ぐぬぬ・・・忙しい!!
富士登山競走まであと一週間ちょいだが、全く準備もしてなけりゃ、珍しく仕事に集中しまくりでまったくもって気持ちが勝負レースモードじゃない!
明日は毎年恒例の真夏の人間ドックだけど疲労骨折中に肥えた分はちっとも取り戻せてないし、飲食は21時までっていうのに帰宅が遅くなり21時半に吉野家の麦とろ牛丼食ってやったわ!
筋トレもサボりまくりで、たまにやればかつてより負荷を下げてるにもかかわらず筋肉痛になるし。
一度ゴルフラウンド後にスクワットやって前腿を痛めたので、それ以来恐ろしくてやってないし、傾斜練もピンネシリの疲労が抜けず、仕事でくったくたになってから深夜に取り組んでるもんだから、ただの疲労の上乗せ。
そんなわけで結局満足な練習はできなかったし仕上がってもないけど、無駄に過酷な現実逃避の遠足は楽しみなので、完全にレジャー気分で行けるとこまで行ってこようと思いま~す♪
しかし心配事が一つ・・・
勝負シューズと思っていたターサージール6が傾斜練で使い過ぎたのか(6年の歳月によるただの経年劣化か)、シューズの内側のかかと部分が破れてしまい、履く度に外傷的にかかとが擦れて痛いのでレース前にただのゴミとなる・・・
手元にあるシューズは何足もあるのに、富士登山競走でボロボロになっていいやつかつ、そこそこ走れて、グリップが効くやつってなると、買ったはいいけど全然足幅があってなかったターサージャパンくらい。
しかしシューレースがこんなに余るんだから、全然足型が合ってないんだろうなぁw
とりあえずシューレースをぎゅうぎゅうに絞ってみたところ35km平地はジョグできたし、傾斜練でも目立った痛みなく走れたから、まだ綺麗だけどどうせ今後履く機会もないしこいつを連れて遊んでくるしかなさそうです。
ちなみに大阪、佐倉、かすみがうら、道マラ、水戸、上尾ハーフ、勝田、愛媛と共にしてきたヴェイパーですが、ついにこの度ピンネシリで穴が開いてしまいました。。。
でもまだ履けそうだしもったいないから、ちゃんと洗っておきました♪
OLOLOL
えみちゃん、やまいちくん、トガーさんと各地でみんなあっという間にゴールされてしまったピンネシリレポですが、当方やっとスタートです・・・
特にさくせんは無いけど、上りは頑張って走って、下りは筋肉痛が残らないように怪我しないように無理せず。
やまいちくんが3時間15~20分くらいで走ってるから、自分はサブ4できたらいいなーくらいに思ってました。
やまいちレポを前夜に確認してみると、だいたい10kmまでは4:30、15kmまでが5:00、山頂までが7:00/kmくらいのペースなのかな。
なので自分はそれぞれ30秒プラスくらいで走れたらいいのかなぁ?とか思ってて、とりあえずテキトーにエイド付近でとったラップはこんな感じ。
全然想定より遅っ!!
まぁでも42km×30秒なら20分差だし、60秒だと40分差でサブフォーくらいだから計算間違いしてただけで実際こんなもんなんだけど、それにしたってちゃんと傾斜なりにペースが変化していってたやまいちラップと比べると、同じコースを走っていたとは思えないほどめちゃくちゃwww
あんな病的に足首固くて、ラベンダー畑のちょっとした坂道でもかかとを浮かせて歩いていたやまいち君の方が全然山の適正あるのかもなぁ・・・
そんな結果になるとは知らず、スタート直後は宿の近くのポイントでまゆみさんと息子君が応援してくれてたので元気に「いってきまーす!」と手を振る♪
軽く登ってるし、周りにさえぎるものは何もないので、まずは女子トップで飛び出したことはわかった。
しばらくずっと男性の足音と息遣いが聞こえていたのでペーサーにされていたのかな?と思ったけど、おかげで集中して走れたので単独走よりよかった。
別に焦る必要は無いと、林道に入る前のエイドでのんびり立ち止まって給水してると彼はあっという間に先へ行ってしまった。
とりあえず視界に入る男性ランナーから離されないように、脳内ではバンドメイドの曲を鳴らして一定のリズムでひたすら走った。
しばらくすると8km続くという未舗装路に。
ふと横を見ると美しい川が見え、水の流れる音がマイナスイオンたっぷりで気持ちいいなぁ~なんて思うのだが、傾斜もあるし石はゴロゴロしてるしたまに足をゴリっと挫きそうになるので、あまりよそ見もしてられないのが残念。
足元ばかり見て走ってると、やたら大きなサイズの殻も胴体もブラックなカタツムリがいて、へぇ~北海道のカタツムリは黒いんだなぁ~と思った。
そんなのんきなことを思っていられるのも傾斜が緩いところまでで、だんだんとキツくなってくると「えぇ~もうこんな序盤からこんな激しい傾斜が続くのかよー!」と絶望的な気持ちになる。
でもしばらく走ってるとまたフラットになったりして、変則的に傾斜は変化していった。
やっと未舗装路が終わって走りやすくなったー!って思ったら今度はまたエグイ傾斜!!
