ノンフィクション自作音楽2017.9.2.
徳村慎
はじまり。FMベルの音。
はかなげでもあり、確かでもある。
iPhoneアプリYAMAHA FMエッセンシャルのベルでのソロ。
これが今回のメインの楽器音色。
ベルが全編に渡り展開していく構成。
4つ打ち。KORG Gadget。
ドラムンベースのようなベースラインだが、ドラムは4つ打ちと、シャッフルビート(ただし、ハネてないやつ)。
このリズムに合わせてベルが鳴る。
使ってるガジェットは4つ打ちがTokyoでシャッフルビートがLondonだ。
ベルのソロになる。
扇風機とウクレレの音。
ベルはウクレレに合わすためにピッチベンドを使っている。(microKEYAir)
ウクレレはアルペジオ。
扇風機は激しい雨のような音にも聴こえる。
テンポチェンジ。アルペジオが、ゆっくりになる。
ウクレレが同じ音を繰り返して終わる。
ベルは、ゆっくりと。
ニンテンドー3DSソフトKORG M01でドラムとベースのループにストリングス系のアドリブ。そこにベルの高速トリル。
ベースラインは、16分音符で書きあらわすと、タッタラッタ・・・リロッタッタラ。というリズム。
ベルのソロ。FMらしさがある。ピアノのように弾く。そこから右手のアルペジオ。自由なリズムで。
可愛い、というLINEで送られて来たドキンちゃんの声の再生と、3DSソフトKORG M01のサックス、母のつぶやく声が入っている。
母は可愛いというドキンちゃんの声を、それ育てやるん?、と育成ゲームと勘違いしている。
またベルのソロ。
ドミソ。とチャイムのように鳴らして、バッキングが入って来る。
バッキングは、iPhoneアプリYAMAHA Mobile SEQだ。
不協和音でオーケストラをイメージしたストリングスが鳴る。シンセベースが8分音符で刻んでいる。さらにそこにリード音色で自由なアドリブ。
それらのバッキングにキラキラしたベルが乗っかる。
ベルのソロ。
トリル。
iPhoneアプリのGarageBandのオルガン。ロングトーンに近い。コードが鳴る。不協和音や協和音などのコード。
元々、ドライブしたオルガンなので倍音成分の関係から全体的には不協和音っぽいのだが。
なぜか金田一少年の事件簿などのミステリに出て来そうなシラソファミファソラを繰り返す。不安をあおる推理のような音のベル。
iPhoneアプリMusyc。
これは跳ね回る四角、丸、三角が音を立てる、ゲームのような楽器。そこにベル。
すぐにベルのソロに入る。
相対音ドレミソラを弾いている。つまり右手はペンタトニック。左手はコードなどを弾く。
そして左手が消えて右手だけになり、バッキングが入る。
iPhoneアプリLaunchPad。ダブステップだ。ベルが鋭く対抗する。
そしてダブステップが終わると、少しベルのソロが入り、またバッキング。
iPhoneアプリBeatMakerGo。
ドラムの打ち込み。独特の節回し。
ウワモノ系からベースラインへとベルが変わる。
そして短いベルのソロを終えて。
iPhoneアプリPianoV。
ピアノの音がたどたどしく奏でられる。モノ音。両手の親指だけを使ったためだ。それにベルがコードで加わる。
コードはC、Dm、Em、F、G、Am、G、Fの繰り返し。
いつの間にかピアノが消える。
iPhoneアプリ不思議な楽器。
ザクザクとしたお菓子を食べる音や、アニメの動物っぽい声。にゃったったったった。などが鳴りまくる。
低音でエフェクターのかかった声がタンナフトーコワ。っぽい英語(?)で。
タンバリンか鈴をら鳴らしてウーリーというコーラス声。
ポーンワウ、とシンセ音、とプーリーという英語。
シャー、ガタガタという音。
それらをバッキングにベルが鳴り続ける。
バウ、というシンセ音。
ポーンというシンセ音。
ギターコード音。
何度目かの、アニメっぽい動物の声、にゃったったったった。
ベルのソロ。相対音の高音、ミソラシラソの繰り返し。ラ、ド、レ、ミ。の中低音がゆっくりと。
テクノというかEDMっぽいバッキング。
iPhoneアプリLaunchPad。
ベルがコードシーケンスっぽく鳴る。
この時点で曲の長さは46分ほど。
ベルは相対音ラーシーソ。の繰り返し。
そしてトリル。
テイク・ミー・ハイヤー。の女声。
ベルは相対音ラのオクターブアルペジオ。
からの、ラシドシ。高速トレモロ。
この辺りは、両手の人差し指だけで鍵盤を素早く叩いていたと思う。鉄琴の演奏のように。
ベルはラドレー。の繰り返し。
EDMバッキングが静かになっていく。
ベルのソロ。ピアノソロっぽく。
iPhoneアプリiKoto。琴の音。
それに合わせて関係ないベルの音から入る。相対音ラシドレミレドシ。繰り返し。変化していく。
琴の音が消えて演歌っぽくもあるベルのソロが少し入る。
鐘の音のようにベルの低音。
iPhoneアプリBeatwave。
このアプリはテノリオンっぽい表示の楽器アプリなんだけど、音は、楽しく明るいポップなテクノ。昔で言うハッピーハンドバッグみたいな音色。
→今の時代、ハッピーハンドバッグってジャンル知ってる人がどれぐらい居るんだろ?
