音楽日記2016.10.17.-2
徳村慎
15.家族とセッション(iPhone2台でのデュオ)
家族がiPhoneアプリdjayでDJプレイをするのに合わせて、僕がiPhoneアプリGadgetのデジタルシンセ、アナログシンセ、パーカッションや、DM1のドラム、YAMAHA AN2015(アナログシンセ)でセッション。ボイスレコーダーPJ-35に録音。1時間06分45秒。
16.楽器のウィンドウショッピング
楽器をネット上でウィンドウショッピングする。見てるだけなのだ。あれば良いな、と思うのがオルガン。僕の持っているRoland XP-10がデジタルシンセ。microKORGがアナログモデリングシンセ。そうなるとオルガンが欲しくなるのが人情だ。→?
デジタルシンセはサンプリング技術でリアルな音を出すのが得意。ピアノ、ヴィブラフォン、オルガン、ギター、ベース、ヴァイオリン、オーケストラ、トランペット、サックス、フルート、シンセリード、シンセパッド、シンセSFX、シタールなどなどとにかくサンプリングが得意なのだ。サンプリングを簡単に言うと録音した音をそのまま出しているのに近い。
アナログモデリングシンセはオシレーターを発音させて(時にはLFOで音を複雑に揺らして)フィルターで音色を加工するという昔ながらのシンセの音作りが出来る。デジタルシンセの所で書いたシンセリード、シンセパッド、シンセSFXはアナログシンセで作った音のサンプリングだ。だから、アナログシンセで実際に作り込めば、ちょうど良い具合に自分好みの音色が作れる。そして音が太い。減算合成という。
オルガンはこれに対して逆の加算合成をする。倍音を加えていって好みの音に仕上げていくのだ。このオルガンをサンプリングしたものがデジタルシンセのオルガンの音だ。
実はFM シンセも考え方は似ていてサイン波を重ねていって音を作っていくのだが、違うのはFM 変調といって音に音をかけあわすようなイメージでキンキンした金属音が得意なのだ。このきらびやかさはアナログシンセでは再現出来ない。
最後にエレピについて説明する。
エレピ、つまりエレクトリックピアノの本物はアコースティックピアノにエレキギターのようなピックアップ(マイク)を取り付けて電気的に音を増幅することで音が伸び、ドライブした音になったものだ。
これらアナログ、オルガン、FM 、エレピはYAMAHA refaceシリーズが出しているのでコレクターにはたまらない物になっている。
だが、僕は金持ちのコレクターではないので我慢しなきゃならない。ならないのだが、ネット上でウィンドウショッピングぐらいはしたい。(笑)
ハッキリ言えばデジタルシンセのサンプリングされた音色で我慢すれば良いのだ。良いのだが、いつかは手に入れたいなどと思ってしまう。→プロでもないのに。(苦笑)
それを考えるとiPhoneアプリは素晴らしい。安い価格でデジタル、アナログ、オルガン、FM などが出ている。エレピはあることはあるがチョット高い値段だ。アプリを制御出来る機械を買えば良いのか?……いや、やはりハードか?……などと無駄なことを考えている。これもウィンドウショッピングなのだ。
あとはKORG microPianoね。あのデザインが好きだ。覆い板というのだったか、グランドピアノの斜めに上がる板が再現されていて。欲しくなる。でもMIDI機能が無い。惜しい。
最近、GODJというコンパクトなDJ機器がカッコ良いと思っているのだが、それも無駄だよなぁ、と。じゃあ、自分の曲だけをミックスするんならカオスパッドとかも良いんじゃないか?……などと考えて、これまた買いもしないであろう物をウィンドウショッピングするのである。完全に物欲の世界だ。でも欲しいと思う物を調べることで、「買いたい物のこの機能」は「今ある機材のこの機能」で似たことが出来るとかが分かったりする。無駄ではないと思う。DJ機器よりボイスレコーダーをもうひとつ買って3台体制にするのが良いのか?……とかも考える。こうやって、今ある道具の限界とかを考える点では音楽の道具の組み合わせはパズルのような一面もある。
パズルといえば最近のギターのマルチエフェクターはコンパクトエフェクター同士をどう連結させるかを再現出来る。ZOOMのG5なんかはその意味でチョット欲しくなる。→完全に物欲馬鹿。(笑)
17.FM Essential
iPhoneアプリYAMAHA FM Essentialで遊ぶ。プリセット音色は少ないものの(アプリをMXというキーボードにつなぐと完全に使えるようになるらしいが)音はすごく良い。YAMAHAがMontageやreface DXといったFM シンセを出したのが分かる。FM を復活させればYAMAHA 独自の技術として強いのだ。
