19 スコーピオン MGL 改めて インプレ |  左利きの雑記。

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あまのじゃくが独特な視点と感性で日常を描いております。
主にバイクとバス釣りがメインの内容です。

注意:今回の内容はバス釣りしている人じゃないと通じにくい内容になっております。

なるべく話が通じるように書いてはおりますが、都合上どうにもならないのでご了承下さいw

 

 

ムーさんが現在愛用しているシマノ・スコーピオンMGL(150XG)

使用しておよそ1年が経過しようとしておりますが、実はムーさん現場でスコーピオンリールを使用している人というのを見かけないというのがありまして。釣り具屋さんに行っても品薄/入荷待ちになっている様子も見たことがなくて。むしろ有り余っててw

 

( ゚Д゚)世間の評判ってどうなんだろ!って思ってレビューを見てみたんです。

 

そしたらですねぇ~。賛否両論と言いましょうか。悪いリールという書き方はされていないものの、要約すると可もなく不可もないコレといって長けたモノが無い。欲も悪くも普通。みたいな書かれ方をされているのが目立ちましてね。

ま~その辺の世間の評価を踏まえて「ここがイんだよスコーピオン!」というのを書こうと思いまして。この場を設けさせて頂いただきました。

 

 

まずひとことで言ってしまうとこのリール!

ムーさんのために開発されたんじゃないかなw

 

 

実はもう皆さまご存じの通り独身貴族であるムーさん。1点豪華で最高級バスタックルを使えるくらいの余裕はあるんです。だから言ってしまえばワールドシャウラだのポイズンアルティマだのカルカッタコンクエストだのアンタレスだの揃えようと思えば揃えられます。

しかーし!性格上〝合理性〟を求めるので、そう安易に高級品に手を出すという事はしないんです。自分の身の丈に合うモノを選ぶ人です。

だから今の19スコーピオンを選んだのか?というと実はスコーピオンを選んだのは

偶然(たまたま)w

 

 

赤メタ↑と呼ばれるシマノ・スコーピオンの歴史上最も有名なリールで育った人なので、スコーピオン=深紅のタックルというイメージが非常に根強く、丁度リターンしたその年(つまり19年)に深紅のスコーピオンリールが復活するという事で!もうコレっきゃねぇ!と飛びついたワケです。そしてそんな無知の状態で新しいリールを購入したワケですから、当然!その後からもっと良いリールがある事を知るワケですよね。心が揺れ動くワケです。

特に!DCブレーキなんぞという電子制御によるブレーキには驚きましたよ!

何だかキャストする時にピュィィィィィンって音出るし!電子制御でバックラッシュ防ぐとかね!スゴいよ。釣りに未来を感じたよ。ボタン電池かな?とかいらん心配したよw

当然欲しいなって思う。買い替えようかなって思った。だから色々調べたワケだよね。

で色々調べて調べて、あれこれ都合や理想を求めていった結果ぁ~。

(・∀・)19スコーピオンに戻ってくるんだよね~w

そう。偶然でありながらもほぼ理想に近いリールを手にしていたんです。

 

じゃあお前にとって19スコーピオンの何がそんなにいいの?

というのをココで語ろうと思ったんです。

 

 

19スコーピオンの良いトコその1【とにかく外観(デザイン)にこだわっている。】

これは軽く「好み」も入ってきちゃうので、逆にココを否定してくる人もいるかもしれない。でもムーさんはこのスコーピオンにデザイナーのこだわりを感じたんだよ。

まずパーミングする側のボディを見てほしい。

普通この面にはブレーキ調整用のダイヤルとかが剥き出しになっている事が多いのだけれど、19スコーピオンにはそれが無い。いったいドコに?って思わせる所がスバラシイ。

実際には下の隠れた位置にダイヤルがあるのですが、視認性を多少犠牲にしてまでシンプルで美しいデザインを優先させたという事にこだわりを感じます。

 

 

