特技はなんですか?


この質問は度々目にする機会が誰しもあると思う。


就職でもバイトでも履歴書に特技の欄があるくらいだし。


しかし、その場で即興ですぐに出来る特技を持っているとなるとなかなか難しい。


やはりそれなりの特技を見せるとなると何かしら小道具を持ち出さなければ出来ないものが多い。


けどなんだか急に手ぶらですぐできる特技が欲しくなった。


今のはやりでいうと「謎かけ」なんかなかなかいい感じだと思う。


でも「謎かけ」は毎回完成度にムラが出るしそもそもあんまり得意ではない。


そこでできたら割とみんな驚くし手ぶらで出来る特技を考え見つけ出した。


それは



「ムーンウォーク」


だ。


これなら手ぶらで出来るしそれなりの完成度でできたら「おーー」となることは間違いない。


さっそく今からyou yubeでマイケルジャクソンのムーンウォークを落として練習しようと思う。


ってなんかかっこよくないですか?


なんか賽って難しい漢字やし。


でもこの言葉を実際使うのに似合う場面なんて全くない。


みんなでチンチロリンでもしない限りはない。


いや、してても毎回わざわざ言わない。


いつか言ってみよ。

昨日高校の時のバイトの先輩と1年ぶりくらいに話した。

その人は僕の3つ上で顔はさほどかっこよくないのだがとんでもなく雰囲気がある人だ。

だから当時からその先輩はモテてた。と思う。

当時、高校生だった僕は先輩に「女性とは何か」「女性をおとすにはどうすればいいか」「行けばおとせる最高の夜景スポット」等教えてもらい、そしてそれはその後の僕の人生においてとんでもない影響、恩恵をもたらしてくれた。

そんな先輩も3年前に結婚し、今1歳半の娘がいる。

3年前といえばつまり今の僕の年なわけだ。

先輩に

今の僕の年で結婚したんとか考えられないっすわー。てか結婚してよかったですか?

と質問すると

うーん、まぁ良かったな!なんせ娘が可愛すぎるから!


と嬉しそうに話していた。そのあと続けて

結婚したら他の綺麗な女性を見てもなんも思わなくなるんですか?

と質問すると

うーん、娘がいるしそういう目では見んな。不倫とかもしたいと全く思わへんで!

ときっぱり言い切った姿は立派な父親だった。

すごいなーと感心していたのだが、それからこちらの過去の女性や最近の女性関係の話をしていると先輩がふと

はー。

とため息をついた。

どうしたんですか?

というと先輩は

羨まし寂しいんや…。

と言った。

何がっすか!?

と言うと

色んな女性と遊んでも許される羨ましさと俺はもうそっちには戻れへんのやなーという寂しさや!!

と言った。

やっぱりそう思うんすか!!

と言うと


そらそうや。そら男やからちょっとはあるやろ。

と悲しげに遠くを見つめてタバコをふかしていた。

それを見て僕はまだ結婚できないなと思った1日だった。