『あなたと私』7私はあなたの舌に体をまかせている。雨だれが小屋のトタン屋根を叩いた。甘い雨が体中を伝っているように感じられた。ひどいよ。私は焦らされてばかり。いいことは、いけないこと。それは昔から分かっていた。小さな頃、内緒だよって言ってお菓子を買ってくれたおじさんが居たから。あのおじさんももう居ないけど。iPhoneから送信