2020年読書6冊目「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 」真梨幸子 | 穏やかに生き急げッ!

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生き急がないと!って気ばかりが焦って結局、昨日何やってたっけ?の記録です。
映画・小説ネタはすべてネタバレですので見てない方は気をつけてくださいね。

2020年読書6冊目は真梨幸子

「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 」

 

 

あらすじ

 

一本の電話に、月刊グローブ編集部は騒然となった。複数の男女を凄絶なリンチの果てに殺した罪で起訴された下田健太。その母である下田茂子が独占取材に応じるというのだ。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になったフジコの育ての親でもあった。茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは……。50万部突破の大ベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』待望の続編。本書を読み終えた時、あの『殺人鬼フジコの衝動』のラストをもう一度読み直さずにはいられない! 【編集部より】本書は単独でもお読み頂けますが、『殺人鬼フジコの衝動』『私は、フジコ』のあとにお読み頂くと、より衝撃度が高まります。2015年11月13日(金)~ Hulu/J:COMにて全6話配信。主演:尾野真千子

(Amazonより)

 

感想は

 

『殺人鬼フジコの衝動』シーリズの完結篇です。

 

これも紙の本がイイです。読み進んでは戻っては「あれ?これは何だっけ?」と辞書みたいな読み方です。この小説は何度か読んでんですけどね。

 

この本の登場人物の相関図を載せてあるブログがあるので、それをちょいちょい見ながら読みました。

 

皆さんのフジコネタをサーフィンしているうちに

http://pastport.jp/user/meganexxx/timeline/%E3%83%95%E3%82%B8%E3%82%B3

っての見つけました。

(リンク転載して良かったのかな?でもリンク先って書いてあったし・・・)

 

このシリーズの年表があります。これを印刷して片手に持ちながら読めば良かったかもしれません。

 

 

これは、伏線を回収しきれなかったように思います。

 

・瀬川満知子は?ハヤシダなんだろうけど。

 

・東条亮は?

 

・Gテレビ開局記念番組 昭和34年団地生活疑似体験企画を

 持ち込んだ深田(女性)は誰?

 

・みっちゃんはなぜ吉永サツキを指名したの?

 なぜ、ボツになったフジコ再現ドラマの構成作家って

 知ってたの?

 

と、まぁ、疑問は残る小説です。

 

 

これも、この作者の作風に習い、ラストが「なるほど!そうかっ!」とはなりません。

 

「えっ!終わり?終わりなの?あとがきの後に続きが載ってるの?それともカバーの裏側に載ってる?」ってくらいスッキリしません。

 

そして、誰一人救われません。

 

 

 

 

でも、またこの疑問を忘れてストーリーがあやふやになった頃に読み返すってのを繰り返しています。

 

きっと5年後位にBook offに行って百円で買って来ると思います。

 

 

この本を読んで思ったことは『私は、フジコ』を読んで『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』を読むべし!!読むべし!!

です。

 

 

評点は

 退屈しない度    :★★★★☆

 人に勧める度        :★★★☆☆

 数年後に見返す度  :★★★★☆