株式投資を始める前に勉強しなくちゃと思っている人、いませんか?
勿論、勉強して悪い事はないんですが、闇雲に本を読み漁ったり経済の情報を叩き込もうとしたり、何か分からないけど頑張らなきゃと・・・。
ここではお金持ちの人が株式投資を始める事は抜きにして、お金が無い人が株式投資を始める場合についての話、お金のある人は選択肢が多いけど無い人は選択肢が限られるのです。
下の記事の事をやった後を前提で書いてます。
まず、投資には買ってから売るまでの期間で
長期投資
中期投資
短期投資
の大きく三つに分けられます。
投資の目的がお金を増やしたいと思う場合、お金の無い人には長期投資という選択肢はありません。
長期が無い理由はさておき中期と短期、この期間に明確な時間はありませんが、売買が一日以内から数日が短期、数日から数か月が中期といった具合です。
売買の期間が短ければ短い程リスクは少なくなります。
短い時間なら株価が下がりっぱなしでも損失は少なくなります。
損失が大きくなるとただでさえ少ない資金が減って挽回できなくなります。
という事で、可能な限り短期の売買がベスト。
ここで以前の記事を見てもらいたい。
買う銘柄を決めるのも大変ですが、銘柄を決めた後、いつ買っていつ売るかを決めなきゃいけない。
そこで支えになるのがシナリオ。
短い期間のシナリオを決めるのに10年後の成長性や事業戦略は関係無い、関係あるのは目先の需給。
買いたい人が増えるか減るかだけ。
例えば、数日後決算発表を控えていて、好決算が出そうだという噂があるから決算発表前に買われそうとか、優待権利確定日前に人気の優待がある銘柄は買われそうとか。
そんなシナリオで上がるのに、例えば企業の貸借対照表を読む勉強をしてたりしても役に立たないのです。
但し、長期投資には広く深い勉強が必要です。短期投資でも長期投資家の動きを考えられれば有利なので同様のレベルの勉強は無駄ではないのですが、その知識が変な銘柄への思い入れや偏りを生んでロスカットできなくさせるリスクに繋がります。
じゃあ何を勉強したらいいか?
明日の事。
明日株を売買する人がどんな事で不安になるか、どんな事で強気になるか?
経済状況を判断する指標や為替や金融、紛争や災害、その関連を勉強すれば明日のシナリオ描けるようになると思います。
失業率が上昇したら?
円高ドル安になったら?
金利が引き下げられたら?
ペルシャ湾でタンカーが撃沈されたら?
オーストラリア西部で大規模地震が起きたら?
こんな感じで勉強したら明日買う銘柄も決めやすくなると思います。
四季報とか決算短信とか皆がみんな見て売買している訳では無いので勉強は短期売買で勝てるようになってからでいいです。
※有料情報や有料セミナーに使うお金があったら投資資金に回しましょう♪

