まだ本調子ではありませんが、かろうじてチケットを無駄にせぬよう「團菊祭五月大歌舞伎」の夜の部の観劇には出かけてきました〜
本来ならば音羽屋さんと播磨屋さんのお孫さんの襲名に敬意を表してオシャレして行くのが筋目ですが…オシャレって元気でないとできないものなんだなぁと知りました ピチッとした服が気持ち悪いので、楽な格好で観劇することに(3階席で良かった)今日はすみません
丑之助くん御披露目の「絵本牛若丸」は…
最初に出てきてあらましを言う侍が、尾上松也さんとか坂東秀調さんや坂東彦三郎さん、坂東亀蔵さんでしたあらびっくり!
義太夫には葵太夫さんもいて、豪華です
丑之助くんの牛若丸がせり上がってきた時に「この子はやっぱり最強の歌舞伎界の御曹司か…」と思いました
真ん中に丑之助くん、そしてその上手側には鬼一法眼役の中村吉右衛門さん(かっこいい)、そしてその下手側には尾上菊五郎さん(これまたかっこいい)なんですもの〜〜
なんて眩しい光景なんだろうか
そして花道から尾上菊之助さんが弁慶のお役で表れます
弁慶は、鳥居前に似た髪型で、そして隈取りは赤でした。菊之助さんが舞台に呼ばれます
「私の孫の和史が…」と嬉しそうな菊五郎パパと、「私の孫でもある和史が…」とニコニコの吉右衛門さんなんて微笑ましい
「元号も新しくなり、新たな丑之助の誕生です」と、吉右衛門さんめちゃめちゃ嬉しそうでした〜
(駅の柱にもなっている和史くんの襲名披露ポスター)
ニッコニコの吉右衛門さんとニッコニコの菊五郎さんを見られて、なんだか私の心も緩みました(笑)
丑之助くんは発端に出てきた松也さんたちを相手に立ち回りをするのです
家ではお父様(菊之助さん)を相手に斬りまくっているという和史くん(ぴったんこカンカンで言ってましたよね)
その成果あってか、なかなか決まってまして、シンの人がタイミングを教えるために立ち回りでかがんでいる人の肩をポンと叩くところも丑之助くん、なんだかきまってる〜
後ろで支えてくれるお弟子さんの尽力もあり、丑之助くんはキリッ、キリッとポーズを決めていました(お弟子さんも責任重大ですよね!万が一とちったら菊五郎さんと吉右衛門さんの雷が落ちるのでしょう考えただけでめちゃめちゃこわいですw)
将来はクールビューティになられるのではないでしょうか、丑之助くん
宮崎駿監督の祝い幕
両お祖父様は可愛い孫の姿に口元がニッコニコ菊之助さんが和史くんを見る目は真剣そのもの(その父親のハラハラっぷりを見るのもこちらは楽しい)
立ち回りを挑んできた松也さんたちは牛若丸の家来になりたいということで…
そこへ山法師が2人。自分たちも牛若様のお供をしたいと!なんと紀尾井町さん=尾上松緑さんと市川海老蔵さんでした
この豪華メンバー…
そして申し次の侍女は市村萬次郎さん
楽善さんと團蔵さんも並んで。
結局、弁慶がお供をすることになって、花道を菊之助さんと丑之助くんで親子で引っ込みます
最初、六方の音楽がかかっているので「まさか六方まで…」と思ったら疲れた?とかで牛若丸はしゃがみ…
「弁慶、馬になれ!」
「私はこれから馬に乗って平家を滅ぼすのだから」というような長めのセリフもバッチリの和史くん
そして、引っ込みは、なんとなんとなんと〜〜
お父様の菊之助さんに肩車で見得もきめて引っ込んでいく和史くん
なんか、こういう小さい子の御披露目を演目としてはどうか、という人もいるみたいですが…
竜雲、吉右衛門さんがかなり好きなので、吉右衛門さんのデレデレが見られるだけでまず幸せ
そして吉右衛門さんが口上で言われたとおり、新しい尾上丑之助が誕生したということは、元号が新しくなったようなもので、一人の歌舞伎役者が生まれたということで非常に意味があるんですよね〜
しかし和史くんの後ろ盾は改めて凄いな…
令和元年、歌舞伎界最強の御曹司だろうなという思いを改めて持ちました
音羽屋さん、播磨屋さん、おめでとうございます
竜雲、少し無理を押しても行ってよかったです
それでは皆さん、良い夜を〜