ようやく仕事の研修も終わりました
テストもあったのですが、仕事漬けで勉強する時間など全くなかったにしては好成績でした(笑)伊達に高校時代に一夜漬けで鍛えたわけではありません昔取った何とやら…(笑)
勉強する時は竜雲はにぎやかめのギターが鳴り響くロックの曲をイヤホンで聴きながら集中します ロックの曲を聴いていると脳が活性化される気がするのですが、気のせいでしょうか?
さて。今月の歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」の夜の部では、とってもとっても素敵なものが見られますそれはっ
尾上菊之助さんの「京鹿子娘道成寺」です
菊之助さんの白拍子花子は、息をするのも忘れるほど美しいのです客席で「うっわ綺麗」と何度思ったことでしょう
花子の衣装、赤色に小花が咲き乱れているものでの登場で、菊之助さんは花道にまさに小花が咲き誇っているかのような美しさ…
なんて言えば良いのでしょう?可憐で華やかなお着物に負けないくらい菊之助さんご自身が美しいのでした〜あの柄をこんなに美しく着こなせるなんて
この演目では花子が舞台上で(ただでさえ綺麗な衣装を)早替わりでどんどん変えて行くのが楽しみのひとつでもありますが…
赤の衣装から緑色の衣装へ変わる時の爽やかさ、赤がとっても綺麗だなと思っていたけど緑色もいいなぁ、と 爽やかな美しさを楽しむのもまた一興
そして桃色の着物で連なった笠を持って
艶やかで…まるで博多人形のような
これこそ「日本人に生まれて良かったこんな美しいものを身近で観ることができるのだから」と感じました。(海外から歌舞伎遠征しようと思ったら大変ですもの)
笠で引っ込んだらお所化さんの見せ所
この曲は三味線、鼓、小太鼓などの楽器の演奏も素晴らしくて… よく指揮者もいないのに三味線とか合いますよね
そして次は紫色の着物で、ご自身の定紋入りの手拭いを持ってのはんなりとした踊り…
菊之助さんは手拭いを投げましたが、これは1階センターブロックの人だけのお楽しみ
菊之助さんが引っ込んだらお所化さんたちも手拭い撒きをしてくれました
竜雲は自慢じゃないですが、歌舞伎で手拭い撒きがある舞踊でいいお席にいても、1回も手拭いが貰えたことはありません
そういうのは、然るべき方のところへ行くのでしょうね。大好きな役者さんからだったら何が何でも欲しいですよね〜(笑)
次に菊之助さんの出て来られた時は、黄色と紫色の着物で!
尾上菊之助さん、黄色 似合ってます「天女か」と思いました…妖しくて美人で可愛い
そして、私の歌舞伎メモが(舞台に釘づけで用紙なんか見てはいないため)何を書いているかわかりませんが
小花を散らした文様のお着物、再び
お江戸の人形みたいに可愛くて「こんなに可愛いんだ」とほわ〜んとした気持ちで観てるだけ(笑)
菊之助さんの動きは柔らかくて、とっても可愛い中に時折 妖しさが入るところが素敵です
眼福とはこういうことなんだろうなぁ…
そしてやはり「女方舞踊」ですので「ここは男の筋力あっての動きなんだろうなぁ」と感服するところも多々ありました
しなやかな動きには筋力を使いますもんね
最後は白に灰色の( の)←読めない、覚えていない…何だったかなぁ
デザインの着物で丸い太鼓をたたく姿も柔らかく
そして花子が正体を顕すところ
ここ、チューニングの違う(音階の異なる?)笛2本の旋律が不安を誘いますそこが好き!
不協和音
最後の「鐘」に登ったところはもう
やっば
蛇としての気迫が凄くて、表情といい本当に素敵〜〜〜
このラストの姿を舞台写真にしてください!!
むしろ素晴らしい京鹿子娘道成寺なのでDVDにして発売してください
こんな美しくこの上ないものを観られてすっかり満足でした〜〜
菊之助さんは六月は博多座で茶色の隈取りで「土蜘」を踊られますが、やっぱりとっても美しい方なので「京鹿子娘道成寺」をまた踊っていただきたいなぁ〜
この上ない、菊之助さんの「京鹿子娘道成寺」でした
皆さんもご覧になられましたか
息をするのも忘れるくらいの美しさでしたよ!
まだの方はぜひぜひ
それでは今日も良い一日を〜