KORGにもX-MODという機能でFM と同じことが出来るシンセが出ているのだが、YouTubeなどで聴き比べると若干YAMAHA の方がきらびやかな音に仕上がっている気がする。たぶん発音させる機械的な部品の違いなどが、そうさせるのだろう。僕の持っているmicroKORGにはリングモジュレーションが付いていてシンセの本によればFM とリングモジュレーションはほぼ同じ回路だという話なのだが、やはり若干音ににごりがあると思う。しかも、FM Essentialアプリに完全に負けている。アプリ恐るべし。
18.独自のDJの方法
今、思いついた。ボイスレコーダー2台(OLYMPUS V-22、PJ-35)とサンプラー(ZOOM ST-224)だけでDJする方法。
ボイスレコーダー1台目に好きな曲を入れておく。サンプラーに曲の頭か終わりをサンプリングして(リアルタイムでも可能)そのサンプルフレーズを加工して鳴らしていってテンポを急激に落として止める。(ST-224のスクラッチエフェクト)そして次の曲をつなぐ。
DJとしてはセコイつなぎ方だが、一応ノンストップミックスが出来る。自作曲ならば、これでいけると思う。ノンストップミックスは2台目のボイスレコーダーに録音していく。……やはり音楽機材の組み合わせはパズルの要素がある。
19.ピアノ
Roland XP-10でピアノ音色で弾く。コイツのピアノ音色が耳に馴染み過ぎて好き過ぎる。そんなに重厚でもなくきらびやかでもないコイツ。それを生かせるのは僕だけだという幻想にひたる。
20.Rythm
iPhoneアプリRythmを使う。いつもは、保存した曲ばかり使っていたので分からなかったが、ミニGadgetみたいな感じで使える。これはこれで良い。
TB-3、TR-8、TR-9、FM-3、ST-1、Hornet、Gemini、Phoenixというシンセで全部だ。TB-3はTB-303、TR-8と9はRoland のTR-808とTR-909。YAMAHA のDX7で有名なFMシンセであるFM -3。ST-1はサンプリング(デジタルシンセ)。その他はシンセでPhoenixはJP-8000で有名な波形スーパーソウが使える。
その内、4つを使って音楽を作れる。4つ全部を同じものにも出来るようだ。
中々にこれはこれでオモチャ感があり、とても良い楽器アプリだ。
21.Rythmに monotronDELAY
iPhoneアプリRythmにKORG monotronDELAYを使って1人セッション。さらに3DSでバンブラPでサックスの音を使う。ここまでは良かったがさらにKORG kaossilatorを加えるとどうにも単調というかkaossilatorメインになってしまいバランスが崩れた。使っても3台体制が良いのかも知れない。
22.ガジェット3台体制で録音
iPhoneアプリRythm(TB-3を3台、TR-8を1台)、monotronDELAY、3DSソフト『大合奏! バンドブラザーズP』でストリングス(アンサンブル)を使って自分なりにジェフ・ミルズのオーケストラとテクノの音楽に似たものを作る。ジェフ・ミルズよりはテクノ多めな感じで。(笑)→単音でもオーケストラの雰囲気は出たと思う。これもガジェットを使う割り切りで良い方向に行った例かと。
ボイスレコーダーOLYMPUS PJ-35に録音。6分10秒。
23.録音を聴いて思う。
Rythm(本当の名前はRythm STUDIOらしいのだが。アプリのアイコンではRythmになっているので、そう書く。)……このアプリはGadgetやTechnoBox2よりはオモチャみたいな音がするのだが、それが丁度良い感じに聴こえる。……Rythm中々遊べるアプリじゃねーか。……あ、オモチャみたいと言ってもTB-303っぽさ、TR-808っぽさもかなりあるんだけどね。
24.Kingston3台
iPhoneアプリGadgetでKingstonを3台使って8ビット音楽を作る。まあ、このシリーズも使えるなぁ。今度、自分の中でGadgetでいけると思うジャンルを表にまとめるべきか。
25.Rock.Dr.b.
3DSソフト、バンブラPでRockのバッキング(ドラムとベース)を作る。パターンAとBを2回繰り返すだけの64小節とプラスアルファの曲。このバッキングにウクレレにエフェクターかけたものをウワモノとしてギャンギャン弾きたい。