↓前回までの続きです。
【2月校〜2月1日】
2/1 開成or駒東
この日は以前から記載のように上記どちらかの学校を受験しました。どちらにしても、息子が『この2校以外行きたくない』と言っていた大本命校です…
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当日の朝、私は息子に何を話しただろう…
今となってはあまり覚えていないけれど、試験会場に向かって歩いていく、逞しくなった息子の背中だけがやけに目に焼きついています。
受験勉強中によく思っていた。
2月1日の朝に、第一志望の学校の前に立てているだけで、尊いことなんだと。
まだ小学生で…一つの目標に向かって何年間も精一杯努力できたなら、それだけで全員勝者ではないだろうか。
そこに至るまでの努力、葛藤、苦悩、挫折、栄光、様々な感情をない混ぜにしながら試験会場に向かう息子を見て、私は何事もなくこの日を迎えられたことに、ただただ神様に感謝しました。
そして、出来れば息子が全力を出せるように…
合格発表は家内と見ましたが、合格を知った時、私は嗚咽していたと思います。
たぶん息子が生まれた時の次に嬉しかったなあ。
と同時にスーっと肩の荷が降りていくような感覚を覚えました。
楽しいことばかりじゃなかったけど、努力してきて良かったなと…
まだ別の学校の試験中だった息子に早く会って、『長い間、よく頑張ったな!』と抱きしめたい衝動に駆られもしました。
『結果が全てじゃない』という人もいるでしょう、私もそう思っています。
だからこそ↓こんなことを
息子に話してた訳で…
それでも私は、息子が大人になって中学受験というイベントを思い出す時、『やって良かった』と思って欲しかった。『自分もやれば出来るんだ』と、小学校生活の大半を費やしてきた中学受験を成功体験として総括して欲しかった。
だから自分の行きたい第一志望に合格という形で締めくくってくれたことが本当に嬉しかった。
小難しい算数の問題と格闘した日々も、志望校で悩んだあの夜も、全てはこの日に続いていたのかと思うと今でも目頭が熱くなります。
息子の人生はまだ始まったばかりで…
これからのことなど何も約束されていないけれど、いつかこれを見るかも知れない息子に、今はここでだけでいいので言わせてください。
君は自慢の息子です。合格おめでとう!