先日終了した日薬学術大会で「調剤基本料」の一元化について講演があったようだ。
と言うより「診療報酬改定からみた薬剤師に求められるもの」がテーマらしい。
昨年1月の政府・行政刷新会議の「規制・制度改革に関する分科会」で、40点の調剤基本料を特例点数の24点に一元化してはと提言があった。
これに対して薬剤師会及び厚労省サイドから24点は全体の1%の薬局であり、一元化するのであれば24点を40点にとの意見も出た。
この件については、医師会及び支払いサイドも行政の強引さを嫌がり、結果としてそのままになった経緯がある。
少なくても中医協の議論を聞いている限り、薬剤師会からの意見が通ったとは思えない。
医師会や支払いサイドの政府への反発が幸いした格好になった。
この議論が出た時にも書いたが、調剤基本料が40点であろうが24点であろうが、大事な事は国民が納得して支払ってくれるかどうかではないだろうか。
例えば、私がたまに行く薬局ではカウンターにトレイが置いてある。
ここに置くだけで400円もかかる。
では、事務職員が処方せんを受け取ったら400円は納得できるのか。
この400円のどこに医療を感じるだろうか。
もちろん私の解釈がおかしいかもしれないが、これが国民的な認識ではないのだろうか。
お薬手帳も同じであるが、本来あるべき姿を薬剤師会は示さないと調剤報酬制度自体が危うい。
薬剤服用歴管理指導料もお薬手帳の有無やシールを渡した、渡していないの議論もいいが、お薬手帳の本来的な活用の中に、処方された薬剤の重複投薬、相互作用、薬物アレルギーなどの確認がある。
これが調剤済みで服薬指導の段階では遅いような気がする。
始めに確認ありきじゃないだろうか。
何か意図する方向が違っているような気がする。
先ほどの調剤基本料であるが、一元化問題について「これで終わりではなく、また出てくる可能性がある」と演者は話をしている。
また出てくる可能性があるならどうしたらいいのか。
エビデンスを含めてこれから示していく必要性を強調したらしいが、診療報酬改定の議論は来年の秋くらいから本格化する。
既に、エビデンスを示す準備が出来ているならいいが、これから何か始めるのには遅過ぎる。
来秋では間に合わない。
先日、テレビ局の方と簡単な打ち合わせをした。
その時に「1日1回服用の血圧の薬が28日分処方されていました」と調剤料について説明した。
「10錠のヒート2枚と2錠切り離した8錠のヒートを輪ゴムで留めて調剤料は810円です」と話すと、驚いていた。
そんな単純ではないと怒られそうだが、一般的な庶民を驚かすには十分だ。
こんな事を書くと怒られそうだが、調剤報酬のあり方を議論する時期に入ったのではないだろうか。
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