音楽日記2016.11.11.-1 | まことアート・夢日記

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夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

音楽日記2016.11.11.-1
徳村慎


1.DIradio

iPhoneアプリのDIradioを2時間聴いた。ジャンルは3つ。DrumStep、Electronics、ElectroSwingだ。

最近はオーディオテクニカのヘッドホンを使っている。耳にフィットするタイプのやつ。ATH-S100ってやつ。ストリートを意識したような色彩(僕のはピンクとブラック)でかなり格好良い。安いわりに低音まで出てる。こういうテクノみたいな曲(広義のEDM)を聴くならかなり良いと思う。

こいうのを聴いていると、曲のアイデアが次々に浮かぶ。特にDrumStepはKORG Gadgetで出来そうな感じ。数年したらiPhoneアプリはさらに進化してしまうんじゃないだろうか?……ワクワクしながらも何故か少し怖いような気もする。→自分がついていけるのかが心配なのだろうか?

広大な音楽ジャンルの海。ネットラジオはその海を泳ぐのに最適である。


2.Gadgetでパッド系を鳴らすアンビエント

iPhoneアプリKORG Gadgetでパッド系を鳴らす。最初はChiangmaiでパッド系を作って鳴らしていたが、Helsinkiのパッド系のプリセットもイケるな、と。アンビエントというか。リズムが無いから眠る前に鳴らしていて気持ち良いヒーリングでもある。

ネットで調べるとHelsinkiってフィンランドなんだね。冬のような色彩(ダークブルーにホワイトのデジタル表示)のシンセで冷たい音というか。澄んだ音がする。これもイメージなんだろう。

Chiangmai(チェンマイ)はタイの都市らしい。Helsinkiは繊細すぎる音色で、再びChiangmaiを使って自分の作ったパッド系を使ってみると、やはり良い。

そこでHelsinkiでリアルタイムレコーディング(打ち込み)したものをループで流してChiangmaiでアドリブ演奏してボイスレコーダーOLYMPUS PJ-35に録音。11分23秒。


3.CDエニグマ

中古でアルバムを買って車の中で聴き終わった。

アンビエントテクノ、簡単に言うと民族音楽+テクノみたいな感じ。アフリカのような感じのボイスとかグレゴリオ聖歌みたいな歌とかがテクノに乗っている。

車の中で聴いていたのだが気持ち良い音楽だ。ディープフォレストみたいな感じとかピンクフロイドのイントロそのような雰囲気もあるんだけど、やはり隙間産業というか、しっかりと個性があって好き。


4.CD『2アンリミテッド・ベスト』

これも車の中でアルバムを聴き終わる。

もうジュリアナ的な音が良い。カペラと比較されてたけど(あ、カペラもテクノユニットね)これはこれで好きだな。カペラと似たような機材を使っているらしく同じ音がする。(笑)

サンプラーがたぶん同じなんだな。こんなのも良いよなぁ、と思った。やっぱり青春時代高校生の時に『レジェンドオブジュリアナズトーキョー』を(CDから録音したカセットテープで)聴きまくってた頃を思い出す。リズムはジョン・ロビンソンに似ていて好き。あの頃、聴きまくってたから今シンセで似たようなリズムを弾けるもん。(笑)

あと、ヒュン(とかジャン)って鳴るオーケストラヒットね。僕の持ってるRoland XP-10の音にすごく似てる。ひょっとして音ネタの機材はRolandか?(笑)

車に乗って聴いているうちに自分が演奏してる姿を想像して楽しんだ。自分なら、どう似たような曲を演奏するか。4つ打ちをZOOM ST-224で鳴らし、RolandXP-10でシンセフレーズを手弾きしながらボーカル。そんな想像をしながら聴いていた。いずれ、また、やってやろうと、たくらむ。


5.マイルス・デイヴィス『ライヴ・イヴル』

途中まで聴いた。これだ。僕がやりたい音楽。似たような曲をやりたい、と思う。

マイルス・デイヴィスは好きだ。今持っているアルバムはビバップというかスウィンギーに聴こえる『リラクシン』『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』、ジャズの円熟期『E.S.P.』『ライブ・イン・トーキョー』、そしてエレクトリックを導入したロックジャズとしての『ビッチェズ・ブリュー』『ジャック・ジョンソン』なのだが。

今回の『ライヴ・イヴル』はエレクトリック導入の時代。僕がカセットMTRを使っていた頃の曲に似ている感じもある。その頃の作曲法としては何も考えずにドラムやベースやサックスなどの音を多重録音していたのでアドリブだけで曲を作っていたのだ。もちろん、マイルス・デイヴィスのようには上手くはないのだが、あの頃やっていた作曲法とマイルスのやった作曲法はおそらくアドリブという点で同じなのだ。僕が多重録音を使い、マイルスが多人数のバンドを使ったセッションだった違いはあるけど。

とにかく、このアルバムを全部聴かねば!


