結婚式当日に夫を殺された花嫁の復讐を描いたサスペンスで、監督はフランソワ・トリュフォー、主演はジャンヌ・モロー、共演はジャン・クロード・ブリアリ、ミシェル・ブーケ等です。
(1968年度:仏伊)
ヒロインを演じたジャンヌ・モローの瞳が放つ人を射るような鋭い視線が印象的です。事件に関わった男たちを捜し当て、次々と復讐を果たしていきますが、冷酷な表情で男たちを見つめ、冷静に計画を実行していく姿が凛々しくて魅力的でした。まさにハマリ役です。十分見応えのあるサスペンスではありますが、カラー作品なのが個人的に惜しまれます。もしモノクロだったら、ジャンヌ・モローの凄みが更に強調されていた気がします。