感想:ジョン・コルトレーン アンソロジー1959-1967
昔買ったCD。今日はハマった。
昔は、リズムセクションが単調だと感じたものだが、むしろ、カチッとしたリズムセクションで無駄がない。
台風の前の雨の中に包まれた家で聴く。
悲しみとか楽しみとか全てが混ざり合ったジャズの色というか。雨戸を閉めて暗くなった部屋で心地良い響きだった。
サックスの音をどんどん変えていくところ。それが素晴らしい。コルトレーンは、ジャズという音楽を音階から音色へと変化させた人でもあるのだ。
もちろん、ジャイアント・ステップスのように音階の複雑な理論もあるが、最終的にコルトレーンは、音色変化へと到達したのだと思う。
久しぶりに聴けて良かった。
ピアニカを吹きたくなる。でも音色変化は難しいが。ピアニカで音色変化させるには軟口蓋を震わせる方法がある。久しぶりにやってみようかな。トラックはテクノとかで。
徳村慎