『あなたと私』6私はあなたの柔らかい部分に触れているのが好きだった。こうして触れているだけで世界が広がり続けた。何もない暗いピンクの温かさ。あなたは星を教えていた。あなたの乗る物に私も乗せてもらっている感じ。星をひとつふたつと数えるだけで、どんどん銀河が生まれて消えて、心の中にぐるぐるとした渦が浮かんだ。iPhoneから送信iPhoneから送信