平成27年1月26日より、150日間の会期で通常国会がスタートしました。「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」を盛り込んだ平成26年度補正予算については、迅速かつ丁寧な審議のもと成立いたしました。これに引き続き、平成27年度予算案について、現在審議を行っているところです。
平成27年度予算では、「経済再生」と「財政再建」の両立がテーマになっています。「経済再生」のためには、地方こそ成長の主役となることが重要です。地域の実情に応じたきめ細やかな施策を可能にするために重点的に予算を配分していきます。また「新しい日本のための優先課題推進枠」を活用して、大規模団地等の地域の居住機能の再生や、学校を核とした地域力強化にも予算を充てていきます。
新規国債発行額は前年度から4.4兆円程度の大幅な減額となり、国の一般会計における基礎的財政収支については、赤字の対GDP比半減目標の達成が見込まれます。
景気は確実に回復しています。先日発表された2014年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値については、年率換算でプラス2.2%と、3期ぶりにプラスを記録しました。平成27年度予算についても建設的な審議をし、速やかに成立させることで、経済の好循環の流れを確かなものにしたいと考えています。