『お茶と雨』5「行くか。じゃあなァ!」雨の中を彼は走って校舎へと向かう。僕はまた一人の世界に浸(ひた)る。僕が「僕」って言うのをクラスの皆は不思議がる。何故、周りに合わせなきゃいけないんだろう?このお茶の葉っぱのように自由に生きたい。箱庭のような自分だけの世界に入り込むのも、悪いことのように言われるけど、僕は何が悪いのか分からない。分かりたくもないけど。iPhoneから送信