お弁当を食べながら ~入院やだなぁ~ | 京徒然

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京都に住むおっさん「夕霧 楓」が日常を徒然に綴っています。
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バイクやラーメン、京都の話題、日々のネタを書いています。

1月18日(木)雨

 

やだなぁ。

 

あ、今日は1月30日でしたっけ。

 

「入院やだなぁ」と言うのは1月25日からの手術入院のこと。

 

 

見ていただいているお弁当が1月18日のもの。

 

このブログ記事を書いているのが1月24日。

 

入院するのは1月25日。

 

皆さんにこの記事が公開されたのが1月30日。

 

まぁ、いつも通りのタイムラグ。

 

手術は1月26日に終わっているから、現時点でもう結果は出ている。

 

(1/28追記:無事終了、元気にしています。)

 

 

で、それは置いといて。

 

このお弁当が紹介されているワケは。

 

理想のお弁当だから。

 

ごはん、鮭、玉子焼き、ソーセージ、キャベツ炒め。

 

ボクが理想とするお弁当。

 

 

べつに特別なものは要らないし、手がかかり過ぎるモノも要らない。

 

欲を言えばキャベツ炒めがカレー味ならより良し。

 

嫁さまにもこれは伝えてあって、嫁さまも「考えるのが面倒な時はコレ」と言っている。

 

毎日これでも問題はない。

 

 

50代のオッサンにしては軽いと思われるかも知れないが、事務職なボクにはドカベンは多いし、むしろ足りなければコンビニで何か買い足す楽しみがあるからこれでイイ。

 

この日は黒胡椒サラダチキンを買い足しておいた。

 

もっとも、先にお弁当の中身がわからない日はオヤツを買いに散歩がてらコンビニに行くこともある。

 

そんな日常が好きなのだが。

 

 

さかのぼること3ヶ月ほど前、歯茎が腫れるので歯医者さんに行ったら。

 

レントゲンを撮られるなり、お医者さんに「骨に何かできてますねぇ。。。」とな。

 

そこから入院、手術にまで話が大きくなってしまった。

 

 

右、下あご。

 

一番奥の歯から2番目(右6と言うらしい)。

 

親不知はすでに抜いて無くなっているので正常な人からすれば奥から3番目の歯。

 

その下のあごの骨。

 

 

レントゲンでもはっきり見える黒い影。

 

「骨腫」だと言う。

 

最初は「歯を抜いて治療が必要ですね」と言う話だった。

 

お医者さんも「抜いて上から削れば治まるだろう」という見解だった。

 

 

で、臼歯の抜歯は口腔外科に行く必要があるからと大病院を紹介してもらった。

 

大きな病院では再度検査と言うことでCTを撮った。

 

そしたら。

 

 

「これはウミの袋みたいなのもできてるし、思ったより深いから切りましょう。」と。

 

ご存知の通り、CTは立体的な撮影ができるから、レントゲンで見たより何がどうなっているかわかりやすい。

 

よくよく見ると、歯茎の腫れの下に膿のかたまりが。

 

その奥にある骨に腫瘍が。

 

思ったより深く、奥歯の下全体に骨腫ができていると言う。

 

 

大病院の先生はボクがパニック障害(一種の精神病)であることや、身体への負担、治癒までにかかる時間などを考えて「全身麻酔で抜歯と切除しましょう。寝て起きたら全部終わってるほうが楽でしょう。」と提案された。

 

確かにそうだ。

 

抜歯して、週に2~3度も不安になりながら治療に通うぐらいなら一発で終えるのも悪くない。

 

 

ただ、医者と言うのはリスクを説明するのも仕事なので、アレコレ術式での注意点や、麻酔科では「口の中の手術なので鼻から挿管します。」とか。

 

なんか、初めて聞くことや不安になることをツラツラと並べてくださる。

 

そもそも小心者なのにそんなに不安を煽らんといてくれへんかなぁ?w

 

 

で、まぁ、入院嫌だなぁ・・・と。

 

術後に痛いのは右手をサイボーグ化した特に知ってるし。

 

どうにも不安しかない。

 

まぁ、なるようにしかならんのだがねw

 

 

オヤジが死んで何年になるんだろう。

 

右手の手術をした10年ほど前には存命だった。

 

イイ加減ボケていたと思う。

 

「手術、怖いなぁ。。。」と言うボクにオカンや嫁さま、知り合いは「みんなやってる手術やし心配あらへん。」と言っていた。

 

 

オヤジだけは違った。

 

「そらそやな。手術が怖く無い人なんていてないと思うで。」とすべてを受け止めて何も言わなかった。

 

どれだけ心が救われただろうか。

 

もう要介護4の認知症だったはずのオヤジが一番ボクをわかっていた。

 

それ以来、ボクも「そんなことぐらい」と言うのはやめた。

 

ハタがどう思っていようと、自分の気持ちは変えられない。

 

何も言わず理解してくれる、そんな存在が欲しい時は往々にしてある。

 

今回も「やだなぁ」と思いながら手術に挑むことになる。

 

それでいいのだ。

 

先生も看護師さんも助手さんも、ボクの味方だから。