を読んだ。

これはなかなかにおもしろい小説だった。

謳い文句は「ラスト2行で衝撃のオチが!!あなたは必ずもう一度読み返したくなる!」だった。

なめんなよ!そんな簡単にならへんぞ!絶対オチを先読みしたんねん!
そう思って読んでいたが読み進めていくうちにどんどん作品に引き込まれ、気付けば最後のページだった。
え?これどうなんねん!?と思って最後を読む。

呆然。

まさに謳い文句通り。

最後2行で「は!?え!?」となり、もう一回読み返してしまった。


そして色々読み返すうちに題名の意味。
内容の奥深さ、伏線に気付く。

秀逸。

これはなかなかいい小説に出会った。

こんなん書いてみたい。
尾崎豊の歌はいい。

なんか歌にこう吸い込まれる感じがある。

カリスマと言われるだけのものは持ってる。

麻薬で捕まっても出てきてすぐ1位をとるだけの事はある。

そういえば歌手の人は麻薬で捕まる人が多い気がする。歌を作るのに行き詰まってどうしようもなく麻薬を使ってしまうんだろう。
しかしよく考えたらそれはなんとも皮肉な話ではないかと思った。

麻薬の力を使って作った歌でも何万人もの心に癒しを与え何人かの命を救ってるのは事実である。

何万人もの命を救う歌を作るのには麻薬の力が必要だったのならそれはなんとも重罪とは言いがたいと思う。

なにせマイナスに対してプラスが半端じゃない。

どうせ罪を犯すならそういう感じがいいと思った今日この頃。
土俵に上がる。

土俵とは日本では古来より、人よりたくさん体を鍛え、人よりたくさんのご飯を食べ、ふくよかになってしまった男性達がその自慢の肉体にふんどしというR18ギリギリの衣装を巻き付け、その体を擦り合わせて戦うために挑む場所であり、そこに上がるというのは神聖な男の決意の行為とされてきた。

しかし現代の日本では同じステージに立つという比喩的表現に使われる事が多い。

先日、友人が「小説家になる」と言い出した。

やっぱりサラリーマンは性に合わないという。

僕はかねてから彼の文才を高く評価していて前からよく冗談で「作家にでもなれば」と言っていただけに驚いたがまぁそんな事を言っても口だけやろ。と思っていた。
しかし彼の決意は固かったらしくとりあえず出版社数社に履歴書と過去に書いた小説を送付したといっていた。
しかもそれだけではなく8月末〆切の長編小説の大会にも応募するといいだした。
規定文字数を聞くと8万字以上必須。

8万字。

よく中学の時に書かされた読書感想文の原稿用紙が400字詰めのやつ。それを200枚だ。それを8月に入ってから書くと言い出した。
しかも話を聞いたらミステリーだというのにもオチは全く考えてないという。

ダメだこりゃ。

そう思った。

昼間はがっつりサラリーマンの彼に許された執筆時間は平日の夜か土日しかない。そんなんで間に合うわけない。

ただ彼は仕事の合間にコツコツと少しずつ書いていき、なんと今日、総文字数83692字の長編小説を書き上げたというのである。

まさか本当にやるとは。

正直驚いた。

この瞬間彼は小説家の大会の土俵に上がった。完全に上がった。
内容は見てないがとにかくなんとしてもまず土俵に上がろうする彼を傍目に見ていて正直かなりかっこいいと思った。

やりたい事があるとか好きな事があると思ってるけどできてないやつはいますぐやるべき。

やりたい事をやってるやつ、好きな事をやってるやつの土俵に入る瞬間のかっこよさったらない。

俺も土俵に上がろ。