株式市場オーバーナイト概況(2024年5月13日) | kab13の株式投資情報

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【サマリー】
●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●本日の新聞見出し
●今週の相場
●今週の予定
●本日の決算発表予定


米国市場動向:セクターでは、加工食品のHershey(HSY)+2.3%JM Smucker(SJM)+1.7%が主導して生活必需品が上昇。情報技術は好決算を発表したソフトウェアのGen Digital(GEN)+15.3%、通信機器のArista Networks (ANET)+6.1%で最高値更新。前日軟調だった半導体も、台湾積体電路製造(TSMC)の4月売上高が、AI需要で前年比60%増となったことを好感し上昇、Nvidia(NVDA)+1.3%反発してセクターを支えた。一方で、一般消費財・サービスは、スポーツアパレルのNike(NKE)-2.6%Tesla(TSLA)は年内に部門の大量解雇を実施した急速充電器のネットワークを、今度は拡大する計画を明らかにし、-2.0%

US時間外

時間外の出来高は前日より減少

 

◇上昇銘柄◇

XMTR(AIマーケットプレイス運営): 1QGAAPベースのEPS-$0.12と、予想を$0.04を上回り、売上高$122.69Mも予想を上回った

OLMA(バイオ医薬品): 決算発表後の平均目標株価は26.22ドル、決算前は25.89ドル。目標株価を下げたアナリストはいなかった

 

◇下落銘柄◇

TBIO(バイオテクノロジー): 2024年第1四半期調整後EPS $(5.52) が予想$(0.23)下回った

NKTX(バイオテクノロジー): Canaccord GenuityNkartaで買いを維持するが、目標価格は15ドルに引き下げた


日本株ADR

決算関連銘柄中心に動いた

 

◇上昇銘柄◇

7936(アシックス): 1Q経常利益は前年同期比+50.9%の330億円に拡大

4613(関西ペイント): 前期営業利益は+60.8%の515.95億円

 

◇下落銘柄◇

8830(住友不): 通期営業利益予想2,670億円と市場予想の2,764億円を下回った

8801(三井不): 通期営業利益予想3,400億円と市場予想の3,660億円を下回った


本日の新聞見出し

NIKKEI Prime

・変わる半導体産業、前工程と後工程が融合 「ICEP5

INPEXJERACCSで協業 日本のCO2をオーストラリアへ

AppleAIGoogle頼みで時間稼ぎ 2強蜜月に監視の目

 

▼日本証券新聞▼

・ゲーム3社好決算で急騰 コナミG24年ぶり高値 リピートやグローバルに活路

JT 連日の新高値 海外の値上げ、販売増寄与

・日本製鉄 回復は263月期にずれ込み 神戸鋼 アルミが黒転、鉄鋼も堅調

 

▼化学工業日報▼

・住友ベークライト COP、高耐熱品で進出 半導体、ディスプレイ開拓

PC特殊品 中台で増強 出光、車載用途に期待

・セントラル・タンクターミナル ケミカルタンク新増設 名古屋・横浜、相次ぎ投資

 

▼日経MJ

私ハデ髪、だから接客 客の7割「抵抗ない」「らしく」で仕事前向きに ドンキ、バイト応募3割増

アダストリア、M&Aに積極姿勢 専任チーム、EC取り組み視野

•yutori流コスメ爆速スタート いきなり全国展開/開発1ヶ月半/韓国っぽく



今週の相場

今週の日本株相場は一進一退を想定する。3月期決算企業の本決算発表が最終局面を迎える中で、日米の主要経済指標の公表なども控える。マクロ情勢を睨みながら、個別銘柄を物色する相場展開となろう。株主還元を強化した銘柄などに目を向けたい。

 

〇日米経済指標や主要企業の決算に注目

今週は米国では15日に4CPIの発表が予定されているほか、国内では16日に1-3月期実質GDP1次速報値が公表される。米国では後退していた利下げ期待が足元で回復基調にあるが、先週末には再びスタグフレーション懸念が高まるなど、先行き不透明感は消えていない。同CPIは米国株の勢いが続くかどうかの鍵を握るとみられ、その内容が注目されそうだ。日本では実質賃金の前年同期比マイナス状態が続いていることなどで、春に高まった内需活性化への期待は足元で低下してきているとみられる。GDP統計の結果次第では、一時的に国内景気の動向に神経質になる場面もあろう。ミクロ面では、TOPIX採用の3月期決算企業のうち、今週は約600社が決算を発表する予定であり、決算シーズンは最終局面を迎える。保守的な期初計画が目立つ中で、強い業績見通しや資本効率改善策を示す個別銘柄を物色する相場展開となろう。

 

〇株主還元を強化した銘柄に投資妙味

物色では、株主還元の強化を発表した銘柄に注目。3月期決算企業の本決算では、期初会社計画で今期(25/3期)を増配見通しとした企業の株価が堅調に推移している。資本効率改善への意識を一段と強める企業を投資家が評価していることの証左と考えられる。中長期的な業績拡大が期待され、追加的な株主還元への期待も続きそうな銘柄に投資妙味があろう。個別では10年ぶりの自社株買い計画を発表したコマツ(6301)、追加株主還元への期待が強い三井物産(8031)に注目する。また、アクティビストからの経営改革要求に応える形でヘルスケア事業効率化への意思を示した花王(4452)、想定以上のガバナンス改革を発表した住友不動産(8830)なども市場での評価を高めると考える。


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