とんちゃん自分が丸顔だから、今までは首元を出している襟のないものばかり着てきたそうなんですけど、ますおさんが「自分で似合わないとか決めつけちゃダメ」とタートルネックを薦めてくれたそうです(でも上の写真だと首元が見えない(^▽^;))
当日も楽屋に来てこの衣装に合わせたベルトを貸してくれたり、髪型もセットしてくれたりとコーディネーターさんになってたそうです( ´艸`)
とんちゃんとSnugsの熱い友情が素晴らしい👏👏👏
1曲目「恋人繋ぎ」2曲目「つなぐ手」と手を繋ぐ歌が2曲続きました。
とんちゃん曰く「人の手の温もりを感じられる歌を集めてセットリストを考えた」そうです。
その2曲のあとに続いたのは、とんちゃんも出演していた舞台「悪愛」の劇中歌「もしも」
Xにその時の動画をあげてくれてたので、リンク貼っておきます(*^_^*)
フルバージョンはこちら↓
2階席で観ていた鵜飼主水さん、舞台悪愛で主人公をやられていたからいろんな想いが込み上げてきて、この曲ですでに号泣だったそう(笑)
私も新幹線の中でこの曲まで観ることができました。
「もしも」自体感動的な祈りの歌なんですが、歌うたびに歌声の迫力が増してより深い響きの歌になってきてました。
スマホで観ながらウルウルしてたら「もうすぐ名古屋着くぞ」と旦那さんに肩を叩かれて、ハッと現実に戻ってきてしまいました(笑)
名古屋駅から電車を乗り換えたり、家に着いてからも荷解きやお土産の整理をしたりでバタバタしていて、その日は続きを観ることができませんでした(T_T)
そんな大感動の「もしも」を歌い終わったあと明かりが着いて……
とん「あの、皆さんもうライブ終盤みたいになってますが(笑)まだこれからライブ続くので、ちょっと一旦涙拭いてもらってからご起立お願いします。すみません、なんかお葬式みたいになっちゃってる中(笑)」
バラードばかりのライブだと、観てる方もしんどいかもと思ったらしく、ここで2曲アップテンポな曲で盛り上げる。
とん「皆さん、盛り上がってますかーー!?イエーーイ!!」
とやるも、皆さっきまでの感動引きずってるし戸惑い気味なご様子。
とん「慣れてない慣れてない(笑)そうだよね、普段は静かにお芝居を観にいらしてる方が多いから(笑)僕のライブでもこんなことやったことないから(笑)でも、ずっと座って聴いてるだけじゃつらいと思いますので、少し体を動かしてください」
まだ音源化されてない新曲「トライアゲイン」伸びやかで爽やかでとっても好きな歌ーヾ(≧▽≦)ノ
X(旧Twitter) トライアゲイン「リーディングライト」
そのあとは去年の12月のホールワンマンライブ「きのうと明日が出会うには」で初披露された「レインブーツ」というカワイイポップな曲(*´ω`*)
とん「皆さんお座りください、ぎこちないのり方が可愛かったですよ(笑)ご安心ください、ここからバラードしかありません(笑)」
とんちゃんの自虐も込めたMCに笑いが起きる。涙と笑顔と温かい空気が和んでいて心地いい雰囲気でした(*^_^*)
そしてバイオリン演奏者の菊池理恵さんとチェロ演奏者の木村珠海さん登場。
ギターのいけたくさん、キーボードの友田ジュンさん、パーカッションの山下あすかさんも含め、6人で浅草花やしき遊園地のことや地元にあった遊園地のことを話します。
この日のライブ、石川からご両親が観に来てくれてたそうです。二人の前で歌うのは少し照れますねと言いながら
とん「子供の頃は守られてるのが当たり前だと思ってたけど、そうじゃないっていつからか気づくようになりました。あなたの大事な人を思い浮かべて聴いて下さい」
いつものバンド演奏に弦楽器の音色が加わることで、より曲の世界観が広がり感動的な歌になっていました。
お父様やお母様もどんな思いでこの曲を聴かれていたのかなあ…(ノ_-。)
そしてここから今回のメインセクション朗読劇の始まりです。
舞台上に佐藤弘樹さん、上遠野太洸さん、鵜飼主水さんが現れ、用意されたイスに座りました。
とんちゃんのナレーションのようなMCから入りました。
「リーディングライト」
今あなたを照らしているものは何ですか?
