大企業の会社員とその家族が加入している健康保険組合の8割が赤字となっている。
2011年度の決算報告では、全体で3,489億円の赤字になっており、この赤字は4年連続となる。
その累積は1兆6,068億円である。
さらに、今年度も5,782億円の赤字が見込まれている。
健康保険組合連合会は1,443組合があり、その内の1,101組合が赤字だと言う。
赤字の組合の4割が保険料を引き上げたにも関わらず、赤字からの脱却は難しいようだ。
これは収入となる組合員やその家族が減っていることと、医療費への負担が増えていることによる。
医療費への支出は全体の半分を占めている。
実は、この医療費への負担とは、高齢者医療制度により健保連が負担する高齢者医療等への支援金、または拠出金が大きくのしかかっている。
これは既に、私のブログの一部でも紹介している。
さて、この記事から何が読めるだろうか。
1つには保険料負担に見合う医療のあり方が問われる
無駄に使われていないか。
医療への貢献が感じられるかどうかなどではないのか。
無駄と言えば残薬は明らかに無駄になる。
今回の調剤報酬改定のメインは残薬確認だ。
さらに、医療への貢献からすると調剤報酬の医療貢献度にも疑問が投げかけられる…かも。
そろそろ調剤基本料の医療貢献に対するエビデンスが必要だ。
現状では、赤字財政の健保組合運営であるが保険料率アップは避けられない。
組合員の負担は増え、不満は募るばかりである。
そんな不満を組合自体も黙ってはいられない。
平成17年3月から始まった「健康保険組合における調剤報酬の審査及び支払に関する事務の取り扱いについて」(健康保険組合理事長宛 厚生労働省保険局長通知)は、健保組合が直接薬局とレセプトの審査・支払いができると言うものだ。
これに目ざとく取り組んだのが日本調剤である。
既にトヨタ健保では739薬局が登録され、その運用が始まっている。
この739薬局の6割以上が日本調剤である。
健保組合では直接薬局とレセプトの審査・支払いを行うと、支払基金を通じるより1件に付き約17円コストダウンになる。
それだけではない。
メインの日本調剤では積極的に後発医薬品への切り替えも行う。
1粒で2度美味しいとなる。
そして、これは健保組合と薬局との契約事項である。
まさかとは思うが1点10円を9円なんてことも無きにしも非ず。
既に、健保組合ではお勧め薬局として紹介しているようだ。
なんてったって17円はちりも積もれば山となる。
後発医薬品への切り替えは健保組合自体でも積極的に行ってきた。
でも効果が薄い。
薬局でもやってくれると渡りに船がやってきた。
これ幸い。
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