感想:ハートネットTV「仮想と現実の境界とは▽自閉症アバターのリアルな世界に迫る」
自閉症の人がバーチャルでコミュニケーションを取る。バーチャルの方が彼らにはコミュニケーションしやすいらしい。
たとえば現実では言葉を上手く扱えなくて会話に困る人でも、チャットなら大丈夫みたいな。
まあ、コミュニケーションの多くを人は言葉に頼ってるからね。
でも、言葉が扱えないと能力が低いと思われているのは本当は間違いなのかも知れない。
自分と違う姿のアバターを使うことも、外見のコンプレックスを補う役割があるのかも知れない。確かに障害者は、それと分かる場合があるし、違うアバターで居てくれれば、僕のような消極的な人間でも会話に加わろうとするかも知れない。つまり、アバターは外見のバリアフリーなのだ。
年齢を偽ってチャットをするのも楽しいかも知れない。年齢200歳なんてのに設定して。そして男女どちらであるという殻さえ破り捨てて。
チャットが恋愛だけの道具として存在するなんて、もったいない。
仲間とつながるチャンスがあるのだ。
音楽だけじゃなく、絵や彫刻、詩や小説。いろんな仲間を見つけていこうかな。ちょっとだけ勇気を出して。
徳村慎