さて久々のハタローネタです。
今日はハタロー(カブトニオイガメ)の飼育が難しいのかどうかについて。
(・ω・)きっと簡単な部類だと思います。
一番大変な作業で水替えですね。
ムーさんの場合。1週間~2週間に1回、水槽の水をほぼ全部交換します。
基本的には熱帯魚の飼育に近いんですよ。
近いんですけど違いはあるので比較しながらご説明。
①水温管理。
熱帯魚の快適温度は27度前後といった感じですかね。
カメはまず15度以下にならなければ普通に活動出来ます。
元気に動くのは25度以上ですかね。
②水質管理
熱帯魚の場合。水替え頻度は月に1回。水槽の半分もしくは3分の1程度の水を交換するというのが一般的で、交換する水はカルキ抜きする(しておく)のが鉄則です。
カメは水の汚れ方が熱帯魚の比ではなく、ろ過装置が無い場合などは3日に1回水槽の水を全部替えるくらいの勢いで汚れます。水替えスパンは圧倒的に熱帯魚より手間ですが、肺呼吸なのでカルキ抜きはしないでも大丈夫です。
③飼育環境
水棲ガメって基本、半分水の中、半分陸に上がっているイメージが強いかと思います。
でもカブニに関してはほぼ常時水中です。何か用事(エサ取りに行くとか、環境的に移動せざるをえないとか)が無い限りはずっと水中で過ごすカメです。
よくハタローの水槽を写真や動画で見た人から「そんなに水入れて大丈夫なんですか?」という心配のメッセージを頂く事があるんですけど、陸(丘)を設けても上がらないんですよw
基本ずっと水底にいます。
ただ注意してほしいのは幼少期はちょいと不器用だったりするので、いきなり深くするのは注意です。
肺呼吸のために必ず水面には上がる必要があるので、、止まり木と言いましょうか、足掛け台のような障害物は必ず入れてあげましょう。
④エサ
熱帯魚には熱帯魚用のエサがあるように、カメにもカメ用のエサがあります。各社いろんな種類があるので、まずはどれが好みか試してみる必要があります。
ハタローに限った話ですが、テトラ・レプトミンという有名なエサを食べないです。偶然かと思って何度か試した事があったんですけど食べないです。ひかりクレストと日本ペットフードとキョーリンのエサは食べます。
でカメのエサは基本的に「浮上性」というのが多く「沈下性」のエサは非常に少ないです。カブニは基本的に水底のエサを食べる事に適した顔の作りをしていまして、水面に浮いたエサをたべるのがエラく苦手です。そこでムーさんが思いついたワザが熱帯魚用の沈下性のエサを与える事。
コリドラス用とプレコ用のエサを併用して与えていました。今もメインはプレコ用のエサですw
肉食熱帯魚(ナマズや古代魚)用に沈むエサがあるので、それも良いかもしれません。
1粒が大きいので、かなりの満足度ですよ。
⑤疾病
幸いハタローくんはコレといって目立った病気にかかった事がありません。でも皮膚に白カビが発生したりした事は度々ありました。(最近無い)
熱帯魚の場合。白点病という全身にカビが生える病気はよく起きる事なんですけど、カメの場合それが起きた場合、直接洗い流す事が出来ますw
予防策や治療法として有名なのは「メチレンブルー」です。たぶん金魚水槽なんかで水を青くする液体を見た事あるかと思いますがアレです。カメにも使用できます。
外傷(皮膚のキズ)が起きた場合。もしもそのキズにカビや化膿が発生していたら、イソジンがイイです。
⑥寿命
あくまで一般論でしか書けないですけど。ハムスターはおよそ2年。インコはおよそ7年。金魚は2~5年。という小動物の運命とも言える短い寿命の中で飛びぬけて長寿なのがカメ。
カブニの場合、一般的には10~15年と言われていましたが。おそらく20~25年は生きると思われます。
実際に確認出来た年齢のカブニで18歳という例はありました。で昔見た記事で同じ記事が見当たらないんですけど。最長寿記録で61歳というのがあるとかって見た気がするんだけどなぁ~・・・。
早々とペットとのお別れで悲しみたくない人はカメ良いかもしれませんよ。
(´ー`)いや~こんなに長く語る予定じゃなかったんですけど、書きたい事書いたら長くなっちゃいましたね。
これからカメ飼いたいんだなんて思う人は少ないでしょうけど。子供が飼いたがっているとか、手軽に飼えるペットを探していたとかあればご参考にして頂ければ良いかと。
リクガメに関しては水棲ガメと別物だとムーさんは認識しておりまして、犬猫に近い部類だと思っておりますよ。カワイイから大好きだけど、動物園やペットショップで愛でるくらいでイイやw