ディスコ、ヴェルファーレが出来た頃の音楽ですなぁ。話はそれるけど、あの頃globeが好きやったなぁ。
FMのベルが溶け込んで一体となってる点では、一番良い状態かも。溶け込みすぎて、どれがメロディなのか分からんぐらい。
2017.9.1.に録音した滝の音。
大馬神社(おおまじんじゃ)の清滝だ。
神社でいろんな願い事をしたり。健康面、金銭面、恋人と末長く続きますように、と祈ったり、楽器を売るべきかたずねておみくじを引いたり。あの神社は本当に癒される。
滝の音が静かに流れて消えて。ベルのソロだね。
僕的にはベルが神様を讃える音楽のつもり。次第にアンビエント感バリバリになり。それから、ミソミレドラドレ。の繰り返し。この辺りは、ハ長調(Cメジャースケール)を使っていたと思う。
そして、ドラムンベースのバッキング。iPhoneアプリLaunchPadだね。
ベルがメロディ。良い感じに乗ってる曲。
ドラムンベースでKORG のVolcaシリーズのスタッターのようなエフェクトが楽しい。LaunchPadならでは。
相対音、16分音符であらわすと、レレ・・レレ・・レッレ・・ミッミ・。
この同じ音を繰り返すところが良い。
相対音、ドミファソ。繰り返す。
ベルのソロ。
残り4分30秒ほどで。
iPhoneアプリiGeomungo。
たぶん韓国の楽器だったと思うんだけど。完全にベルがバッキングに入る。
そして最後のベルのソロ。
ピアノっぽく弾いている。
次第にテンポは遅くなり、ピアノ風の弾き方で十二音技法っぽく弾きつつも、1つの音階へと収斂する。相対音でドミソの和音で終わる。ひょっとしたらハ長調(Cメジャースケール)だったかも知れない。
1時間15分25秒が終わった。
*もっとベルのソロが長くても良かったんじゃないか?……という反省点は、あるものの、今までソロならピアノの音、という固定概念があったのを、ぶち壊して新たな一歩となった気がする。
YAMAHA FMエッセンシャルというアプリは素晴らしい。このアプリを使う前はYAMAHA Reface FMが欲しかったものだ。しかし、今はアプリとBluetooth MIDIのキーボードで似たようなことが可能だ。まあ、実際にツマミがあればリアルタイムの音色変化が楽しめるだろうが、今回のベルの音ならば、変化が無くてもイケたと思う。
全部で1時間15分25秒。
バッキングもほぼアドリブ(即興)で作り、全編流れるFMのベルは全てアドリブで音を合わせて弾いている。
もっともっと即興に近くても良い気がする。ただ、アンビエントの中に全てが入っているような感じにはならなかったので、これはこれで良かった気もする。
ベルがピアノっぽい演奏よりもモノ音になっていくところは、実に良かった。
しかし、次には、ピアノで、また、即興を、作る気もする。グワッシャーンとした不協和音はピアノの方が得意だからだ。
次の構想が少し浮かんだ。アナログ、FM、オルガン、ピアノ(まるでYAMAHA Refaceシリーズみたいだが。笑)の4つで、ビートの無い音楽を作りたいなぁ。となると、microKORGとmicroKEYAir(iPhone5s)だけで作るべきなのか、そこにRoland XP-10(MIDIでYAMAHA MU2000)を加えるべきか。
→結局、キーボード売ってないんかいっ!……以前、このアメブロに売ると書いたけど、売るに至ってない。
神様が売るなって言ってんのか?
都合いい解釈で、使えるものは、使っていこうと思う今日この頃。
この一歩のためにFMベルのソロを弾いたんだと思ったりもする。運命の出会いを僕は信じる。
(了)