徳村慎
「10億円」-2
サブロウ「あとは、10億円あったら、何したいかなぁ?、、、とりあえず買いたい楽器は全部買うね。一番安いやつで良いから、何種類も買っちゃうね。でも、そんだけ買ったら楽器博物館みたいになっちゃうね。誰がそんなに楽器演奏できるんだよ?、、、みたいな。(笑)」
アマンダ「買いたいものは、他にもある?」
サブロウ「現実的な話をすると乾燥機のついた洗濯機で洗濯物をしたり、、、簡単に調理できる冷凍食品とかも良いなぁ。家事を簡単にする家電だね」
アマンダ「おおー。便利そうだね」
サブロウ「倉庫みたいな大きいアトリエが欲しいなぁ。でっかい絵を描きたい。で、海外にも発送できるようなトラックが横付けできるような駐車場があったらね」
アマンダ「そこまで絵が売れてるなら、すごいね」
サブロウ「粘土で作って型取りして量産する那智黒石の粉末成形の立体作品とかも良いなぁ。。。」
アマンダ「お?、、、そこで那智黒石?」
サブロウ「今よりも値段の高いやつね。アーティスティックな作品を発表するんだよ」
アマンダ「ほおほお」
サブロウ「で、それも、ある程度やれたら、次はテラコッタだね。人が何人も入れるような、めっちゃ大きい窯(かま)を作って、陶磁器とか、素焼きの人形とかも作りたい。まあ、テラコッタだね」
アマンダ「おおー。粘土造形がそのまま焼いてかっちり固まる感じだねぇ」
サブロウ「那智黒石にこだわらずにアート作品をバンバン作っていく感じでね」
アマンダ「すごいね」
サブロウ「立体の巨大なやつだと、コンクリートだかセメントだか、僕は素材がよくわからないけど、そういうやつで作るのも良いね!」
アマンダ「なんたって10億円だからね。街のモニュメントを作って寄贈するっていうぐらいのレベルだね」
サブロウ「そうだ。街のあちこちにモニュメントを建てて、街がテーマパークみたいになってるのは、どうだろう?、、、けっこう面白いよね」
アマンダ「観光客がどっと来るね」
サブロウ「その観光客向けに、街のモニュメントのミニサイズの置物とか、イラストとかを売ったら面白いかも。あとは、モニュメントのイラストの入った、まんじゅうとか」
アマンダ「完璧に観光都市だねぇ」
サブロウ「めざすはディズニーランドだな」
アマンダ「すごいね!」
サブロウ「街中にストリートミュージシャンを出して、毎日お祭り騒ぎ。指定されたストリートミュージシャンには、一定額が支払われる仕組み」
アマンダ「すごいね!」
サブロウ「とか考えてみたんだけど、お金が無制限にあったら、やってることって、那智黒石の仕事にプラス趣味をたしていけば、近いことになるのかもしれないなぁ、と、ちょっと思う。。。」
アマンダ「芸術分野は、やりたいっていう覚悟が、わかった。でも、農業は、どうなんだろう?」
サブロウ「あくまでも、芸術分野の時間がたっぷりあって、その上でなら、農業もやりたいなぁ。晴耕雨読も、かっこいいかも」
アマンダ「やりたいことが見えてきたわね」
「10億円」(おわり)
最後まで、読んでいただきまして、、、
ありがとうございます😊😃😆