前回↓の続きです。
前回予告通り、国語の成績上昇に地味に効果があったのでは、と思うことについて書きます。
息子は小学4年生の時、明らかに国語が足を引っ張っていましたが、別記事で取り上げたことや今日ご紹介することをやったら、5年生くらいから割と得意になりました。
こちら↓がその別記事です。
以前、どこかにも書きましたが、息子はSS開成でも国語は上位でした。男子は国語が苦手な子が多いので、得意にすると差がつくお得な科目だと思います。入試でも算数と同じ配点のこと多いですし。
今回は上記記事では触れていなかったけど、実は効果があったのでは、と思うことについて書きます。
【やって良かったこと③】
[国語]
・ドラマ(や映画)の視聴
これ、意外と盲点なんじゃないですか。
娯楽やん!と思われるかも知れませんが、息子が国語を出来るようになったのにはかなり役に立ったのでは、と思ってます。なかなか数値化出来ないですし、効果検証が難しいですけど。
以下で様々な効果について書いてみます。
【効果①:伏線回収】
ドラマや映画って伏線とかありまくるじゃないですか。子供って、大人が思う以上に伏線とかわかってないですよ。いろんなドラマや映画見るうちに、『前半のアレはこういうことだったんだ』とかわかるようになります。こうした感覚が文章読解、特に物語の読解に適していると考えます。
ちなみに男子難関校の中学受験国語は物語が圧倒的に主流です。
(共学校や女子校はわかりません…)
息子は物語が得意で、説明文はあんまり得意ではありませんでした。
【効果②:語彙力強化】
ドラマや映画(に限らず、テレビ全般…)の視聴は結構、入試頻出の熟語や故事成語などボキャブラリーが豊富になるのもメリットの1つです。
ポイントは必ず字幕ありで見ることです。
生きた文脈でそのワードを見聞きする事で、すんなりと自身の血肉になっていきます。
ドラマじゃないですけど、サザエさんとか結構良いと思います。
そもそも字幕は中学受験に限らず、字が読めるようになったら、やった方がいいと思います。
幼稚園児でも明らかに字幕ありにしたら、言葉の覚えが良かった経験ありますし。
【効果③:
空気が読めるようになる】
加えて、その場の空気が読めるようになる気がします。
例えば、気まずい時に目を逸らしたり、目を合わせなかったりすることってあるじゃないですか。
言語化しなくても、そういう場面をドラマなどで見ることで、自然と人間は気まずい時にそういう行動を取るんだと理解できるようになると思います。
【効果④:擬似体験】
さらに様々なシチュエーションの擬似体験が出来るのもメリットと言えませんか。
例えば、母親のいない子供の気持ちや夫を案じる戦時中の妻の気持ちとか、なかなか体験できない状況を擬似体験できれば、そうした状況の物語が出た時に有利だと考えます。
本来、こうした↑事は読書で養っていくのがベストな気がしますが、息子は全く本を読まなかったので…
以上の理由により、私はドラマ(映画)視聴が国語読解に非常に効果的だと思ってます。
ちなみに我が家で見たドラマ➕映画を覚えている限りご紹介しときますので、参考にしてください。★は私のオススメです。
息子は『今日から俺は!』が大好きでしたが…
↓
★ウォーターボーイズ1、2➕映画
・ルーキーズ➕映画
・水球ヤンキース
・スクールウォーズ
・ライアーゲーム(映画含め全部)
・カイジ(これは映画だった気が…)
・賭ケグルイ
・下剋上受験
★ドラゴン桜1、2
★ちはやふる(映画全部)
★陸王
★ルーズヴェルトゲーム
★ノーサイドゲーム
★下町ロケット
★アキラとあきら
・今日から俺は!(映画含め全部)
・のだめカンタービレ(映画含め全部)
★宇宙兄弟(映画)
★スタンドバイミー(映画)
★グーニーズ(映画)
★バックトゥザ・フューチャー(映画全部)
・その他ジブリ関連(これは映画)
ザッと思い出す限り、こんなラインナップかと。
スポーツモノや頭脳バトル系が好きで中にはちょっと小学生にはそぐわない内容のものもありますね。→ルーキーズと賭ケグルイとか?
尚、このように書いてくるとテレビ見まくってもいいんだ!と思われちゃいそうなので、念の為に書きますが、我が家はあくまでその日、勉強やりきったご褒美として、寝る前に見る形で活用してました。
『今日は9時からドラマ見るから、それまでに勉強終わらせて。勉強終わらなかったら見ないから、そのつもりで』みたいな。
息子はドラマが大好きだったので、これでちゃんとやるんですよね。
あとドラマ見てた時期はせいぜい6年生前半までで、さすがに今くらいの6月は見るのをやめてました。
しかし5年生で見てる時はサピックスない日は毎日見るみたいな日々でした。
【やって良かったこと④】
[国語]
・音読
これはやってる方も多いんじゃないでしょうか。
我が家で本格的に取り組み始めたのは5年生9月からで、そこから入試本番まではほぼ毎日やり遂げました。やらなかったのは修学旅行の時➕2、3日くらいです。
しかし今考えたら、もっと早く取り組めば良かったと思ってます。できれば塾に通い始めたすぐあたりから。
音読の効果は、早く正解に読めるようになる事だと私は理解しています。
基本的に音読する教材は塾のテキストか小学生新聞のコラム。
小学生新聞のコラムは短いので、2、3回音読としましたが、時間があまりない日用という感じでしたね。一日の音読時間はだいたい10分〜20分くらいです。
我が家では親が一緒にやってあげて(音読するのは基本子供)、音読終わった後に内容について簡単な質問したり、読み方が合ってない単語をその場で訂正をしたりしてました。
こうすることで漫然と音読するのではなく、ちゃんと内容を理解しながら正確に読み進める意識が付いた気がします。
あとで質問されると思ったら、意識して読むじゃないですか。
但しこれやると親も結構負担で、音読する前に一度目を通して、今日はこれを質問しようとか考えないとならないです。私も時間がない時は子供の音読を聴きながら即興で質問したり、質問なしの日もあったり…さらに意識付けができてきたら質問はたまにする程度になりました。
ただサピックスの教材は正直、大人が読んでも面白いものが多く、私は結構好きでしたけどね。