今回は中学受験でやって良かったこと、やれば良かったこと、やらなくても良かったなあ、と思うことについて、書いてみます。


だいぶ記憶が薄れてるので、他にもあるかもしれないですが、とりあえず思いつくまま書いてみます。ちなみに我が家はサピックスに通っていたのでサピックスに通っていないとわからないことも

あるかも知れませんがご了承ください。


【やって良かったこと①】


[算数]

基礎力トレーニング

(通称 基礎トレ)

こちらはサピックスの教材です。サピックスに通い始めたら毎月1回、1か月分として1冊配布されます。

毎日計算問題(たまに図形も入ってます)を10問やる形式です。

結構、朝勉に活用される方が多いようです。

我が家は新4年の2月からサピックスに通い始めたので、その時期から入試直前までほぼ毎日取り組みました。3年間やり続けたら単純計算で

10000問以上解いた計算になります。毎日やらずに、溜めちゃう子もいるかも知れませんが、極力毎日やるべきでしょう。

我が家は旅行や病気を除けば、マックスでも3日以上溜めたことはなかったと思います。


ちなみに丸付けは全部私がやりました。子供に丸付けをやらせると読めない字や、わかってたけどケアレスミスだから正解にしちゃおうみたいなのが、あり得ると思ったからです。ちなみに正解しなかった問題は次の日にもう一度解き直させ、正解するまでやってもらいました。

さらに月一回概ねマンスリーテスト前には、正解しなかった問題だけピックアップしてもう一度解いてもらいました。だいたい月20〜30問くらいはあったと思います。

加えてこれは賛否両論あるかもしれませんが、5日連続満点、10日連続満点、20日連続満点ならそれぞれお小遣いみたいなこともしてましたね。

(6年生になったら、自分の為にやるフェーズに入ったと理解させる為に廃止しましたが…)


ちなみにサピックスの場合、4、5年生の時はこれ以外に計算力コンテストというのが、テキストにくっついていますが、これも週末に親子で対戦形式でやってましたね。私は結構、計算が早い方だと思ってたんですが、流石に5年生中盤くらいから歯が立たなくなり、それ以後はハンデ戦にしてもらいました…


基礎トレはサピックス生なら必ずやるべき教材です。

やっているのとやっていないのでは、だいぶ変わると思います。毎年サピックスの合格体験記でもその重要性が強調されてます。

内容も6年生後半になると、より実践的になり

『もはや基礎じゃなくない?』と思う事もありましたが、なんとかやり遂げました。


【やって良かったこと②】


[国語]

漢字

これは以前に別記事↓で書きましたが、3年生の終わりまでに6年生までの漢字を終わらせると後が楽です。(うちは終わりませんでしたが…)




特に国語の点数が伸びないと感じていたら、せめて漢字と語彙くらいは満点取りましょう。やればやっただけ取れるんですから。これらを取れないのはシンプルにやってないだけです。


ちなみに漢字も丸付けを私がやってました。

大人だったら、なんとなく間違いやすそうな漢字や出やすそうな漢字って、わかるじゃないですか。


例えばそうですね、『とっとり県』ってどう書くんだっけみたいな。

取鳥なのか、鳥取なのかどっちだっけみたいな、特に子供は迷うことがあると思うんですよ。その際、出来るだけ覚えやすいように『鳥を取るで鳥取、と覚えるんだよ』と一言言ってあげればそれだけで覚え易くなると思います。


また『精進』の読みや『清算』と『精算』の違いなどもいかにも出そうじゃないですか。そういった大人でも危うげな漢字を毎回ピックアップしてあげたり、ついでに覚えた方が良さそうな熟語も意味と一緒にピックアップしてあげてました。

↑これ、意味まで調べてあげるのはやり過ぎ感あると思いますが、私も曖昧な理解だった熟語がスッキリすることが多かったので、むしろ私はやって良かったです。また正直、子供は他にやる事いっぱいありましたから、こういった些事に時間をかけて欲しくないと思ってました。

私の伴走の方針は『私が手間を10掛けることで、子供の成績が1上がるなら積極的にやる!』でしたので、あまりここで労は惜しまなかったです。


以上のことをやる際の注意点は、できるだけ子供目線で考えてあげることかと思います。

大人だったら、『とっとり』は言われなくても

『鳥取』に決まってるじゃんと思っちゃうんですよ。何度も見てきてるから。

でも子供はまだその単語を覚えたばかりで見慣れてないんですよね。だからその視点を持って接してあげるのが重要かと私は思います。


※本当は今回の記事も当初は1回で終わらせるつもりが、書いているうちにまた長くなってしまったのでシリーズにさせていただきます。


したがって今回はここまでにします。

次回は地味に国語の成績上昇に意味があったのではと思われることについて書いてみようと思います。