そして今あなたが照らしているものは何ですか?
僕はあなたを照らせているのかな
不安になってしまうけど これだけはわかっていて欲しい
いつだって
あなたが僕を照らしてくれている
X(旧Twitter) 今夜は月が綺麗だよ「リーディングライト」
主水「今夜は月が綺麗だね」
太洸「え……どうして……?」
主水「どうしてって、月が綺麗だから」
太洸「いや、そうじゃなくて!!!」
主水「お団子食べたくなってくるなあ~」
太洸「なんで!だって君は!!!」
主水「これからも、何度でもこの景色を一緒に観ようね」
太洸さん演じる若い男性とその恋人の女性のセリフを主水さんが演じる。
同棲しているラブラブな2人をからかうように、佐藤弘樹さん演じる中年の男性が「あれ?2人は夫婦なのかい?」と尋ねる。
太洸「え、いやまだ…」
主水「違うみたいです」
弘樹「そうなのかい?結婚した方がいいのに」
主水「彼次第ですね(笑)」
太洸「今はまだ、そういうことは…」
若いからまだ責任は負えないと濁す若者に「今は今でしかない」と諭すおじさん。
弘樹「おじさんにも昔君ぐらいの年の頃にいたんだよ、大事にしたいと思った人が…でも会えなくなってしまってね」
その大切な人は病気で亡くなったのだという。病気になったと彼に告げずに離れて行ってしまって、亡くなったあとにそれを知ったから二度と会えなくなってしまった。
主水「後悔してるんですか?」
弘樹「後悔というのとは違うな、今その子がここにいないことがとても寂しいんだよ…」
その人が言っていた言葉が若者の胸に突き刺さる。それからしばらくして彼女から「君とはもう一緒にいられない」と告げられ、一方的に出て行ってしまう。いつものケンカだと思って、すぐに仲直りできるものだと信じていたのに、彼女は姿を消したまま戻ってこなかった。
彼女はもういないのに、彼女との思い出だけが残ってる。
どこを見ても彼女が言っていた言葉ばかり思い出すのに、今はもう一人ぼっち…
愛ってなんだ 手を伸ばして
愛ってなんだ 抱き締めると
愛ってやつが満たしていく
心に光をくれた人
高校時代の男友達2人と飲みに行って、友達の一人が結婚して子供が生まれることを報告してきた。
最初はビックリしながらも盛大にお祝いして、話の流れで彼女のことを聞かれた。
彼女は病気で亡くなったと、彼女の母から聞かされたと本当のことを話して重たい空気になってしまう。
慌てて「もう大丈夫だから!悲しむだけ悲しんだから!!」と強がるものの、飲み会が終わった後一人部屋の窓から月を見上げて……
主水「今夜は月が綺麗だね」
太洸「…今夜だけは…綺麗じゃなきゃよかったのに……!!!」
そして月日は流れ…15年後
一人独身のまま年を重ねた彼は、昔の思い出を邂逅しながらマンションのエレベーターに乗ろうとした。
主水「お帰りなさいませ、お客様」
弘樹「え?」
主水「当ホテルは予約のできないホテルとなっております。時を戻してお客様が会いたい人に会うことができます」
弘樹「本当か!??」
彼はエレベーターを指示して、それに乗れば過去に戻れると言う。しかしそこでは決して自分の存在を知られてはならないと約束し、男はエレベーターに乗った。そして……
弘樹「あれ?2人は夫婦なのかい?」
箱シリーズは主水さん演じるドアマンと成哉さん演じるベルボーイが、過去に戻ってやり直したい、会いたいのに会えなくなってしまった人に会いたいと願う人に、その願いを叶えるエレベーターへと案内するという朗読劇でした。
今回の脚本はそのシリーズに繋がっていて、太洸さん演じる若い男性が最初に出会った中年の男性は、未来から来た自分自身だったのだと、二回観て気づいた時「そういうことだったのかあ!」とすごく納得いったのでした。
旅行から帰ってきてからもバタバタしてて、22日の夜ようやくゆっくりアーカイブ観れる~とスマホで横になって観ていたから、セリフの声が聞きとりづらくて「ん?この話の主人公太洸さんだったはずなのに、なんで最後弘樹さんがドアマンと話してるんだろう?」と、その時は理解が追い付かなかったんです(;^_^A
