感想:陸上自衛隊第10音楽隊
winter concert
(熊野市民会館)
2曲目の『熊野古道讃歌』は、その昔、これも自衛隊のコンサートで聴いたと思う。良かった。
若干ね。ウッドブロックのリズムが滑らかじゃなかったけど、でも、1曲目に比べると音が格段に良かった。
熊野古道讃歌は加古隆という人が作曲してるんだなぁ。
ロシアのクリスマス音楽/A.リード作曲
も良かった。ちょっとチャールトンへストンのベンハーっぽいな、とは思ったけど。アメリカの作曲家がイメージするロシアのクリスマスって感じがとても出ていた。
これが第1部の終わりの曲で、音の重厚感は素晴らしかった。ここに全力出してきたなって感じで。
個人的にティンパニやグロッケンといったパーカッションが好きなので、とても満足した。
音楽で言うと、高校の吹奏楽部みたいな編成でストリングスは無い。(第2部でチューバの人がエレキ・ベースを弾いていたが)
休憩を挟んで第2部。
私のお気に入り/R.ロジャース
が良かった。3拍子のジャズ。
ドラムセットを使っていたのが良かった。
僕はこの曲はコルトレーンのCDを持っていて、良く知っているつもりだったが、大編成にすると、これまた迫力があって良かった。
アンコールでの
東日本大震災復興ソング『花は咲く』も良かった。ワンフレーズだけ音楽隊が歌を歌うのも良かった。
アンコールでの最後の曲、蛍の光行進曲が素晴らしい出来だった。
これは、やり慣れてるんだろうなぁ、という印象のスキの無い演奏だった。
今朝起きた時は、鬱屈したような気分で、「生きてて良いのか?」みたいなことを考えていたけれど、コンサートに来て、生きる希望みたいなものが生まれた。落ち込んでも復活すれば良いだけの話だ。それを与えてくれる音楽は素晴らしい。
聴きに行って良かった!
ヽ(≧▽≦)ノ
徳村慎