だいぶ更新をしておりませんでした。
私共の会社のような超零細企業にとって「人員不足」というのは常に付きまとう問題であります。
人が少ない中では作業効率を高めていく必要があります。
忙しいとは言いませんが、ちょっと色々ありまして、更新が出来ませんでした。
さて最近思った事ですが、私は、会社をゼロから作り上げた人、又それに携わった人をすごく尊敬します。
どんな企業も始めは超零細企業としてスタートすることに変わりはないからです。
資本や人脈、経歴等に差はあってもスタートラインは同じはず。
大きい会社も始まりは街の小さな会社だったはず。
短距離走のように速いスピードでゴールする会社もあれば、マラソンのようにゆっくりではあるが長い距離走り続ける会社もあり、駅伝のように走者が次々にバトンタッチしていく会社もある。
それぞれ企業のあったスタイルであると思いますが、理想は短距離走のスピードで駅伝を走り続けることだと思います。
でも箱根駅伝のように長くつらい過酷な道であるように経営も過酷であるように思います。
そう簡単にゴール出来ません。
箱根駅伝と経営が違う所は第一走者が山登りをするところですかね。
創業者は険しい山を登って行かなくてはいけません。
そこでリタイアしてしまう人もいるかもしれません。
でも第一走者が不甲斐ない成績でも第二走者で逆転なんて事もあります。
またその逆もあります。
山登りはトップで通過しても急に脚が痙攣して山登り以外でリタイアする人もいるかもしれません。
なにが起こるかわからないのです。
今は大企業も破産する時代と言われていますからね。
そこで重要になるのが従業員だと思います。
駅伝に例えるなら、声援を送っている人であったり、サポートスタッフでしょうか?
でもサポートスタッフが超優秀でも、走者がだらしなければチームは崩壊ですし、
その逆もあると思います。
常に支えあって進んで行くことが企業運営あるように思います。
今、暴力や暴言による報道が多くあります。
でもそれが体罰なのか叱咤激励なのか。
叱咤激励だと思ってしたことも、受ける側は暴力、暴言につながるのかもしれません。
「あまい」「ぬるい」「根性がない」と思う人もいるでしょう。
事実、そういった事が当たり前の世界で生きてきた人はそうなのかもしれないですね。
逆に「自由」「リラックス」を全面にだして好調な企業もあるようです。
代表例は「google」や「facebook」といったところでしょうか?
24時間いつでも食事ができたり、卓球台や広場がありのびのび仕事をしている印象です。
表面だけかもしれないですが・・・。
日本でも取り入れている企業はたくさんあると思います。
どちらがいいのかということは私には正直わかりません。
逆に厳しい環境の企業で実績が良い所もあるでしょうから。
賛否両論ですかね。
でも確実に言える事は、昔の勢いそのままに出来るかといえばそうではないということですね。
営業マンになんでもいいから「売れ」「売ってこい」ではだめだという事ですね。
「アポイントがとれるまで立って電話をかけ続け、アポイントがとれるまで座らせてもらえなかった」という話を聞いたことがありますが、それが良いのか悪いのか・・・。
セールスマンにはトップセールスマンもいれば下位のセールスマンもいますね。
高いレベルでの下位であれば問題無いと思います。みんながライバルといったところでしょうか?
低い所の下位であるのであれば、それは会社の配置ミスでしょう。
同じものを売っているのですから。
不動産業界でも同じですね。
トップセールスマンがいる。
そうでない人がいる。
扱う商品は同じ。
その会社のトップセールスマンが売れない物はその会社では売れないです。
なにか別の理由があるのでしょう。
他にも集客数が少ないことが理由であったり、評判があまりよくなかったり色々あると思います。
私は「やる気」「根性」がないから売れないのではなく、もっと別の理由を探した方がいいのではないかと思います。
消費者の需要や、集客率を上げる為のマーケティングの議論を。その方法が具体的に「何か」というのはわかりませんが・・・。
そもそも「やる気」がない人間を雇っていることが企業にとってマイナスなわけで、企業側がやる気を出させてやらせる必要はないと考えます。
「根性」といわれる部分も同じですね。
新卒者の多くが入社三年以内に退社するなんてことも聞きます。それに関連して「今の若者は根性がない」なんてことも聞きます。
でも苦労して就職活動を行い、やっと入った会社であればそう簡単にはやめないと思います。
プロ野球の選手を目指して少年時代から努力してきた人はどんなにつらくてもそう簡単にやめないです。
どんなつらい練習も試練も耐えてプロでやると思い続けると思います。
同じように、その会社で頑張りたいと思えば必然的に努力し、仕事をするのが当たり前ではないでしょうか?
やめてしまう人間を採用した会社にも問題ありです。
仕方なく採用したというのであれば、退社することも仕方ないですし、どうしても採用したいと思って採用した人間が退社してしまったのはその従業員の力を発揮できる環境ではなかったということです。
当然に頭数をそろえる為に入社させたのであれば、辞めてしまうのも当然です。
退社・転職を考える人はつらい環境から逃げ出すのではなく、さらなる向上を求めて退社・転職をするのではないでしょうか?
終身雇用や年功序列がなくなった現在は「やる気」「根性」「気合い」で会社に居続ける必要がなくなってしまったように思います。
事業をするにも金が必要なわけですから、金がなければ起業出来ません。金を稼ぐために働いているのであって、企業に居続ける事が目標ではなくなっているように思います。
もちろん金だけではないでしょうが、少なくとも会社に居続ける事を目標に働く事は少なくなっているように思います。
「やる気」・「根性」・「気合い」でどうにかなる時代は終了したということでしょうか?
そもそもそんなものはある程度備わっていて当たり前ということだと思いますがね。