近くを走ってた男性も苦しそうだったので、「やっと走りやすくなったと思ったらしんどいのはこっからでしたね!」「マジキツイですねー!」とか一緒に愚痴りながら走った。
後ろからすごい勢いで近づいてくるランナーがくる!?と思ったら、どうやら30kmコースのトップランナーだったようです。
これは勉強になるな!と思って観察してたらその男性はピッチ走法で軽々前に進んでいくようなタイプだったので、やっぱりリズムは大事だなと思った。
その後女子のトップランナーは予想屋やまいちの言う通りトライアスリート兼トレイルランナーのAちゃんだった!
圧倒的力強い走りでぐんぐん上っていく彼女の走りは、しっかり腕振りをして上半身を上手く使って促進力に変えているような走りだった!
よーし!マネしてみよう!って思ってたけど、疲れるばかりで初心者には上手く力に変えることができず・・・
(でもその後も傾斜練のときとか意識して腕振りは頑張るようになりました。)
そんなこんなやってるうちに15kmが過ぎた。
ピンネシリはなんとなく10km / 5km / 5kmってパート分けされてるようなイメージだったし、前半後半でまるで違うコースだからあまりトータルの距離は気にしてないし気持ちの切り替えはしやすかった。
「上りの練習もあと5km!!ここから傾斜練の成果を見せてやる!」
なんてかっこいいことを考えたけど、まぁ~リアルの坂のしんどさったらエグイ!!
なんとか今シーズンは体幹鍛えてたから腰が砕けることなかったけど、かつての筋トレしない自分だったら相当腰にきてたな、と思ったし、ヘルニア明けのトガーさんは大丈夫なのかしら?と気になった。
山の上の方になると雲なのか霧なのか視界が悪くなって、たまに「あれ?自分一人?ここで熊出たらやべーな!」って感じのシーンもあったので、熊鈴を持つように指示があったのは正解なんだなと思った。
ちなみに私は100均でも売ってると聞いていたので油断してたら、結局買いにいく時間が無くなったので直前に山ガールの同期のT子にお借りすることができたのだが、トガーさんが持っていたマジで100均で買ったという鈴は、まるでおばあちゃんが財布にでもつけていそうなものだったのであんなんで大丈夫なのかもやや心配でしたw
(レポによると上尾にまで届くほどの音色だったようですがw)
しばらくすると向かいから折り返してきたランナーがやってきた!
ダントツトップですんごい速さで戻ってきた男性!時間を見るとサブスリーは余裕そうな感じだった!
その後もぽつぽつやってくるので、やまいち君の順位をカウントしながら「ファイト!」と声をかけたりしてると少し気が紛れる。
しかし・・・あっあれ?
3位・・・4位・・・・・・5位・・・・
やまいち来ねぇぞ??
と思ったら6位くらいだったかな?赤いノースリのやまいちが現れたので激しいハイタッチでエール交換!
よし!やまいちの死は無駄にはせんぞー!ちーば県民が女子優勝してやるからなー!と気合を入れる!
が、そんな気合も一瞬しか続かず、その後は楽しみもなくなってしまったし、まだ頂上着かねぇのかよぉ~と、ついに歩きが入るw
まぁでも歩いたところでやっぱり少しでも走った方が速いというのは直前復習したやまいちレポにも書いてあったし、傾斜練でも歴然とした違いは感じていたので10秒くらいでまた走り出した。
そうすると霧の中から自衛隊の車が見えて、その先に山頂エイドが現れた!
でもたしかこの先に変な藪エリアがあるってやまいちレポに書いてあったよな、と思ったらやっぱりこの先上っていってくださいと案内された先は、富士登山競走のロードを抜けた佐藤小屋手前の道みたいで、それより細い獣道w
前日の雨でぐちゃぐちゃだし、ツルツルのヴェイパーではなんの引っかかりもなく、これどうやって上るんだよー!状態w
とりあえず根の強そうな草を引っ掴んでなんとか藪を抜けると小さなスペースに現れた山頂折り返しポイント。
気の弱そうなひょろっこいお兄さんが、まるで「こんな景色で本当すみません…」って感じで申し訳なさそうに立っていたので撮影を依頼w
「その先滑るんで気を付けてくださ~い」とまた申し訳なさそうにおっしゃっていたが、うん・・・たしかにこれどう降りるんだ?ってくらいツルツルw
仕方なくまた草を掴んでなんとか滑り降りるが、やっぱり本格的にすっ転んで尻もちをつくwww
「大丈夫ですか?手掴んでください!」とスタッフさんが手助けしてくれたので、もうそのまま抗うことなく滑り台のように滑り降りてなんとか山頂エイドに辿り着いたw
預けていたレッドブルの緑色のやつを手渡して頂き飲むと「うまー!!」美味しくていっきに全部飲み干して翼を授かる♪
が、だいぶ泥だらけだったようで、スタッフさんがわざわざ綺麗なタオルを差し出してくれて「肘のところ汚れてますからこれで拭いてください」という神対応!
お礼を申し上げて、さていよいよ上りよりよっぽど恐ろしい下りの後半戦スタートです!