続いてハンドル側を見てほしい。

これは意識する人しない人がいると思うけど、外側に余計なネジ穴が無い。

 

参考までに17スコーピオンDCです。写真では2ヶ所しかネジ穴は見えませんが、3か所あります。

機能的にはまったく支障が無い部分ではあるものの、はやりネジ穴というのは無い方が美しいですよね。

安価になると外側にネジ穴がある傾向になりやすいのですが、19スコーピオンは比較的お買い得部類にもかかわらずネジは内側に仕込んできたんですね。これもデザイナーのこだわりが感じられます。

 

 

そして最後は色。

まさに四半世紀前の赤メタから継承されたと言ってもよいスコーピオンの深紅。

赤いリールと言えばかつてのスコーピオン!赤いリールというだけでスコーピオンみたいと言われちゃうほど印象が強かったです。しかし、赤いリールはロッドとの色の組み合わせが難しい。

当然類似しない色のロッドに合わせるとおかしいので、

組み合わせるロッドと言えばもっぱら黒系か赤い装飾が入ったロッドという事になる。

 

 

一番似合うのは当然、同時期に発売となったスコーピオンロッドとの組み合わせ。

しかしシマノ・スコーピオンのインフルエンサーでもある村田さんは言う「ロッドとリールの色が同じってカッコ悪くな~い?」と。裏切者であるw

 

 

 

19スコーピオンの良いトコその2【なんだかスプールが広い。】

これはデザインというより糸巻き量の都合ですね。

通常は12~14lb(3~3.5号)が100m巻けるスプールが多い中で、16lb(4号)が100m巻ける容量。

村田さん的には20lb(5号)が100m巻けないと容量が少ないなんて言いますけど。まずバス釣りにおいて100m近い遠投ってほぼ無いし、100m先までブラックバスに走られるなんて事もほぼありません。

実用距離にして5~30m。遠投して30~50m。それ以上を頻繁に攻めるんだというのであれば、それ相応のタックルを使った方が良いのではないかと思います。

スコーピオンにはこのモデルの前に16スコーピオンというのがありまして。12lbが100m巻ける容量だったのに対し、なぜ19スコーピオンで16lb(4号)が100m巻けるようになったのかと言えば。これはかつての村田ファンからの要望だと思います。そう、いわゆるに赤メタファンです。

赤メタファンはずっと深紅のスコーピオンリールが出る事を待ち望んでいたワケですね。そして待望の登場となったものの、20lbが100m巻けないなんて村田様に歯向かってやがる!と思ったかは定かではないですがw糸を巻けば巻くほどスプールは重くなるワケで。メーカーとしてはなるべくそれを阻止したいワケですよ。で苦肉の策として打ち出したのがスプールのワイド化だと思います。

スプールの軸を細くするのではなく、横に広げる事で糸の重さによる慣性力を弱めようと。それによって軽いスプールの利点を生かす作戦に出たワケですね。

で正直この25mmという幅。バス用リールとしては丸形リールを除き19スコーピオンしかありません。他は19~22mm幅です。それくらい変わった幅広いスプールのリールです。

比較的ナロースプールを好む人が多い昨今ですが、ムーさんにはこのワイドスプールが都合イイ。なんでかって言うと。

いつもこう持っているから。これはいわゆるパーミングポジションですけど、

ムーさんはギッチョなので、このポジションのまますぐ投げるんです。

カッコよく言えばマシンガン並木さんのようなキャストが可能という事。

なので当然クラッチは親指の根元で切るし、サミングは親指の腹ド真ん中くらいになります。

だからこの親指がスプールに乗せやすいワイドスプールは都合が良いのです。

村田さんはこのキャストを良しとしない。キャスティングがヘタになる!と超批判しまくりで、右投げ左巻きの村上さんにその話が知れた途端「僕のはあくまで正しいキャスティングとして」みたいな言い方に変えましたねw

 

ちなみにムーさんはその正しい持ち方(トリガー指1本掛け)でのキャスティングがまったく出来ませんw(片手投げの場合ね。)

