株式市場オーバーナイト概況(2024年8月1日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●日本株ADR
●US時間外
●本日の新聞見出し
●本日の相場
●材料銘柄 
●本日の予定
●本日の決算発表予定

Worldwide Index (主要指数&コモディティ)

米国市場動向:セクターでは、NVDA+12.8%と大幅高、Broadcom(AVGO)+12.0%で半導体中心に情報技術が朝から上昇。前日大幅安したTesla(TSLA)+4.2%Amazon.com(AMZN)+2.9%で、一般消費財・サービスも上昇。コミュニケーション・サービスは、引け後に決算発表を控えたMeta Platforms(META)+2.5%。好決算を発表したワイヤレス通信のT-Mobile US(TMUS)+4.0%。一方で、管理医療のHumana(HUM)は入院患者の増加が予想を上回るペース、とコメントして-10.6%下落し、ヘルスケアが下落。


US時間外

 

◇上昇銘柄◇

CDNA(医療機器): 通期収益会社予想を3.2億ドル~3.28億ドルに上方修正、当初 2.742.82億ドル

EOLS(バイオテクノロジー): 通期純利益会社予想を2.6億ドル~2.7億ドルに上方修正、当初2.55億ドル~2.65億ドル

 

◇下落銘柄◇

ALXO(バイオテクノロジー): HER2陽性胃がんの第2相試験結果を発表も株価は25%の下落

ATEC(医療機器): 2Q調整後1株あたり損失29c(予想:-26c)


日本株ADR

決算関連中心に上下に振れる、軟調に推移した銘柄多い

 

◇上昇銘柄◇

6857(アドテスト通期営業利益予想を1,380億円に上方修正(前回:900億円)、市場予想上回る

5332(TOTO) 1Q営業利益98億円、市場予想(56.6億円)上回る

 

◇下落銘柄◇

3092(ZOZO) 「ホールド」に格下げ、目標株価は4480円-CLSA

6503(三菱電機) 1Q営業利益が市場予想を下回った、営業利益586.6億円、前年比3.8%減、予想666.9億円


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

・ジヤトコ、eアクスルの賭け 主要3部品内製でコスト3割減

・東急、環境施策30年まで100件 住民のSDGs浸透率に目標

・パナソニック、燃料電池の廃熱を空調に活用 実証実験

 

▼日本証券新聞▼

IPO初値 Faber Company 19%高

SANEI 1Q営業は38%増益で着地 記念配、株式分割も好材料

・元気寿司、急騰 1Q73%増益で好発進

 

▼日刊工業新聞▼

・北海道にIOWN拠点 NTTコム 半導体集積地で実装

・アルファTKGに出資 ユアサ商事が独占販売権 製造DX支援

・建機、利益で明暗 鉱山機械需要増、稼ぐ力に

 

▼化学工業日報▼

・ペロブスカイト太陽電池 10年耐久製品量産へ 積水化学 近く立地決定

・三菱エンプラ PC事業で新機軸創出 光学・医療・ヘルスケアなど ガス化と連携加速

・東海カーボン 多結晶SiCウエハー事業化 パワー半導体向け材料 性能向上・コスト低減 EVの走行距離延長に寄与

・大人用紙おむつ 夜用パンツ型 2割増産 大王製紙 シェア拡大攻勢



本日の相場

本日の日本株相場は、軟調な展開を見込む。昨晩の米国株市場は、FOMCが波乱なく通過したことや、パウエル議長の「米景気の過度な減速はない」とのコメントなどを好感してハイテク株中心に上昇した。対して、日銀会合はほぼ事前予想通りとなったものの、植田総裁は今後複数回の利上げの可能性を示唆し、為替市場では一時149円台まで円高が進行した。円高進行を嫌気する形で朝方は売りに押されそうだ。賃金上昇や経済正常化に伴う持続的な金利上昇は日本株市場にとって中長期なポジティブ材料とみているが、為替市場の安定と企業決算の全体像が見えるまで相場に方向感は出にくいだろう。物色は後述する内需関連株、銀行株としたい。

 

〇目先は半導体株の復活期待が高まる可能性

昨日は米政府が準備する新たな対中規制について、「日本、韓国、オランダは除外される」とのロイター報道が材料視され、半導体関連株が大幅反発した。正式発表までは情報が錯綜するとみられ、内容は精査する必要があるが、引け後のクアルコム決算は業績、見通しともに堅調で、特にスマホ向けチップの出荷が好調。国内でもアドバンテストが上方修正を発表しており、上記報道と併せて、短期的には半導体関連、特に電子部品関連株が動意づく可能性がある。好決算だったTDK、村田製などに目を向けたい。

 

〇内需関連株、銀行株にフォーカス

当面の物色対象は高クオリティの内需関連株と銀行株となろう。実質賃金のプラス転換は早くて9月、その後実際に消費が喚起されるまではタイムラグがあるため、戦略提起は早計とみる向きもあるが、市場はシナリオを前もって織り込むと予想している。円高進行もコスト低減を通じた利益率上昇への期待を高めよう。ABCマート、寿スピリッツなどの高クオリティ内需株に注目。また、日銀会合を受けて株式市場では追加利上げへの思惑が残り続ける公算が大きい。東証全体と比べた銀行セクターの相対PBRは改善傾向が続くが、長期金利との見合いでは上昇余地は大きいと考えられ、年後半も物色の中心となるだろう。銘柄選定では時価総額や流動性が重要な判断材料になるとの考えから、メガバンクをポートフォリオの軸としつつ、資本効率改善余地が大きいと考えられる一部地銀などを組み入れる戦略が好ましい。3メガバンクのほか、政策保有株が多い、いよぎんHDなどに注目したい



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