まさか2人が同一人物を演じていたとは思わなかった(^▽^;)
いつもはMNOPの舞台の脚本に合わせてとんちゃんが曲を作ったり、とんちゃんの楽曲の中から話に合う歌を持ってきたりしていたのですが、今回は「今夜は月が綺麗だよ」の曲を元に脚本を作ってもらったそうです。
そこにこのライブのタイトル「リーディングライト」にちなんだテーマでもある「ライト」という曲と、箱シリーズの主題歌でもある「雪桜」を朗読の合間に挟み込んで、生演奏で物語を盛り上げていました。
今までの朗読劇や劇中歌だと、セリフの邪魔しないようにワンコーラスだけ流したり、誰かが喋る時は声量を落としたりして完全にBGMとしての歌でしたが、今回はとんちゃんのライブがメインなので、朗読劇のパートの合間にしっかりフルバージョンで歌うという切り替えをしたそうです。
役者のお三方もはけずにとんちゃんの歌を聴いていたので、お芝居をしていない時はずっと泣いていたそうです。
弘樹「生演奏がスゴ過ぎて、とんちゃんの歌も素晴らしくてずっと泣いてました」
太洸「とんちゃんが歌ってる横で聞いてて、僕の心が今ここにある!!ってなってました」
主水「お芝居をしている側なんだけど、めちゃくちゃいい席で聴かせてもらえました。SSSSSS席(笑)」
とんちゃんの歌もすごいけど、なるさんの書く脚本とそれを演じられたお三方が素晴らしかった!!!
主水さんは女性と友達、そしてドアマンと3役やってたのに、全部違う人物に聴こえるのがすごかったです。
ずっと聴いてきた「今夜は月が綺麗だよ」という曲が、今までのものとはまた違った別の「今夜は月が綺麗だよ」になっていて、それがぴったり物語と当てはまってしまうのがスゴイです。
とんちゃんの作る曲は元々は誰かのために作った曲であったとしても、それだけで終わることなく、聴いた人それぞれの中にある物語と結びついてしまう多様性に富んでいるんだなと感じました。
作品は世に出た時点で作り手のものではなく、受け取り側のものになる
私も常々そう思っているから、とんちゃんの楽曲たちが多くの人に聴かれ、聴いた人の心に残って行く歌になっていく可能性は大いにあると思います。
舞台楽曲だけにとどまらず、今後ドラマや映画、アニメ、CMなどに起用されていくといいなあ(*´ω`*)
熱演された3人と弦楽器のお2人が退場されて、バンド編成で初めて歌う新曲「全部、嫌になってさ」
X(旧Twitter) 全部、嫌になってさ「リーディングライト」
何もかも全て順調に行く人なんかいない訳で、どんな人でも挫折だったり悩みや不安なことがあったりして、時には全部投げ出してしまいたくなる時もある。この曲のタイトルはすごくネガティブに聞こえるけど、曲の中身は葛藤していろんなことに振り回されながらも、まだ生きていたい!という強い思いを叫んでいる歌です。
全部、嫌になってさ 嫌になってさ
大事なものを簡単に傷つけた
全部、壊したくなってさ
自分の事もぐちゃぐちゃに塗り替えようとした
でも泣いてしまうな
まだここにいたいや
「おつかれさまのうた」の動画のコメント欄を見ていると、いろんな人が「もうやだ」「死にたい」「消えてなくなりたい」と書き込んでいるけれど、その悲痛な叫びは「本当は幸せに生きたいのに」という思いの裏返しなんじゃないかなと思います。
今の自分に満足できなくて、自分より幸せそうな人を見て羨んで、自分は不幸だからこれ以上生きていたって仕方ないと感じてしまうけれど、本当は幸せな気持ちで笑っていたくて、悩みや不安に苦しめられずにのんびり生きていたいのではないのかなと。
「逃げたい」「消えたい」「生きていたくない」の言葉の裏には「でも本当はやっぱり生きたい」という思いが隠されている。
生きていく上でつらいこと悲しいことが全くないということはないから、つらさも悲しさも全部ひっくるめて受け止めて、その中にある些細な幸せを感じていけたらいいなと私も思います。
