詩『いつも通りやろ』 | まことアート・夢日記

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まことアート・夢日記、こと徳村慎/とくまこのブログ日記。
夢日記、メタ認知、俳句モドキ、詩、小説、音楽日記、ドローイング、デジタルペイント、コラージュ、写真など。2012.1.6.にブログをはじめる。統合失調症はもう20年ぐらい通院している。

もう夏が来ても、いつも通り
きっと秋冬春と来ても
ジェット機が大気切り裂いて
ウシガエルが鳴いとってもさ
いつも通りやろ
いつも通りやろ
いつも通りやろ
いつも通りやろ
ラジオのノイズに雨音を感じ
猫が文句を垂れていても
車がアスファルトを削り走り
誰もとらない電話が響いても
いつも通りやろ
いつも通りやろ
いつも通りやろ
いつも通りやろ
どうせ俺なんて、なんて言ってる
近所のガキは僕の影で
だからお前はよ、なんて言ってる
近所の親父も僕の影か
そやからって
信じとった君が
遠くなったり近くなったり
まるきり少年の君が
女の子らしいまばたきしとって
僕の影どころか僕自身が消えてくん
いつも消されてく何も無い青空に
いつも流されてく僕を消して
いつも見つけてく何も無い青空に
いつも傷だらけの僕を消して
さんざん迷って疲れ吹き飛んで
さんざん迷って形無くなって
それでも残るモン信じたって
別に罪は無いんちゃうかと思う
むしろ罪は信じんこととちゃうんか
信じられへんフリすんなよなって
叫んでも僕自身信じれん時あるけど
そやけど信じるしかないんちゃう?
馬鹿やって認めて信じよか
馬鹿やってことは信じよか
信じる馬鹿は救われる
信じる馬鹿は報われる
そうさ
肥大する誇大妄想さえ味方に
万能感のまま突っ走ってけよ
太陽が昇るのを
46億年見たって飽きないように
僕にも飽きないものがある
いつも通り頑張れよ
それが君らしく僕らしい
喜怒哀楽を抱えたまま
ペダルを立ち漕ぎ坂登れ
いつも通りやろ
いつも通りやろ
いつも通りやろ
いつも通りやろ







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