6.YouTubeマイルス・デイヴィス『TUTU』→PJ-35に録音。

名演奏。晩年の作品。フュージョン。マーカス・ミラーのベースというかコンポーズ能力高けぇ!

バッキングに合わせてトランペットを黙々と吹いたマイルスも凄ぇ!

全曲これぞフュージョンだぜ、という気合いを感じる。思えばマイルスの歴史はジャズのジャンル変遷の歴史だ。打ち込みやシンセにもちゃんと出会って消化している。その生きざまは本当に音楽家のカガミなのだ。


7.YouTube仙道さおり×WAVEDRUMmini

仙道さおりがWAVEDRUMminiを使っている動画。シンプルな部屋で机の上にmicroPiano、ソファ、カホン、WAVEDRUMmini、観葉植物といったものしか無い。これは美しい配置だ。

どうしても楽器の数は増える。それに対してシンプルで良いのだよ、と提案されているように感じる。

iPhoneに動画録画アプリで録画。


8.Gadget orchestra

久しぶりにジェット☆ダイスケのGadget orchestraをYouTubeで聴く。この頃のジェット☆ダイスケは良い曲をYouTubeにアップしていた。決して音楽家ではないのだが、そのセンスはすごい。

アンビエントあるいはアンビエント・テクノになるのかな。DSとDSiでDS-10、エレクロプランクトン、iPhoneとiPod touchで木魚と鈴(りん)のアプリ、アンビエントの大家ブライアンイーノのプロデュースしたアプリ。この4つを使ってやっている。中々の名作。僕は、このガジェット楽器の使い方には多大な影響を受けた。

iPhoneに動画録画アプリで録画。


9.マイルス・デイヴィス『ライヴ・イヴル』→PJ-35に録音。

全編聴いてみる。2枚組CDなので、たっぷりと聴ける。乳首のツンと立った黒人妊婦がジャケットに描いてある。その腹に精霊のようなものがキスをしている。まさしく、こんな感じの曲だなぁ、と思う。

英語で書くとLIVE EVIL でEVIL  は悪魔とか、邪な、悪い、といった意味らしい。う~ん。音楽の悪魔みたいなイメージなのかも。『ライヴ・イヴル』ってピッタリの題名だと思う。

ちょうどこの辺りエレクトリック・マイルスと呼ばれる時期は一番好きかも知れない。エフェクターのワウをかましたトランペットとか。生ドラムのロックなリズムとか。エレキギターやエレピ、オルガン、ドラム、パーカッションが管楽器(ホーン)と混じり合って。このグチャグチャ感は気持ち良い。

自分の悪魔的要素が引き出されるというよりは単純に気持ち良い。麻薬的な音楽だと思うのだが、CDに付いてた説明を読むと、この頃のマイルスは健康的でドラッグも酒もタバコも無い健康的に野菜中心の生活だったらしい。そうじゃないとこの長時間の演奏に耐えられないらしいのだ。悪魔の音楽をやるには健康的でなければならないのか。(笑)


10.2アンリミテッド『グレイテスト・ヒッツ・リミクシーズ』→PJ-35に録音。

車の中でも聴いた中古CD。付属のブックレットの説明では「俗にジュリアナ系とかハードコア系と呼ばれるイケイケ・テクノ」などと書いてある。

ハードオフで買ったミニ・ジャンベで合わせたり、三線(さんしん)にサワリを付けて三味線仕様に改造したもので合わせる。


11.きゃりーぱみゆぱみゅ『KPP BEST』→PJ-35に録音。

中古で買った『KPP BEST』2枚組仕様。

実はこれを録音する前に家族の持っているスピーカーでも聴いたのだけど、やっぱ良いプレイヤーと良いアンプと良いスピーカーで聴くと、今まで聴こえてなかった音が聴こえたり、音像がシャキッとしてる。特にこの『KPP BEST』は今までYouTubeで聴いていた音とは違うものが入っていることに気づく。中田ヤスタカのすごさに驚くのだ。