どう握ってどこに力を入れて投げたらいいのかがわからないから、まともに投げる事が出来ません。

 

そう。もう体がトリガー指2本または3本掛けに慣れてしまっているので、今更正すというのは左利きを右利きに直せというくらい難しい事なのです。だから直す気もありません。不都合もありません。

 

それからワイドスプールはバックラッシュが直しやすい。掃除もしやすい。

こんなにいいことずくしなのに嫌われるのはたぶん幅広いせいでリールがやや太って見えるというか、シャープでカッコイイ印象が薄く、大きく見えるからかなと。

リールは意外と小さいです。ギアボックスが大きく張り出して見えるくらいかな。

 

 

 

19スコーピオンの良いトコその3【わりとハイギヤ。】

シマノには基本ノーマルギヤと、ハイギヤ(HG)と、エクストラハイギヤ(XG)の3種類があります。

リールによって巻き取り量というのは変わるんですけど、平均するとノーマルギヤ66cm、ハイギヤ77cm、エクストラハイギヤ88cmくらいです。

そんな中でもムーさんは無類の超ハイギヤ好き。

ハイギヤであればあるほど嬉しくなるので、アブ・レボロケット(105cm)とかダイワ・ジリオン10.0(106cm)とか羨ましく思っちゃいます。

そんな中で19スコーピオンXGは91cmをマークします。

シマノでバス用としてこれを超えるのは村田リールのアンタレスDCMD(93cm)だけですね。19スコーピオンが3個買える価格です。

同率で15メタニウムDC(91cm)がありますけど、19スコーピオンが2個買える価格です。

もひとつ同率で16メタニウムMGL(91cm)もあります。+6千円くらい。

 

基本的にはシマノのタックルが良いのですが、ハイギヤに憧れすぎたためにスピニングタックルはアブで統一し、レボロケット3000S(108cm)を使用しています。糸巻き量/重量/価格から見て今のところコレを超える理想のリールは無いです。

早くシマノさんでもレボロケットを超えるような超ハイギヤリールを出してほしいですね。シマノで理想を追求すると欲しいスピニングリールはストラディックCI4+2500HGSです。

価格無視ならヴァンキッシュC2500SXG。

 

 

 

19スコーピオンの良いトコその4【どう考えてもお買い得。】

高いリールには高いなりの理由が。安いリールにも安いなりの理由があるにせよ。マグナムライトスプール(MGL)搭載で、マイクロモジュールギアも搭載で、上記のようないいことドュクシで、

(・∀・)そんなリールが2万円以下で買えるんですよ!こんないいリール他にないだろ!って思うのに世間は辛口評価ですよねw

 

ま~ほら。ムーさんの場合は赤メタから20年飛んで19スコーピオンだからさ。全てにおいてレベルアップした19スコーピオンにはほぼ不満がないのかもしれないけど。それまでにアンタレスシリーズだのメタニウムシリーズだの使い継いできて手が肥えている人から感じたら、長けたものが無い、幅広で不格好なリールに感じちゃうのかもしれないよね。

 

 

でこの記事を長々と書き終えてね。シマノのリールを再確認していた時にスゴいの見つけた!

( ´ω`)あれあれ~?このリールどう見てもスコーピオンとボディ同じだよね~。

スプールサイズもギヤ比も同じ。しかもDCブレーキだし!

(・∀・)今年スコーピオンDCと呼べるリールが出ていたなっ!(一応シーバス用)

(´∀`)いや欲っしぃ~な~♪でも1万円高か~♪ん~・・・前向きに検討しておきますw

 

 

(・∀・)ま!結論を言っちゃえばだよ。自分の好きなリールを使うのが一番だよ!

値段なんか関係ねぇ!自分が使っていて気分がアガるリールが正解!

好きじゃない、納得のいかないモノを使い続けるのはストレスです。

 

 

・・・・ということで丸くよろしいでしょうかw