音楽日記2016.8.8.
徳村慎
1.木曜夜のKORG Kaossilator とKORG monotronDELAY
ウクレレで最初遊ぼうと思ってちょっと弾いていたけど、結局、KORGの楽器ガジェット2つで遊ぶ。KaossilatorをmonotronDELAYのAUXインプットにつないで演奏。スピーカー代わりにもmonotronDELAYを使っている。音色97のリズムにベースをルートと5度辺りを弾いて、更にraga1のスケールでインド風のフレーズを弾きまくる。そしてそのフレーズを休めてリズムとベースをフィルターのカットオフをしたり、ディレイで飛ばしたり。ディレイのタイムをいじる時に気づいたけどあれだけで音階も出来るんだね。久しぶりに遊んだが結構使える。1人セッションというか録音はせずに遊ぶのも良いな、と。Kaossilatorの音色もアナログモデリングなのだろう。良く考えられている。夜に寝転んで遊ぶには充分な音量だし。
2.金曜のYouTube
仕事のあいまにYouTubeを観る。
マリンバのミニマリズム的な音楽。実験音楽という題だった。不協和音のサウンドも繰り返せば気持ち良く感じるのかの実験だと書かれていた。僕は気持ち良く感じた。
もうひとつは、NordPiano とNordOrgan(これであってるのか?)を使った2人のセッションが良かった。ピアノを白人が弾いていて、そこにメロディやノイズみたいなものを入れるオルガンの黒人。どうも楽器ショウでのセッションらしい。とても面白い。真似したくなるような感じだが中々あんなふうには弾けないだろう。真似するならルーパーを使うべきかも知れない。
3.金曜夜のギター
弦が錆びていて指が滑らないのだが、まあ、録音しておくか、というぐらいの気持ちで弾く。この前観たクロード・チアリからの技術は平行コードだ。それ以外のメロディラインは自分なりのものに戻ってしまっている。コピーするぐらい聴けばクロード・チアリ風になるのだろうが、録音の時はだいたい自分なりの解釈が大きく出る。虫の声が同時に録音出来る窓辺でやったのが良かった。9分22秒。あくまでもアンビエントなのだろう。ジャズギターと虫の声や風や車の音だろうか。それらが混ざりあってちょうどセッションをしたかのようになる。しかし、僕は虫の声に影響されて音を選んだわけではないのでセッションではない。
実はコレの前にもアドリブギターソロを録音してたんだけど、夜のチャイムが鳴ったので(夏休み期間中は子供が夜遊びしないようになのか、チャイムが鳴る。)録音し直した。
4.土曜甥っ子のキーボード
甥っ子にキーボードCASIO CA100を貸してみた。甥っ子の中には甥っ子の世界がある。僕の想像の範疇を超えている。美術は仏を感じていて、ふと、これも仏を感じる行為だと思った。子供の遊びとは仏である。う~む。ちゃんと言語化出来ないが仏なのだ。……では僕の音楽に仏はあるのか?……とも自戒する。
5.土曜YouTube、HIKAKINとはじめしゃちょーのビートボックスバトル。
はじめしゃちょーのヒューマンビートボックスは良い感じだ。僕も変わらないぐらいのレベルなのかな?……HIKAKINと比べると、はじめしゃちょーは下手だが、それなりに聴けるというか人間らしさがあって嫌いではない。それにしてもコッカキッカと舌打ちで鳴らす技がHIKAKINはすごいレベルだ。僕は舌打ちをあんなに速く鳴らせない。どんな訓練を積めば良いんだろ?……ってかやり続けられる才能も必要だろうね。他の楽器をやる暇があればずっとヒューマンビートボックスをやってるんだろうなぁ。素晴らしい。
はじめしゃちょーは意外にリップロールが出来ているのでカッコ良い。あとHIKAKINのロボットボイスみたいなのに対抗するはじめしゃちょーの独特のロボットボイスが良い。結局、バトルはHIKAKINが爆笑してしまってはじめしゃちょーの勝ち。(笑)……HIKAKINはかなりの数を観たので、はじめしゃちょーのビートボックスをもっと観てみたいと思った。
6.土曜夕方。ヒューマンビートボックスとウクレレ。
この組み合わせが好きだ。たまに気がつくとやってみる。ウクレレさえあれば出来る点では優れたポータブルな完全さを持つ。
ビートボックスを適当に。ウクレレも適当に。以前はドラム、ベース、コード、メロディという4要素が音楽だと考えていたし、(歌詞を入れれば5要素になる)本来の音楽はそれで良いのだが、リズムとして一体になったものとしてのドラム、ベース(コードやメロディ)という考えも出来ると思った。ヒップホップを聴くと一体のリズムだけが聴こえているし、それのラップを載せないものがDJ KRUSHなのかな、と思う。ドラムとベースの2要素に絞ればヒューマンビートボックスになる。それも極限を言えばドラムだけで良いとも思う。あるいはベースソロつまりはアカペラのスキャット。スキャットマン・ジョンをヒューマンビートボックスパートをやったりスキャットパートをやるというのも風呂の中でやったことがある。それでも良いのかも知れない。つまりドラムがずっと鳴り続ける必要も無いし、スキャット(あるいはベース)が鳴り続ける必要も無いのだ。こう書くと音楽日記は次への課題が見つかるから良いものだなァ。
7.月曜午後。ウクレレの9/8。
相対音で、ミ(→下がる)ラソ(→戻る)ラ(→下がる)ミ(→上がる)ソラドレ。
この9/8拍子を繰り返す。ちょっとゆっくりめのテンポで。ウクレレで爪弾く。これを弾いていて気づいたが、ミラソラ、ミソラ、ドレの4、3、2の複合拍子に聴こえる。ところが、ミラソラミソラシドと弾くと、ミラソラ、ミソ、ラシドの4、2、3の複合拍子に聴こえるのだ。(あくまでも僕の耳だが)それに少しテンポ上げようとすればミラソラミソラドレの最後のドレが最初のミにつながってドレミ、ラソラミソラと拍子を取ってしまってややこしくて途中で間違えてしまう。たぶん4拍系で取っていたのに3拍系ばかりになるので、ややこしいのだ。テンポで複合拍子の聞こえ方も変わるようだ。
これをiPhoneのアプリGarageBandに入力する。とりあえず9小節に設定してゆっくりとベースの音色で弾く。録音後にテンポを上げてウクレレで弾いたものと同じテンポに聴こえるようにする。ドラムも入れた。