自分の中にある弱さを認めてそれを受け入れることは強さであるから、どんなに醜くて情けなくても、ちゃんとここに存在していろんな想いを噛み締めていたいな。
そして最後の曲は、今年の4月から放送されたテレビドラマ「ぼくのかぞく。」の挿入歌にもなった「今を結ぶもの」
とんちゃんにとって「負けてたまるか」「それでいいのだ」に続く、生きていく強さを歌った曲です。
「ぼくのかぞく。」のBlu-rayも発売されました。
ドラマ本編もだけど、メイキングなど特典映像も入っているそうです(*^_^*)
ちょっと今お金に余裕がないので購入できてないのですが、萩原成哉さんの初ドラマ監督作品であり、とんちゃんが主題歌・挿入歌を担当していた「ぼくのかぞく。」役者さん達の素晴らしい演技に何度も泣かされました。
そしてすごく大事な場面となった第9話の路上ライブのシーン。とんちゃんがストリートミュージシャンとして登場し、その時歌ったのがこの「今を結ぶもの」でした。
自分自身とドラマの主人公を重ね合わせて、迷いもがきながら前に進もうとしている背中を押してあげる力強い歌声です。
今回弦楽器の音色も加わって、過去一最高に響き渡った歌声でした。
自然と涙が零れ落ちます。とんちゃんの歌は、歌うほどに深みを増していく、どんどん進化していっている。
2年前の全く同じ日11/20に渋谷プレジャープレジャーという会場で行われたワンマンライブ「グッドラックブルー」
aoiroの活動休止からソロになって初めて大きなワンマンライブ。
あの時私もとんちゃんのことを応援したいと、渋谷で迷子になりながらも(笑)会場に足を運んで伸び伸びと歌うとんちゃんの姿を観ていました。
あの時も大きくなったね…(ノ_-。)と感動してたんですが、今回もまた更に大きくなっていて、2年前の時にはとんちゃんのことを知らなかった人もたくさん来てくれたり、配信を観てくれたりしていました。
一気にスターダムを駆け上がるのではないけれど、それでも確実にたくさんの人にその歌声は届いてる。
一生懸命頑張るその姿を応援したいと思う人が増えて行ってる。
1年ごとに大きなホールワンマンライブをやるたびにそれを実感していってると思います。
アンコールは「おつかれさまのうた」
新グッズの長袖Tシャツを皆で着て、この歌を披露するとんちゃんとバンドメンバー。
毎回ライブレポで書いていることですが、YouTube動画の「おつかれさまのうた」が222万回再生を超え、コメント数も4292件です。
数字だけみると「すごいね」としかならないかもしれないですが、2021年の1月時点で10万回を超え、同じ年の11月20日に100万回、そして今年の6月に200万回再生と再生回数がストップすることなく伸び続けています。
ライブレポを書くたびに「今何万回」と記してきたのは、あとで見返した時にこの時はこれぐらいだったのねと数字の経緯を実感するためです(笑)それが全てではないけれど、数字は目に見える成長の証なのかもしれない。
aoiroの楽曲アレンジをずっとしてくれていた小川ハルさんが、220万回再生超えた時にお祝いの気持ちとして、ピアノアレンジでカバーしてくださいました。
ちゃんと「おだともあき」のカバーとして、ハルさんらしいハイトーンボイスで優しく歌ってくれています(ラスサビ前のトンビの鳴き声もちゃんと入ってる)
ハルさんもずっとaoiroを愛してくれている1人で、それぞれソロになっても離れずに傍で見守ってくれる温かさがとても嬉しいです。
コロナ禍とグループの活動休止を乗り越えて、彼の代表曲である「おつかれさまのうた」のコーラス部分を皆で歌えるようになりました。
いつかこの歌声が、武道館だったりドームだったり、もっともっと大きな会場で響いていることを願っています。
とんちゃん、バンドメンバーの皆さん、朗読劇キャストの皆さん、すごく素敵なライブをありがとうございました(*^_^*)