ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 | まーのブログ

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大物実業家の不正を暴きながらも名誉棄損で有罪となった雑誌「ミレニアム」の敏腕記者ミカエルと、謎に包まれた凄腕女ハッカーのリスベットが40年前の少女失踪事件の真相に挑むミステリー。原作はスティーグ・ラーソン、監督はニールス・アルデン・オプレヴ、主演はミカエル・ニクヴィスト&ノオミ・ラパス、共演はスヴェン・バーティル・タウベ、イングバル・ヒルドバル等です。


(2009年度:スウェーデン・デンマーク)


ヒロインのリスベットがエライ目に遭わされるシーンが前半にあります。Sっ気のある僕でもドン引きの悲惨さです。この時点ではここまで酷い凌辱シーンはいらんだろうと思ってましたが、真相が明かされていくにつれて実は重要だったことが分かりました。女性への暴力、男尊女卑がテーマなんですね。歪んだ精神異常者、人種差別主義者による連続猟奇殺人事件。女性を快楽の道具としか考えていない悪魔のような男たちを描いたサイコミステリーです。嫌悪感を感じながらも2時間半という長尺が全く気にならない面白さでした。地道に捜査する努力家タイプのミカエルに対し、驚異的な映像記憶能力の持ち主の天才リスベット。いいコンビです。特にパンクファッションに身を包み、裸になると背中にドラゴンのタトゥーがあり、心に闇を抱えているリスベットは今まであまりいなかったタイプの異色ヒロインで非常に魅力的です。


(IMAGICA BSで鑑賞)