皆さん、おはようございま~す
今日は早起き!新橋演舞場でただいま開催中の「八月花形歌舞伎」昼の部 「桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)」の観劇レポを先日からせっせと書いております(笑)
いよいよ今日は一気に面白くなる三幕目のレポを書きます! 面白く、というかめちゃくちゃ笑ってしまったんですけど
舞台は、序幕で追放された悪い僧の残月と、桜姫に仕えていた局長浦がなんと夫婦になっているところから始まります!ワイワイにぎやかな夫婦で、市村萬次郎さんの長浦が面白くて面白くてw
犬も食わない夫婦喧嘩をしていて、屏風を倒してしまいます。そしたらそこになんと清玄が!!
「えぇ!?そんなとこに人がいたの!?」という登場・・・
しかも、髪はぼさぼさ、青白い顔で、変わり果てた姿で!!
清玄は桜姫のことを想い、病気になってしまったのです。桜姫が長浦にあげた振袖を抱きしめて、
と嘆くんですよ。その風情が、なぜか笑えてしまって。情けない声で「会~い~た~い~~」と言う清玄に会場からも笑いがw これ、片岡愛之助さんだからこそ笑える風情になっていたんでしょうか?? 他の方が演じた清玄を見たことある方にお聞きしたい・・・清玄は笑える役でしたか?
残月と長浦は、清玄&桜姫が産み落とした赤子の世話をしてあげていたのです。
そんなところに花道から美人がやってきます。一瞬「え、綺麗、誰?」と思ったら、おもだか屋一門きってのきれいどころの市川笑也さん!顔を白く縫っただけの化粧なので(眉毛なしの笑也さんは初めて見ました)、一瞬誰かなと思いましたがすぐわかりました。子供を亡くしたばかりの葛飾のお十という母親の役でした。優しいご夫人で、桜姫の赤子を預かって世話しましょうと申し出ます。
残月と長浦は、清玄が大切に持っている香箱(白菊丸と心中の時に持っていた)をお金だと思い、お金欲しさに殺してしまいます。殺すというからには刀か?絞殺か?と思いきや、なんと毒トカゲを煎じたものを飲ませるのです(いやだな~)
で、清玄は毒を飲まされて死んでしまったので、死体を埋める穴を掘らせるために呼んだのが「穴掘り権助」と呼ばれる釣鐘権助なのです!外で穴を掘る権助。
そこへなんでだったか忘れましたが桜姫がやってきます。
長浦の居ない間に残月は桜姫に言い寄りますが、そこへ助けに入ったのが権助!
ここが唯一、クズ男の権助がヒーローとして輝く場面だと思いましたw
しかも「主人のいる女に何をする」みたいなことを言うんですよね~。桜姫を置いて逃げていたくせに一応夫婦の約束は生きていたの??? 私には権助の心理はよく解りません。
ともあれ桜姫は権助と再会できて、「会いたかったー!」って一心に喜びます(かわい過ぎる実際、桜姫かわいかったです)
この素直さが桜姫の魅力ですね~ 歌舞伎のお姫様で、こんなに素直に自分の気持ちを表すお姫様って他にいないんじゃないでしょうか? 福助さんの桜姫は、権助に恋している様子がよ~く表されていました。ウキウキの表情なんですもんこれだけ思われたら、男冥利でありましょう。
でも権助はクズ男なので、「俺みたいな男の妻になるのにそんなお姫様みたいな様子じゃあいけねぇ。悪くなる稽古をしよう!知り合いに話をつけてくるぜ」(現代語に意訳)と言っていなくなります。どこまでクズなんでしょうw
権助がいなくなってから、いよいよ舞台は恐怖と笑いのワンダーランドへ・・・♪
「桜姫東文章」三幕つづく~
------------------------------------
一応 人気ブログランキングに参加しております☆
いつも温かい応援ありがとうございます。日々の励みになっておりますありがたき幸せ♪
今日もクリックで応援、よろしくお願いしま~す (何個かリンクありますが、一番下をクリックすれば良いみたいですw)
<a href="http://show.blogmura.com/kabuki/"><img
src="http://show.blogmura.com/kabuki/img/kabuki88_31.gif
" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へ" /></a><br /><a href="http://show.blogmura.com/kabuki/
">にほんブログ村</a>