今日も来てるねぇ。
おなじみ、フィッシング詐欺メールだ。
この話題はネタが尽きないね。
「最近行われましたプライバシ-ポリシ-の改定に伴いまして、ご確認のお手続きは、一回限りで、数分で終了致します。」
何だこの日本語ww
毎度のことだけどwwwww
「〇月〇日に行われましたプライバシーポリシーの改定に伴いましてお客様にご確認のお手続きをお願いしております。お手続きは数分で終了いたしますのでお手数ではございますがご協力賜りますようお願い申し上げます。」
ご確認行為w
義務付けられておりww
停止される可能性があって、停止される場合があるらしいwwwww
細かいことを言えば「お願い致します」は正しい日本語を理解していれば漢字でなく、ひらがなにしないといけない。
そもそも動詞の後の「イタシマス」は漢字にはならない。
お願い+します+尊敬語=お願いいたします。
「致します」は「形として結果を残す」意味があるので、「私が手続き致します」や「その通りに致します」は漢字でよい。
「お願いいたします」や「ご連絡いたします」は形になって結果が残らないので「いたします」としないといけない。
ま、そんなこと中国人に言っても理解できないだろうw
ま、アヤシイ日本語はツッコミどころ満載で、ボクのような「正しい日本語啓発委員会会長」を名乗る人間にとっては笑いの宝庫となっている。
ともあれ、こう言うのが来たら尻山運子さんの出番だ。
いっちょ、行ってもらいましょうかw
さて、ログイン画面をのぞいてみよう。
なに、カンタンだ。
「ご利用確認はこちら」と書かれた怪しさ満点のボタンをタップするだけだ。
liangxue.com.cn
Viva China !!
まる出しモロ出し中華だしww
サクッとログインすると、見たことあるような画面。
前に来てたっけ?
これ、セゾンだよね?
まぁ、ボク、セゾンカードはいっぱい持ってるけど、このメールアドレスに連絡をお願いしてるカードはないなぁ。
これ、住所とかいらないやつだ。
つまんねーの。
さて、今日はつまんない内容なのであなただけに秘密を教えよう。
尻山運子の逆詐欺テクニックを再現する秘密の一つだ。
フィッシング詐欺野郎が「カード番号が違います」などと言ってくることがある。
クレジットカード番号は一定のアルゴリズムに従って作られていることは、このシリーズをご覧の方は承知しておられることだろう。
このアルゴリズムに従っていないと「番号が違います」と警告が出る。
そのアルゴリズムの一つと言うのが、これ。
カード番号にはこんな秘密があるのだ。
この判断方法は下記で紹介されている。
まぁ、一般の皆さんがこんな方法で伝えられたカード番号が正しいかどうかなんて判断する場面はない。
そもそも昨今の決済では決済用端末にカード番号を読み取らせれば自動的にカード番号がカード会社に紹介されるので決済する側もされる側も、カード番号が不正かなんて気にする場面がない。
こんな知識を必要とするのはフィッシング詐欺野郎か、尻山運子さんに限るww
チョイチョイっと作った番号。
8+8+3+8+4+1+5+1=38
これではダメなことがお判りいただけるだろうか?
ここでもう一つ。
尻山運子さんの逆詐欺の秘密を暴露しよう。
カードの番号と言うのはクレジットカード会社によって桁数が異なる。
Visa・MasterCard・JCBは「4・4・4・4」=16桁
アメックスは「4・6・5」=15桁
ダイナースクラブは「4・6・4」=14桁
このようになっている。
しかし、いずれも「ISO/IEC 7812」と言う国際規格に準拠しており、先頭から6桁でカードの発行会社や具体的な種類が分かるようになっている。
実は、最初の4桁と次の2桁がクレジットカードの種類を示している。
代表的なものに次のようなものがある。
3528-24 SAISON郵貯 JCB
3540-23 JCBコーポレート一般
3541-01 JCB GOLD プロパー
3691-16 Diners 一般
3695-63 Diners コーポレート
3761-04 AMEX
3761-07 AMEX GOLD
4205-23 AEON-VISA
4297-69 楽天カード VISA
4980-03 三井住友カード(旧クラシックカード)
5252-15 SAISON-MASTER
5302-30 三井住友カード ゴールド
5436-16 アコム-Master
他にもいろいろあるが、このあたりを押さえておけばあなたも尻山運子さんになれるw
また、カード番号の最後の桁はいずれのカードでも、番号の入力ミスなどを検知するための数字「チェックデジット」となっている。入力したカード番号の入力ミスがあれば、チェックデジットと照らし合わせて、それが判明する仕組みだ。
あなたが尻山運子になりたいのなら、パソコンのセキュリティーを充分にした上で、このような知識を駆使すればカンタンになれる。
いろいろ番号を作ってみてダメだったら、チェックデジットを変えてみる。
尻山運子さんが「最後の一桁を変えてみた」とやっているのは、チェックデジットをいじってみた、と言う意味だ。
ま、そこまでして尻山運子になろうと言う酔狂人はごくまれだろうけどねwwwww
さて、今回のは先頭4桁の番号を選ぶ形式だったので5252にした。
上記の通り、5252-15はSAISON-MASTERの番号である。
ここで・・・
1+1+2+2+4+4+6+8=28
7桁目から15桁目までの間、もっとも影響のない7桁目、9桁目を変えた。
最後に末尾桁を調整した。
全部埋めてみた。
で、確認画面に移動しようとしたら・・・
え?
これなに?
携帯番号なんて登録していないから絶対にSMSなんて届かない。
これ、忠実に再現しすぎて地雷踏んでない?
これでは誰もこの画面を突破できないよ???
というわけで、めっちゃ適当な番号を入れたww
何か起こるかなー?
わくわく♪
何かカウントしだした?
もしかしたらもしかするので、80ポート以外を閉じて様子をうかがう。
あれ?
元の画面に戻った。
liangxue.com.cn・・・
ループしてるよww
ちゃんと正規のセゾンに飛ばなきゃwwwww
いつまでたってもどこか抜け作なんだよなぁww
憎めねえから遊んでやってるww
そんな尻山運子さんなのだった。