感想:日曜美術館、クラシック音楽館2017.9.17.
1.
日曜美術館。アンドリュー・ワイエス。
アメリカ20世紀の最高傑作「クリスティーナの世界」昔は気持ち悪いなぁ、と思ったり、変なリアリズムだなぁ、と感じていた。高校1年の時か。
高校3年〜大学1年では、ワイエスなかなか良いぞ、と思ったりもして。
今は、解説を聞くと、ああ、なるほど、少し冷たい色調なのは、アメリカの移民というテーマに取り組んでいたからなのか、と分かる。
死ぬまで移民というテーマに取り組んでいたワイエス。なんと、2枚の絵だけで、あとは習作を写して45分の番組が成り立つのだ。すげえな。
2.
クラシック音楽館「N響ザ・レジェンド」〜あなたの記憶に残る名演奏〜
クラシック音楽館「N響ザ・レジェンド」〜あなたの記憶に残る名演奏〜
台風の風の音がすごいけど、番組を観てる。曲が繊細な静かさになると台風の風の音が聴こえる。
待てよ。これが僕の求めている現代音楽ではないのか?
台風とオーケストラの共演。(笑)
→笑いつつも大真面目である。
交響曲第8番第4楽章(ブルックナー)
と台風。ちょっと音響ノイズの人のライブ配信動画を同時につける。クロスフェードして交響曲が終わる。台風もバッキングで鳴っている。ちょっと待て。ちょっと待てよ。これだ。このアイデアいいじゃん!!
それにしても、色んな指揮者が居て、色んな作曲家の曲をやってるんだなぁ。ということは、やはり指揮者によって好きな曲とか得意な曲があるということなんだろうなぁ。
そうこうしてるうちに音響ノイズのライブ終了してしまう。
オーケストラに合わせて面白かったのになぁ。
歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕 前奏曲(ワーグナー)
を聴いている。リアルタイムで感想を書いてかないと、追いつかない。
交響曲第40番 第2楽章(モーツァルト)
に変わる。たらったらっ。ていうリズム。美しい。モーツァルトは天才だというけど、確かに天才かもねぇ。ただ、モーツァルトの曲ってどれを聴いても美し過ぎてBGMにしかならないというか。
歌劇「さまよえるオランダ人」水夫の合唱(ワーグナー)
歌が入ってると一気に良くなるというか。気持ち良いなぁ。外国語なので言葉は分からないけど。すごい人数だなぁ。
交響曲第2番 第4楽章(シベリウス)
たらりらりらりら。とオルガンだろうか?……フルートみたいな音かな?……が鳴っている。そこにストリングスが入って。
デュトワ指揮 ラ・ヴァルス(ラヴェル)
N響はそれまでドイツ系のオーケストラだったのがデュトワが来ることでフランス系に変わった、という。
繊細過ぎて台風の音がすごい。(笑)
台風のバックバンドがN響みたいな。これまた、すごいけど。ハープとか、繊細な音がする。柔らかい。柔らかいままで音量を、上げてくる!
台風は、うぅうぅぅぅと唸る。それに負けじとオーケストラが鳴る。
綺麗だけどラヴェルって不安定な要素があって、気持ち良い。モーツァルトが平坦な気持ち良さだとしたら、これは波のような気持ち良さだ。
張り詰めて、静かになって、台風の音ばかりになって。なんだ、この緊張感と甘い感じは。
やっぱり、ところどころ、不安定な曲なんだなぁ。ラヴェルは何を意図して作ったんだろう?
タンバリンが鳴る。オーケストラに負けないタンバリンってすごくない?
僕はすごいと思うなぁ。
一気に明るい天上へ持ち運び、地上には光を仰ぐ人間が居るような。これ、本当にどういう音楽なんだろう?
TVに竜巻注意情報が出た。僕の住む、三重県南部だ。ピロリロリンと鳴って。それもハプニングというか。音の一部となる。(笑)
ウイキペディアより
歌劇「オテロ」(ヴェルディ)
うーん。はじまって、やがて雨も激しく窓を叩きつける。すると終わった。なに、このシンクロ?
バレエ組曲「火の鳥」(ストラヴィンスキー)黒白の映像もあるから、すごいよねー。
交響曲第5番 第1楽章(ブルックナー)
弦がピッチカートになった時に台風も静かになって。風だけが小さく、うぉぉぉ、と鳴る。(笑)
前半1時間だけ観て終わる。
さっき考えたアイデアはこうだ。
オーケストラっぽいもののシーケンスをiPhoneアプリYAMAHA MobileSEQに書き上げて、ボイスレコーダーに録音して、そこにKORG Gadgetで電子音を入れていく。
それに台風のような音を加えたいなぁ。台風の音はラジオノイズとかで作れないか?
などとワクワクしてしまった。
徳村慎