母が倒れた夜の病院
点滴を受けて眠る横で
簡易ベッドに身を横たえて
小説に飽きた24:00
ふと母の眠るベッドの下に
奇妙な2つの光を見た
良く見れば女の生首だ
髪がサワサワ揺れていた
ニヤリと笑った気がするが
俺は引き寄せられていく
女の生首に手を伸ばす
良く見れば10代の美少女で
この部屋で死んだのだろうかと
頭を撫でていたけれど
貴方の心臓食べさせて
言われるならば、しょうがない
ナイフで俺は胸をえぐり
肋骨を開いて取り出した
ちろちろ可愛い舌を出し
闇夜に赤い血を吸って
美少女は笑っているけれど
母は悪夢に、うなされて
朝には俺の肉塊が
看護師に発見されるだろう
若い彼女に医師が言う
こんなの珍しいことじゃない
裏山のカラスにやればいい
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