音楽日記2016.9.5.
徳村慎
1.金曜。ウクレレ
夏風邪も完全ではないものの良くなってきた。ウクレレをパーカッションとして叩いたり普通に弦楽器として弾いたり。パーカッションとしての使い方はボディ(右手)とLow-G弦(左手)。ボディをハイハット的な使い方でLow-Gはスネアっぽく。
2.金曜。YouTube瀬戸弘司ジャズの本
ジャズのスタンダードの本、ジャズ理論の本、ドレミで覚えるアドリブの本、線で描くアドリブの本という4つを紹介していた。
ジャズ理論では「このスケールの存在する根拠はこうですよ」なんて説明してあるのは知っている。しかし、インドやアラビアのスケールまで含めて考えた場合、スケールの根拠はあまり必要無い気がする。(笑)
それよりも、こう考えてはどうだろう?
作曲方法
その1。
平均律の12音(ド~シ)の中から好きな音を5~7(あるいは8や9でも良い)音だけ抜き出して、それをスケールと考えるのだ。
そのスケールを使ってメロディを作り、さらにコードで捉える。その場合はスケールを逸脱するコードを使うべきかどうかを選ぶ。……という考え方だ。
その1.2
カリンバのような音のスケールだと微分音も含めた音なので平均律の12音だけではなくなる。また、1オクターブ内だけで1つのスケールを作らないことを考えると次のようなことも可能だ。ドレ♭、ソラレミを1つのスケールとして考えて演奏する。何も考えずに鍵盤を叩いてルーパーでループさせても良い。
その2。
好きなコードを数種類選び弾いて、それにあったスケールを考えてメロディを作る。この場合はスケールが何種類も使うべきかどうかを選ぶ。
その3。
好きなリズムや歌詞からメロディを導いて作る。好きな曲をリズムだけで捉えて(タンタタタンタン、など)全く別のメロディをあてはめても良い。
その4。
バッキングをシーケンサーやリズムマシンで鳴らしながらメロディを考える方法。ある特定のジャンルを作りたい場合には、この方法が活躍する。バッキングをプリセットで鳴らすか自分で組むかでも違う。バッキングはドラムとベースのみの時とそれにコードを加えたものを使うかも選べる。
これらの方法を混ぜても面白い。
瀬戸弘司に話は戻って。ドレミで覚えるアドリブの本、は僕も少し立ち読みしたことがある。スケール、半音音階、アルペジオ、リズムの4つでアドリブは出来る、という話。瀬戸弘司の説明が分かりやすくて本を買っても良いかな、と思えた。やはりユーチューバーの宣伝力はすごいと思う。
線でアドリブは、上がる、下がる、上がって下がる、上がって下がって上がる、などのメロディラインを線として捉えたものらしい。
3.金曜。バンブラP『なつかぜひいたよ』
3DSのバンドブラザーズPを使う。小室哲哉が一時期作っていたR&Bに似たような曲が出来た。好きなコードを並べて作った。Em、A、Cm、Gだったと思う。メロディとベースは半音階ありのCメジャースケール。ベースラインはほぼ1小節の繰り返し。なのでワンコードっぽいオンベースになっている。『なつかぜひいたよ』というタイトルを付けた。夏なのに少し冬を思わせるようなコード進行だな、ということで。(笑)
4.金曜。Gadgetで8bit
1小節のみの曲。ベースのみ4小節。Kingstonを3台でリードを2つとベース。Tokyoでバスドラムとスネア。4つ打ち。Londonのハイハット。単純に1小節のループならGadgetの作曲の速さは半端ない。心地良いBGMだ。8bitを作っても最強。iPhoneアプリのGadgetは、やっぱスゲェ。
5.エレクトロプランクトンとPanDrum
3DSのエレクトロプランクトンとiPhone5sでハングドラムのアプリPanDrumLiteを使ってアンビエントを作る。列車の通る音も入っている。ボイスレコーダーPJ-35に録音。3分06秒。
これ(PJ-35)を鳴らしながら(このボイスレコーダーはループ再生する)さらにiPhone5sでアプリLoop(アンビエント自動生成の木琴)とmonotronDELAYをピューンなんて効果音で鳴らしながら録音。今度は母が夕飯を作る台所の音も入っている。これをボイスレコーダーV-22に入れる。MTRを使わない単純な多重録音。逆に台所の音なんかが、かすかに入っているのが面白いアンビエントだと思う。これをラインでPJ-35に入れ直す。6分40秒の曲になった。これはリピートで聴きたい曲になったと思う。
6.ものまね紅白歌合戦
Emaというジャズシンガー。元ちとせのモノマネが上手かった。
翌日YouTubeで調べた『島唄』の日本語とスペイン語のカバーが良い。バタと呼ばれる打楽器を使っているらしく面白い。
7.土曜。夏風邪とヒューマンビートボックス
夏風邪があまりに治らないので医者が「タバコ吸う?」と訊いて「いいえ」と答えると「仕事で埃とか吸ってる?」と。「一応マスクは、してるんですけど」と答えると「埃吸ってるから治りが悪いんかも知れんねぇ」と。
まあ、確かに一時期は那智黒石の粉を吸ってしまっていた。けれども、それよりも気になることが浮かんだ。
ヒューマンビートボックスだ。
僕は唾液の量が多いのにスネアは吸って出している。時折咳き込むことがあり、その頻度が増えた。そうなのだ。ヒューマンビートボックスで肺が弱くなった可能性があるのだ。普通の人なら唾液の量も普通なのであまり唾液を吸ってしまうことも無いだろうし、スネアも息を吐いて出せば肺に負担がかからないと思う。
僕は唾液を利用したスクラッチ音なども出したりする。10~20秒もやれば唾液が口に満ちてくる状態なので、スクラッチ音が出来るのだ。それでも、これからはヒューマンビートボックスで長時間やることは控えようと思う。1時間ぐらいやり続けるのとかは、自分に禁じて、ルーパーなどを使って負担をかけないようにしたい。
やはりYouTubeのヒューマンビートボクサーたちは唾液を吸わない才能(あるいは努力)もあるんだと思う。
まあ、長年の那智黒石の粉が肺に負担をかけてる可能性もあるけど。
8.土曜。YouTube「アフリカ テクノ」で検索。
アフリカではハウスから発展した音楽が流行っているという。4つ打ちの変形のもの、(16分音符で書き表せば)ドッッッドッッッドッッドッッッッというリズム(4つ打ちの最後が前ノリ)のものもあるらしい。その方が複雑で踊れるのだそうだ。この変形4つ打ちは面白い。発想の転換を生む。
アフリカの言葉でのラップも聞き慣れない面白さがある。アフリカの合唱をサンプリングしていたり。「俺たちのやっているのは日常のリズムで複雑なものだ」とも語る。TV出演はしないでYouTubeや地元ラジオの影響がすごいらしい。TVはある程度固まった方向性の音楽しか流さない現状であるということだろう。確かに僕も一時期YouTubeばかり観てた頃は他とは違う音楽を求めていた。
これらは本当に参考になる。自分の求める新しさのあるリズムを追求するのも大切だと思った。
9.アンビエント(5.で作ったもの)を聴きながらまったりしている。
自作曲ながら気持ち良いものだ。6分40秒の繰り返しが良い。
10.深夜に夢の中でのメロディを書き留める。
ネギっていいね。という歌詞。相対音でソミッミレレミッというメロディ。夢の中で音楽を考えることもあるんだな。