感想
満田拓也『MAJOR』
今年に入って野球マンガの『MAJOR』をようやく全巻揃(そろ)えた。
野球の駆け引きとかの楽しみはマンガが一番分かりやすい。野球自体はほとんど興味が無かったが、この『MAJOR』だけは別だ。
なぜ野球を知らない僕が『MAJOR』を買うことになったのか。それはEテレでアニメを放送していたからだ。
大人になってアニメにハマって欠かさず観て、どうしても欲しくなって買った。アニメ版で放送されていない部分もあるし、アニメ版だけのオリジナルの部分もある。
ストーリーをアニメ版で分けると、第1シリーズが主人公吾郎の幼稚園からリトルリーグ時代。第2シリーズが中学校から海堂高校。第3シリーズが青秀学院高校。第4シリーズがアメリカのマイナーリーグ。第5シリーズがワールドカップ。第6シリーズがメジャーリーグ(マンガ版では日本のプロ野球も最後に出てくる)となっている。
僕は第5シリーズまでは集めてたので、今年に入ってからは第6シリーズを買ったのだ。第6シリーズをほぼ中古で揃えられたのがありがたい。
アニメ版での第6シリーズがそんなに面白くなかったので買っていなかった。それでもマンガ版を購入して読んでみるとアニメ版よりもはるかに面白いものだと分かった。これは僕の理解力ではアニメでは流れがつかめないものだった。(笑)
試合の流れよりも故障との戦いを描いた第6シリーズは今なら分かる。僕も昨年2015年の1年間は那智黒石の仕事の調子が良くなくて悩んでいたから、分かるのだ。(趣味では2015年はかなり面白い流れをつかめた感じではあったが。)
仕事は昨年末辺りからようやく調子が戻ってきた感じだ。吾郎のイップス(投球恐怖症)と血行障害が2015年の僕と重なってリアルだった。僕自身の彫刻に対する悩みがようやく今年に入って消えた気がするのでちょうど重なったのだ。
最近は『MAJOR2nd』という吾郎の息子大吾のマンガが描かれているらしい。僕は「ネタバレブログ」というものでチェックしている。いつか2ndも手に入れたいなぁ、なんて考えている。この2ndの開始も『MAJOR』全巻を揃えるきっかけともなった。
モヤモヤの解決というのかマンガを揃えたことと仕事のことが自分の中で完結したことが嬉しい。今年2016年も半分が過ぎたが本当に良い年になっている。残り半分も自分らしい頑張り方をしてみたい。『MAJOR』の吾郎のようにダメになったら何度でも復活すればいいのだから。
徳村慎
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