感想『大食い甲子園』 | まことアート・夢日記

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まことアート・夢日記、こと徳村慎/とくまこのブログ日記。
夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。


感想
土山しげる『大食い甲子園』


大食い(フードファイト)が純粋なスポーツとして楽しめるマンガだ。

大食い甲子園という大食いの高校生バトル。大食いの豆知識的な部分と大食いにかける情熱と。何より食べ物が美味しそうに描けているのがすごい。

確か、フードファイト、という名前の番組だったろうか。もう10年は前の話だと思う。大食いの競技をより強力にした戦い。番組自体はとても面白かったのだが、残念なことに真似をした小学生が給食を喉に詰まらせて亡くなる事故が発生して、番組は続かなかった。

ギャル曽根の出て来る前の時代だ。あの大食い自粛のTV業界。フードファイターを見たい世代にとっては空白の時代でもあった。喉を詰まらせて亡くなるのはコンニャクゼリーで赤ん坊も居た。だから食に安全を求める時期だったのかも知れない。

今や、再び大食いの時代でもある。ギャル曽根や大食いアイドルもえのあずきが活躍する時代だ。それだけTV番組側が紹介したい食べ物が多いということでもある。

食文化と大食いは相性が良いのか。『大食い甲子園』は食文化を食べやすさ飲み込みやすさから切り取ったマンガとして画期的だ。素晴らしいスポーツマンガである。

徳村慎