南座、お稽古最終日 | 油絵で歌舞伎! KABUKI OIL PAINTING

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絵師のはしくれ、西本竜雲のブログです。自分で描いた歌舞伎役者絵をこちらでご紹介させていただきます。ほぼ毎日歌舞伎関連のことを綴ってます♪★励ましのお便り、歌舞伎の役者絵(油絵)のご依頼等はryuun . kabuki . pictures@gmail . com まで♪←スペースなしで

皆さん、おはようございま~すラブラブ 竜雲です。

お稽古期間ですね。(※特に私がお稽古をしているわけではないのですが(笑)常に歌舞伎のスケジュールと共に頭が動いておりますのでチョキ

南座は明日が「當る未歳 吉例顔見世興行」(東西合同大歌舞伎)の初日。早いです。
本日は10時30分から初日どおりの舞台稽古だということではないですか~目

11月の澤瀉屋さんがたった4日で通し狂言2つ(フルサイズ+短縮バージョン)+短い演目を仕上げられたのももの凄いなと思いましたが、
たった3日で8つの演目を仕上げる南座も相当ではないですか?目
ちょっと調べてみたら、今回などは主役の皆さんは初役ではなさそうです。今年の南座は「おなじみ演目」が多いですしね音譜どんと来いといったところなのでしょうニコニコ

いつも「まねき」の一番最後に「坂田藤十郎」のまねきが掲げられるということや、歌舞伎座のパレードの時のご挨拶も坂田藤十郎さんだったことから、あの方が今の東西の歌舞伎の筆頭?的存在なのでしょうか。
南座も座頭が坂田藤十郎さんてことですよね。

役者さんがたはもちろん、大道具さん小道具さんに至るまで、てんやわんやで御座いましょうm(_ _ )m
今日の舞台稽古が終わったら明日は初日ですもの!本当に目まぐるしいですよね目

でも、九段目の方では大星力弥を中村扇雀さんがやってらっしゃるんですよ!
このお役ってお若い役者さんがされるお役ってイメージが私の中には(勝手に)あって(笑)
どれだけ大御所の方たちが南座に集っていらっしゃるのかと思いますね~。実際大御所の方々が集ってらっしゃるのですけれども!

★歌舞伎座でもお稽古の日々です。海老蔵さんのブログによると、昨夜は遅い時間から歌舞伎座の「二人椀久」アップアップのお稽古だったそうで、、、歌舞伎座も遅くまでお稽古をやっている模様です。
(二人椀久! 観たいビックリマーク 幕見で1回観れるだけかもしれないんですー。うう~泣く
妥協のない玉三郎さんのことですもの~音譜お稽古も熱が入っていらっしゃいますでしょう ★


南座の演目ですが、「藤十郎の恋」は中村扇雀さん(坂田藤十郎役)の出し物。
歌舞伎役者さんが主人公の歌舞伎演目ってなかなかないですよね!
「藤十郎の恋 歌舞伎」で検索したら物語が読めるサイトがあったので読みました。。。 

壮絶なお話ですね汗でも昔は大きな役者は女性の命を吸って大きくなっても良かったってこと??

次に演じる演目のために貞淑な人妻を口説いてその背徳感を味わって(女性の方もそう言われて亭主を裏切る覚悟はできていたのです)、いざ抱きましょうかという段になって逃げるという(藤十郎は恋でもなんでもなく、ただ今度演じる演目のためにどういう心境なのか口説いてみて味わいたかったからだけだからだそうです)・・・ ピンポンダッシュじゃないんだからさぁ~・・・汗

女性の方は、偽りの恋の口説きに騙されて、覚悟までしてしまった自分が恥ずかしく、そしてその段になって逃げられたという侮辱に耐えられず・・・ 楽屋で自害をしたのですって。

朝一番でこんな重い演目をやる南座目汗
次の「新口村」も暗いですしあせる

「新口村」は中村梅玉さん(忠兵衛)と片岡秀太郎(梅川)さんの出し物。

なんだか関西の歌舞伎ではよく「新口村」がかかりますよね。
私も、浅草で片岡愛之助さん(関西の方)の新口村を観ました。
お話は・・・ひたすら暗いので、あんまり好きじゃないんですけれど(笑)でもよく上演される演目ですよねぇ~。竜雲は明るい演目の方が好きなので、本当にこの「新口村」は苦手なのですよ(笑)


「魚屋宗五郎」は松本幸四郎さんの出し物。女房おはまは中村魁春さん。
(この演目は以前 国立劇場で松本幸四郎さんのを拝見しているので、よかった)
これは楽しい演目です♪この演目で客席の気分もぱ~っと明るくなりますでしょうニコニコ (前の2つが暗めなので)

「仮名手本忠臣蔵」の七段目は、片岡仁左衛門さんの出し物。
お軽が七之助さん(きれいだろうなぁ)、そして「中村勘三郎さんを偲んで」ということで、寺岡平右衛門を勘九郎さんが。
七段目は、いつもお軽が鏡で由良之助の手紙を盗み見るところが面白くて。あれで読めるのかな~って思ってしまいます(笑)でも絵的にとってもインパクトがあって素敵な場面ですよね音譜

「仮名手本忠臣蔵」の九段目は戸無瀬という、私もいつも噂に聞いております、歌舞伎本でも大役だと載っていたお役が坂田藤十郎さん。
(私はまだ九段目を観たことがないんです~)
大星由良之助は中村梅玉さん、加古川本蔵は松本幸四郎さん。

「お祭り」は片岡仁左衛門さん(鳶頭松吉のお役)の出し物。

「鳥辺山心中」は中村橋之助さんの出し物(菊池半九郎役)。遊女お染は片岡孝太郎さん。
遊女お花で中村七之助さん。綺麗だろうな~。
あれ?この「鳥辺山心中」も心中もの(心中に行きましょうというところで終わると思うんですけど)ですよね。
今年の南座の顔見世は、なんて心中ものが多いことでしょうビックリマーク偶然でしょうか(笑)
それとも、「今年は心中ものでいきましょう」そういうことなのでしょうかニコニコ

「爪王」という演目は全く竜雲は知らないのですけれど・・・なんだろう?
調べてみたら舞踊劇なんだそうです。30分くらいの短い演目みたいです。
狐を退治するために鷹が放たれて、狐と闘うお話なんだそうです。(あんまりストーリー性はないのかも?)

狐=中村勘九郎さん、鷹=中村七之助さん、ご兄弟同士での戦いなんですね。
しかも拵えは普通の人間の形なんだそうです。特に特殊なお化粧をするというわけでもなさそう?

南座には行けないんですけれど、こうやってあたかも行けるかのような予習みたいなことをしてしまうのはおかしなものですね(笑)チョキ

それでは、皆さん今日も良い1日を~ラブラブ

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