『ネコロビ』198「色即是空。空即是色」このフレーズが頭に入った瞬間。ネコロビは辺りの全てのものが輝いて見えました。そうか。全てには命があるんや。みんなの命をちょっとずつもらうからな。思いながら般若心経を唱え続けます。「般若心経」最後の文を読み終えてネコロビはみぃなちゃんにキスをしました。しかし、みぃなちゃんは動きません。「何(なん)でや?何(なん)でアカンのや?」「ネコロビちゃん」美咲さんが呼びかけます。「ネコロビちゃんに生きて欲しいのよ。みぃなちゃんは」