ったりします。

 新たな才能を育てていったことも事実ですからね。

 

 私が知っているくらいなので、かなり二人とも評判の役者さんたちでした。

 

 その後の脇役としての活躍を見れば、そうしたキャリアは何ら無駄ではなく…

 

 例えば、名優「故・大杉漣」だって、そうした下積みの頃のキャリアがあったればこそ…

 「風間杜夫」も成人後は「ロマンポルノ」がデビューです。

 

 「ちむどんどん」でもチラッと顔を見せた「本田博太郎」

 彼も映画出演は「団地妻」シリーズから始まった記憶があります。

 

 「本田博太郎」で想い出しましたが

 同じく個性派バイプレーヤー「古館寛治」

 再生「ちむどんどん」にやってきて、料理を絶賛した客の役。

 「ハルカの光」では「黒島結菜」と名コンビ。

 激励の顔見世友情出演だったかも…。

 こういうのも緩いんですけどね…。

 

 続いて女優陣も少々…。

 

 「和彦(宮沢氷魚)」の元恋人「愛」の「飯豊まりえ」

 そして「フォンターナ」オーナー「大城房子(原田美枝子)の若き日を演じた「桜井ユキ」

 

 「飯豊まりえ」

 「まれ(2014・朝ドラ)」に出てたんですね…う~ん。

 「浜辺美波」が出てたのは覚えているんですけど…。

 

 どうも深夜枠のドラマでのイメージが強くて…最近の「オクトー」とか…。

 まだ24才なんですね。

 「岸田露伴は動かない」を観てても

 何か女優ぶりが落ち着いてきた気がします。

 生真面目さが芝居に出るタイプ…。

 

 しかし、いくら「初恋恋の矢って言ったって、「愛」から「暢子」に心変わり…

 「和彦」、おまえって奴は…。ドクロ

 もう少しは悩めよ!

 

 何度も言うように「黒島結菜」素敵ドキドキですけど、これはちょっと…

 まあ、所詮ドラマの中の出来事で、どうでもいい話なんですが

 説得力というのが…。

 そのくらい、ドラマの中でも「愛」は凛として魅力的な女性でした。

 

 「桜井ユキ」…残念ながら、出番、もったいないくらい少なかったですけどね…。

 「えっ!これだけ?」とか思ったりして…。

 女優としては遅咲きですが…だからこそなのかも知れませんが、久々に女優らしい女優さん。

 35才…いよいよ脂が乗りきってくる雰囲気。

 「G線上のあなたと私(2017・TBS

 前にも書きましたが、大、大好きなドラマでした…ドキドキ

 

 「安達奈緒子」の脚本によって

 「中川大志」が覚醒したドラマ…かな?

 しつこいですが、優れた脚本家の力は凄いですクラッカー

 

 「桜井ユキ」バイオリン講師が実に様になっていると思ったんですけど、プライベートで「サキソフォン」とか「ピアノ」やってんですね。音譜

 これはウキペディア情報なんで真偽は不明…。

 

 今期秋ドラマ「ボーイフレンド降臨!(テレ朝)」楽しみです!

 

 あの…次、もう一回だけ「ちむどんどん」、やっときます。

 

 で…がらりと変わって

 「山中崇」「井之脇海」

 次週10月23日日曜版で、ちょっとユニークなこの二人から…

 

 

 ※その前に次回更新は10月20日木曜版です。

    よろしく!