5月のプロ野球観戦と、歌舞伎座観劇 | ふうせんのブログ

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小林蕗子のブログです。2013年5月に始めたときはプロフィールに本名を明示していましたが、消えてしまいましたので、ここに表示します。。
主に歌舞伎や本のことなどを、自分のメモ的に発信したいなあって思っています。よろしく!!

前回のブログを更新してから、3週間ほど経ってしまいました。
前回のブログの続編【歌舞伎の本格的な世代交代への期待 ③ (後篇の2) 中村隼人】の原稿もほぼ出来ているのですが、肝心のラストの打ち上げ記事がまだなのです。
もう少しおまちください。

5月5日「こどもの日」は、私にとっては、78歳の最後の日。
東京ドームで、伴侶の中川右介が用意してくれたプロ野球観戦。

阪神タイガースVS読売ジャイアンツ。
もちろんタイガース・ファンですから、席は1階席3塁側。
B46ブロックで、かなり外野席に近い位置でしたけれど、外野応援団の音頭とりの人に合わせて賑やかに応援できて、楽しかった。
27列目で、前は通路でしたから、守備の様子もよく見えました。
ピッチャーの勢いやコントロールなどは、テレビ観戦のほうが手に取るようにわかりますが、1年に1回ぐらいは、球場観戦もよいですね。

コロナ禍まえは、中川と一緒に横浜にも甲子園にも行ったのですが、いまは東京でデイゲームにしか行けなくなりました。
神宮球場は昼間は学生用なので、原則としてプロ野球はナイターです。そのため東京ドームのデイゲームに行くしかないのです。
その観戦もそろそろ卒業かな?って思っていたのですが、
この日、車椅子席で「CHIKAMOTO」のTシャツ姿で観戦されている女性、私よりもかなりご高齢とお見受けしました。ちょっと刺激をうけました。
対戦結果は4対2で阪神勝利!!
1番打者・近本をトップに野手全員にヒットが出て、良い試合でした。
近本の守りは、外野のセンター。あれは誰が打ったか?、鋭い勢いの飛球をダイビイングキャッチ!! 
その時の足が、美しい弧を描き、海老ぞり!! 
そのしなやかで強靭な肢体の美しいこと!!
阪神に入団してから6年目の近本光司https://hanshintigers.jp/data/player/2024/5.html
淡路島出身で、どちらかといえば小柄で、地味で真面目な印象の選手ですが、
プロ選手として6年目。プロであるからには、魅せるプレーをするべく努力しているのでしょうね。そんなことを思った観戦でした。
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5月6日は、79歳の誕生日。毎年恒例の歌舞伎見物

 

『團菊祭』の昼の部に行ってきました。
尾上松也と尾上右近・競演の『鴛鴦襖恋睦(おしのふすまこいのむつごと)』通称「おしどり」。
市川男女蔵・主演の【四世市川左團次一年祭追善狂言『歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)』】。
市川團十郎・主演の『極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)』。
三演目、どれも熱演で素晴らしかった。
詳しい感想は、後日にまわしますが、
『鴛鴦襖恋睦』は、演者にとって初役の舞台だからこその、独特の清々しさと美しさが、うるうると光るのです。
『歌舞伎十八番の内 毛抜』は、男女蔵にとって父・左團次の一年祭追善ですから、最初からおしまいの花道の引っ込みまで、祭祀の心と祝祭性が男女蔵の身体から立ち昇って、やはり独特の舞台になってました。
『極付幡随長兵衛』は、團十郎にとっては4回目。すでに〈持ち役〉の一つとなりつつあり、長兵衛の心根を捉えて「孤高の思考や覚悟を意識してお客様にお届けしたい」と解説している通りの

〈男の美学や覚悟〉を潔く描き出した姿が、やはり清々しい舞台でした。
是非、観ていただきたい舞台です。

詳しいことは後日まとめます。
二日間、長丁場のお出かけでしたから、今夜も眠い!!
おやすみなさい。

※ なお、敬称についてですが、プロの芸術家や文筆家の方は広い意味での公人ですので、舞台そのものや作品について記す時は、私は敬称を付けません。昔からの慣例です。プライベートな内容と思われる時は「さん」の敬称を付けます。よろしくご了承ください。