実は、僕がCDを聴くのはDVDプレイヤーなのだ。(TMYというメーカー製の安物でDVDを観る画面まで付いている。)その付属のスピーカーで聴くと、そこらのラジカセよりもショボい音になる。

そこでSONYのミニコンポにつないだりヘッドフォンで鑑賞することになる。普段はさらにOLYMPUS PJ-35というボイスレコーダーに録音して聴いている。

PJ-35はコネクタードックがあり、そのスピーカーは中々音が良くて気に入っている。時折、夜眠る前に聴く時はドックにつながずにPJ-35本体の小さなスピーカーで聴くこともある。

ヘッドフォンは安物だがVICTOR HP-RX300とオーディオテクニカATH-S100を持っている。VICTORの方は風呂上がりに髪が濡れていた状態で使っていたのでボロボロなのだが、耳を完全に覆うタイプで柔らかな感じにフィットする。オーディオテクニカの方は耳に乗っかる感じでテクノを聴くと低音まで再生されてこの値段にしては素晴らしい。他には100円均一で買ったイヤホンを使うこともある。このイヤホンはPJ-35本体の小さなスピーカーで聴くのとほとんど変わらないような気もするが。(笑)

こうして出口(スピーカー、ヘッドフォン、イヤホン)を変えるだけで音楽は随分と違って聴こえる。その変化が楽しめる。

今は低音の出過ぎないVICTORで聴いている。そんなに細かい音は聴こえないものの楽曲の面白みは分かる。中田ヤスタカはシンセをどう使っているかに関して今一番すごいかも知れないと思う。

面白みという点でいけば、アイドルは、でんぱ組.incなんかも面白い。また方向性は全く違うもののBABYMETALも素晴らしい。今はアイドル戦国時代だとか。でもリスナーは良い音楽や可愛い女子を選び放題なワケで。アイドルにとっては厳しい時代でもリスナーにとっては良い時代なのだ。

……と『KPP BEST』を聴きながらダラダラと関係ない話もかなり盛り込んでしまったが。BESTだが聴いたことのない曲もある。やはり聴いたことのない曲は、それなりには仕上がっているが、盛り上がりに欠ける気もする。2枚組のうちDISC1だと「つけまつける」と「ファッションモンスター」の2つは、やはりズバ抜けて良い。この2曲は紅白歌合戦でも歌っていた曲だ。それだけこの2つがズバ抜けてるってだけで全体的に良い曲ばかり。「PONPONPON」「ゆめのはじまりんりん」も良い。

「ゆめのはじまりんりん」の琴の音のオープニング。YouTubeで聴いてたものと全く違う。CDじゃないとこの琴の音は聴こえないんだな、と思った。ギターも違う。それだけこの曲が繊細なんだと思う。ひょっとするとalbum mixとなってるのでバージョン違いだからなのかも知れない。

そういや、ぱみゆぱみゅ本人が『ダウンタウンなう』「本音でハシゴ酒」に登場して語っていたなぁ。BEST(5周年)で一区切りついて、これからどうしようか?……ってことになったけど、『演歌ナトリウム』って名前で演歌+ダンス曲を出すか?……とか中田ヤスタカと話したとか。(笑)

DISC2に入る。
「にんじゃりばんばん」が最高な幕開け。これだけでご飯何杯もイケます、という楽曲だ。(笑)

「もったいないとらんど」も良い。YouTubeでは映像でトイピアノをきゃりーぱみゆぱみゅが弾いているのだが、ちゃんとCDで聴くと結構ちゃんとした音なんだと思った。映像のトイピアノは中に金属パイプが入っているタイプのものだと思うんだけど、その響きを最大限に活かした録音というかサンプリング音源なのかも知れないけど、かなり良い音。

「5iVE YEARS MONSTER」「きらきらキラー」も良い。こういう感じの4つ打ち系が僕は好きなんだろうなぁ。4つ打ちがきゃりーぱみゆぱみゅの声に良く似合っている。

「インベーダーインベーダー」は中々最高な楽曲だなぁ。たぶんオシレーター2をデチューンしたシンセの音なんだけど、それが笑えるようなUFOの飛ぶようなイメージの音になっている。これもYouTubeでは聴こえなかった音だ。CDは当たり前に解像度が高い音がする。

「完全形態」も好きだなぁ。何かのTVCMで聴いたことがある。やっぱ、こういう感じも良いなぁ。「Crazy Party Night」も良い。これもCMで聴いたなぁ。

そしてラストの曲が、「最&高」だ!
この曲を最後に持ってきたのは、本当に最高な気分になれる。



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