●Worldwide Index (主要指数&コモディティ)
●US時間外
●日本株ADR
●今週の相場
●今週の予定
●本日の決算発表予定
<US時間外>
全体的に出来高は縮小
◇上昇銘柄◇
ESPR(医療機器開発): 次予防と二次予防の患者の心臓発作と心臓血管処置の予防薬を承認
MASI(医療テクノロジー): 消費者向けオーディオや消費者向け健康製品を含む消費者向け事業の分離
◇下落銘柄◇
COOT(オイルプラント): APAC地域最大の冷間圧搾油糧プラントがナスダックに上場
CGC(医療用マリファナ製造): カナダ連邦政府の委託を受けた団体が大麻業界の生産者に課される税金の見直しを勧告した
<日本株ADR>
◇上昇銘柄◇
9107(川船) 6,291円で90万株のブロックトレード(日本時間22日朝)
4506(住友ファーマ) 傘下の米子会社、製薬会社を売却
◇下落銘柄◇
4613(関西ペイント) 29日に自己株2,800万株を消却
1878(大東建) 従業員持ち株会向け第三者割当による自己株の処分実施(9月20日)
<今週の相場>
今週の日本株相場は、一進一退の展開となりそうだ。先週の日銀金融政策決定会合、米FOMCを波乱なく通過したことで、投資家のリスク許容度は高まっているとみられる。今後の適温相場継続への期待が高まるなか、米国株の上昇や対ドルでの円安基調が続く場合、日本株も一段と上値を試すことになろう。
〇年度末特有の需給要因には注意
一方、年度末前後における特有の需給要因が乱高下につながる可能性がある点には注意を払いたい。とくに、四半期末は企業の自社株買いが入りづらい季節性がある。実際に、自社株買いの動向を示す事業法人は2023年の各四半期末において売り越しとなっており、下値を支える効果は剥落しよう。また、株価の大幅な上昇によって、年度末前後は国内金融機関が機械的に日本株のウェートを減少させることも見込まれる。例年であれば、この時期は機関投資家の配当再投資(指数連動型ファンドによる配当金分の先物買い)が需給面の支えになると言われる。ただ、年金基金は日本株のウェートがすでに上限を超えているとみられ、再投資は行わず、そのままキャッシュアウトすることが予想される。昨年も同様の理由から3月末にかけてやや波乱の展開となった経緯もあり、これらの様な年度末特有の需給要因には警戒が必要となりそうだ。
〇好配当株への物色が強まろう
物色面では、3月期決算企業の期末配当取りの動きが活況となろう。とりわけ、今年は新NISA制度の開始が重なり、好配当株への関心が例年以上に高まっている印象を受ける。ただ、好配当株のなかでも3月のパフォーマンスにはやや格差が見られる。3月の主な好配当の業種別株価指数の騰落率では、卸売(商社)や銀行などが堅調である一方、鉄鋼や海運などはTOPIXをアンダーパフォームしている。来期の業績、それに伴う配当政策の動向によって、個別株の選別色が強まる可能性がある点には留意したい。その他、今週は12社の新規上場が予定されており、IPO銘柄やグロース銘柄が幕間つなぎ的に物色される可能性もありそうだ。
その他情報は下記⬇️から確認ください
https://okanejijyo.com/author/shojiro-sakamotos-earth-jp/