感想『わが闘争』 | まことアート・夢日記

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まことアート・夢日記、こと徳村慎/とくまこのブログ日記。
夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。



感想
まんがで読破ヒトラー『わが闘争』

ヤバい。どうヤバいのかって?
僕が当時ドイツに住んでたらナチスを支持しちゃっただろうなぁ、という。僕は意思が弱いのですぐに影響される。

小泉首相の時の演説にも橋本氏の新党を立ち上げる時の演説にもシビレた。だからヤバいなぁ、と。オカルトが好きでネット上の陰謀説も好んで読んだりする。

そして、ヒトラーが画家を目指していたこと。美術の大学を中退した僕はものすごく共感する。貧困は世界の1%ぐらいが世界の90%以上の富を持っているというネットか何かで読んだ話にも怒りがこみ上げたりする。やはり、ヤバいのだ。当時のドイツ人がヒトラーに心酔したことが、ものすごく分かる。共感までしてしまう。

こういう共感を持つような読み方を現代人はしないだろう。ただ、共感ではないが、現代人もユダヤ人を抹殺しようとしたことに、嫌な似たものを感じる。今の嫌韓流とかのネットの話題だ。日本人は統一民族国家だ、なんて話す大人にも会ったことがあるし。沖縄、北海道だけでなく、日本が北方の石積み文化や穴で暮らしていた文化があったことは想像出来る。それらが大和民族へと変わっていったのかもしれないが。まあ大陸からも文化が伝わったかもしれないし。

しかし、これでさえ、当時ドイツに住んでいれば、丸め込まれそうだ。ヒトラーは確かに魅力に満ちていたのだな、と僕などは考えてしまう。

そして現在の政治家の言っていることはヒトラーと何ら変わりがないとも思う。国が借金してそのツケを増税で国民に払わせたり。→どうせ、10%引き上げは遅らせても、引き上げるのはいずれ確実に時期が来るのだし。子育ての出来ないような学歴社会にしておいて結局国が高齢化社会を作り上げたのだとも思えてくる。その国のツケは誰が払う?……国民が選んだのが政治家?……民主主義?……国民が悪いの?

こうして怒りをつのらせる僕のような人間からしてみればヒトラーのような指導者が魅力的になる。しかし、僕にとってそのように魅力のある人物は現在いない。残念でもあるし、ちょっとホッとする。僕は影響を受けやすい人間だ。気をつけよう。僕は、日々に不満を抱くより日々に感謝したり楽しんだりが似合っている。

ヒトラーみたいな人物。良くも悪くも、そういう魅力というか魔力というか。小説やマンガで出会うしかないんだろうなぁ。

徳村慎



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